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【ブロックチェーンTCG】クリプトスペルズのクラウドセールを前に、マイクリのプレセールでを振り返る

【ブロックチェーンTCG】クリプトスペルズのクラウドセールを前に、マイクリのプレセールでを振り返る

クリプトスペルズのクラウドセールが6月25日に開始されます。
クリプトスペルズのセール方法は、マイクリプトヒーローズと同じく在庫連動型ダッチオークションです。
マイクリプトヒーローズは、一番最初のプレセールでは、最高レアリティのLimited Legendaryとして、ナポレオンと織田信長が10体限定で10ETHから販売されました。
クリプトスペルズでも、Limited Legendaryが9体限定10ETHと、似た発行数、価格で販売が開始されます。

クラウドセールでどのような価格となるのかの参考になればと、マイクリプトヒーローズの最初のプレセールを振り返ります。

在庫連動型ダッチオークションとは

オークションは通常、低い価格からスタートし、一番高い価格を提示した人が落札をします。
ダッチオークションとは、その反対で、高い価格からスタートし、徐々に価格が下がる中、一番最初に入札をした人が落札をします。

在庫連動型ダッチオークションは、double jump.tokyoが特許を出願中のオークション方式です。

高い価格からスタートし、徐々に価格が下がる中、誰かが入札をすると、在庫数に合わせて現在の現在の価格が上昇します。
少なくなれば少なくなるほど、上昇率はあがり、最終的には一つが売れると次の価格が2倍近くに跳ね上がる事もあります。

クリプトスペルズのカード販売解説|在庫連動型ダッチオークションとは? | BlockchainGame Info (ブロックチェーンゲームインフォ)

クリプトスペルズのカード販売は6月25日から!上手に買うための必須知識をまとめました。

マイクリプトヒーローズのプレセールとは

マイクリプトヒーローズのプレセールは、2018年9月に開催されました。

販売されたアセットは、
リミテッドレジェンダリー 2種 各10体
レジェンダリーヒーロー 3種 各20体
エピックヒーロー 9種 各100体

開始価格は、以下の価格でスタートされました。
リミテッドレジェンダリー 10ETH
レジェンダリーヒーロー 2ETH
エピックヒーロー 0.1ETH

今でこそ、マイクリプトヒーローズのレジェンダリーは10ETH以上の値が付くことが少なくありませんが、
当時、リミテッドレジェンダリーの販売価格が10ETHと発表されたときには、それまでのブロックチェーンゲームのプレセールへの疲れなどから、高すぎる、中古車が買える、と物議を醸したこともありました。

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マイクリプトヒーローズのプレセールの販売結果は?

プレセールの販売結果は、初日に326ETHを売り上げ、プレセール全体では670ETHを売り上げました。
高いと言われたリミテッドレジェンダリーも、20体中18体が落札されました。
しかも、在庫連動型ダッチオークションにより、価格がどんどん上昇し、最終的にはリミテッドレジェンダリーは1体24ETHと2.5倍近くの価格で落札されました。

それぞれのヒーローの最終購入価格

マイクリプトヒーローズのプレセールは、GUMでの購入では無く、ETHEREUMでの購入であったため、EtherScanで落札価格が全て確認できます。
それぞれ一番最後に落札した人がいくらで落札したのか、調べて見ました。

リミテッドレジェンダリー(各10体中)

ナポレオン 15.186ETH(9体販売)
織田信長 24.039ETH(9体販売)

レジェンダリーヒーロー(各20体中)

曹操 6.559ETH(19体販売)
ジョージ・ワシントン 9.558ETH(19体販売)
レオナルド・ダ・ビンチ 9.444ETH(19体販売)

エピックヒーロー(各100体中)

張飛 1.715ETH(99体販売)
ナイチンゲール 5.14ETH(100体販売)
ベートーヴェン 0.587ETH(93体販売)
佐々木小次郎 0.748ETH(96体販売)
伊達政宗 1.96ETH(99体販売)
勝海舟 0.48ETH(93体販売)
ビリーザキッド 0.543ETH(93体販売)
トーマス・エジソン 0.46ETH(92体販売)
マルコ・ポーロ 0.542ETH(94体販売)

マイクリプトヒーローズのプレセールからわかること

最後の1体は価格が高くなる

リストでは、最後の1体は売れずに残ったヒーローが7種あります。
何故残ったのかと言うと、在庫連動型ダッチオークションの特質上、最後から2体目が売れた時の価格の上昇はとても大きく、二倍近くになるからです。

以下の画像は、プレセール終了時の最終価格ですが、
織田信長 32ETH
ナポレオン 30ETH
曹操 12ETH
ジョージワシントン 12ETH
ダビンチ 12ETH
と、ナポレオンや曹操は最後に販売された価格のほぼ2倍にて終了しています。

クリプトスペルズの在庫連動型ダッチオークションでは、マイクリプトヒーローズと、上昇率などの変数が違う、ゆるくなっている可能性もありますが、
最後の1枚は大きく価格が変わるため、注意が必要です。

入札速度が速いと価格は大きく上昇する。

エピックヒーローのナイチンゲールは、同程度の枚数売れた他のエピックよりも非常に高価格となっています。

ナイチンゲールは、非常に人気が高く、唯一早い段階で完売しました。
素早く在庫が減った為、0.1ETHから5.14ETHと50倍にも価格はあがりました。

在庫連動型ダッチオークションの価格は以下のような計算式で、在庫数が減る程上昇率が上がる仕組みとなっていることが予想されます。

落札後の価格=落札時の価格(前回落札後の価格-下降額×時間)×(1+上昇率変数×総発行数/在庫数)
(もう少し複雑な式かもしれませんが便宜上。)

早く連続して入札されるほど、ゆっくり入札されつづけるよりも高い価格へと上昇します。

人気の出そうなゴールドのカードは、レジェンダリーに比べて手ごろなため、多くの参加者が開幕と同時に購入し、クラウドセール開始とともに価格が数十倍に跳ね上がる可能性もあります。

マイクリプトヒーローズでは、連打での勝負が必要だと言われています。

クリプトスペルズのクラウドセール

さて、マイクリプトヒーローズのプレセールを振り返ったうえで、クリプトスペルズのクラウドセールでの価格設定や販売数を見てみましょう。

セールスケジュール

クラウドセールでは8種のカードの販売がアナウンスされています。

・6/25(Tue) 20:00–7/9(Tue) 19:00 クラウドセール#001(8種)

出典 : medium.com

開始価格

開始価格は、ETH換算で、
Limited Legendary 10ETH
Legend 2ETH
Gold 0.1ETH
と、マイクリプトヒーローズのプレセールの際の価格と同じ設定で販売が開始されるようです。

発行枚数

発行枚数も、Limited Legendary、Legendaryはマイクリプトヒーローズとほぼ同数での設定です。
Goldに関しては、マイクリプトヒーローズのエピック100枚に対して999枚と多めに設定されています。
マイクリプトヒーローズが3体の編成に対して、クリプトスペルズは30枚でデッキを組む為、およそ10倍の枚数として、ほぼ同程度の数と見れるかもはしれません。

レジェンド
最大発行枚数 :19枚(リミテッドレジェンド は最大発行枚数9枚)
デッキ制限枚数:1デッキ全体でレジェンド1枚制限

ゴールド
最大発行枚数 :999枚

シルバー
最大発行枚数 :9999枚

出典 : medium.com

販売されるカード

公式のMediumにて、Limited Legend二種と、Legend二種が現在公開されています。

Legendaryを手に入れるのならば

Limited Legendary、Legendaryはほぼマイクリプトヒーローズと同じ条件での販売になります。

もちろん、Legendaryはデッキに1枚しかいれることができない為、同じLegendaryカードを同じ人が複数枚買う事があまり無い(買い占めでの独占や、転売を除く)という点はありますが、同じような価格の動きをすることが予想されます。

そうすると、同じく最後の一枚は購入できる価格では無くなる可能性が高いため、購入すると決めたのならば、価格が下がる事を待つよりも、早めに入札をすることが必要かもしれません。

crypto_spells Dapps

【クリスペ】クリプトスペルズ(Crypto Spells)

◾️ゲーム概要
Crypto Spells(クリプトスペルズ)は、日本初のブロックチェーンを利用したトレーディングカードゲームです。2019年にリリースされ、NFTカードを用いたバトルや取引が可能なゲームで、プレイヤーはブロックチェーン技術に基づいたカードの所有権を持ち、ゲーム内外で取引ができます。プレイヤー同士の対戦や、定期的に開催されるトーナメントを通じて報酬を獲得することが可能です。

◾️コンテンツ
CryptoSpellsは、デジタルカードを使って戦略的なデッキを構築し、他のプレイヤーとPvP形式で対戦するトレーディングカードゲームです。カードはNFTとして発行され、所有者はそれを自由に売買できます。また、プレイヤーはバトルで勝利することでレベルアップし、チケットを獲得して新しいカードを得ることが可能です。

◾️機能
•NFTカード: EthereumとPolygonのブロックチェーン上で発行され、真の所有権が証明されるNFTカードです。
•マーケットプレイス: プレイヤーはカードをゲーム内外のマーケットで自由に取引でき、NFTカードはOpenSeaなどのプラットフォームでも取引可能です。
•プレイ・トゥ・アーン (P2E): PvPバトルやトーナメントを通じて報酬を得ることができ、稼ぐことを目的としたプレイスタイルが可能です。
•コミュニティイベント: トーナメント主催者やコミュニティへの貢献者に対して、報酬が与えられる仕組みがあります。

◾️基本情報
ゲームタイトル: CryptoSpells(クリプトスペルズ)
ジャンル: デジタルトレーディングカードゲーム(TCG)、NFT、Play-to-Earn (P2E)
対応機種: ブラウザ、モバイル(iOS/Android)
価格: 基本プレイ無料
開発状況: 2019年6月リリース済
P2E: PvPバトルやイベントを通じた報酬の獲得が可能
ブロックチェーン: Ethereum、Polygon、TCG Verse(Oasys L2)
トークン: TCGC、SPL
NFT: レア度の異なるトレーディングカードNFT、OpenSeaなどで取引可能
プロバイダー/開発者: CryptoGames Inc.
ホワイトペーパーURL: CryptoSpells公式サイト

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