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【インタビュー】炎上を超えて。 CryptoGames株式会社 小澤孝太氏 1/2

昨年10月にプレセールが炎上をし、その後改めて再出発を発表したCryptoSpells(クリプトスペルズ)。
今回、CryptoSpells(クリプトスペルズ)を制作するCryptoGames株式会社代表の小澤孝太氏にインタビューを行いました。

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自己紹介

小澤氏 : CryptoGames株式会社代表取締役の小澤です。学生の時に自分でファッションブランドの経営をしていまして、その後、株式会社サイバーエージェントに新卒で入社をしました。
そこから5年ほど、ゲーム関連事業3事業の立ち上げを責任者として経験し、今回起業しました。

ブロックチェーンゲームで起業した背景として、2017年末あたりにCryptoKittiesが海外で出てきて、周辺事業も含めて「ブロックチェーン×ゲーム」市場は確実に伸びると思っていました。
そして、やはりブロックチェーンゲームは仮想通貨交換業と賭博罪が絡んでいるため、レピュテーションリスクが高く、大企業が参入できないという問題があると思っていました。
これはリスクを取れるベンチャーがやるしかないと。

ブロックチェーンゲームは資金調達が難しい分野でもあるので、当初は資金調達を行う気もなく、個人で3000万ほど借金をして会社を立ち上げました。
会社は現在4名ほど。関係者全部合わせても10名弱のドベンチャーです。

CryptoSpells(クリプトスペルズ)プレセール中断の経緯

小澤氏 : プレセールは、2018年10月1日に開始をしまして、想定していた以上に話題になりました。
特に、ブロックチェーンユーザー以外の既存のソーシャルゲームユーザーに批判をいただきました。
10月2日に他の業界関係者と議論させていただいたうえで、続けた方が良いという意見もありましたが、私もチームもメンタル的に冷静な判断ができなくなっていたこともあり、もう1度白紙から見直そうと言う意味で、いったん中断の措置を10月3日に取りました。

【インタビュー】炎上を超えて。 CryptoGames株式会社 小澤孝太氏

浜田 : どんなところが多く批判されましたか?

小澤氏 : 批判されたところはかなりたくさんあるんですが、
弊社起因ですと、やはりゲームの説明部分にTCGのロゴなどを使用していた所が一番悪かったと大変反省しています

ブロックチェーンゲームに対しての批判もありました
紹介者報酬がマルチ商法やねずみ講のように見えるところや、リリースする前にカードを販売するのは詐欺なんじゃないかと言う部分などの批判もありました。

現状のブロックチェーンゲームはかなりユーザーが限られていて、イーサリアムを持ってウォレットを持つ所までそもそも来ているので、リテラシーが高くブロックチェーンゲームのプレセールなども理解されています。

クリプトスペルズのミッションの一つに、「ブロックチェーンの一般化」を掲げているんですが、これを一般に広げていく段階では、やはり批判が出てくるというのは想定できたので、詰めが甘かったと反省しています。

浜田 : 最近はソーシャルゲームユーザーに広げていこうという動きがブロックチェーンゲーム運営側にも出て来ているような印象もありますが、そこでまた衝突が生まれる可能性もあるわけですね。

小澤氏 : そうですね。
一方で、何もしなかったら衰退です。まだまだ市場が黎明期なので、「こうしたら炎上する」「この販売方法は成功した」など、どんどん事例を作っていくべきだと思ってます。

炎上中は「自分が黎明期の市場を潰してしまうんじゃないか」と罪悪感に苛まれていたのですが、とある方から、「市場はできるときはできるし、できないときはできない。こんなことで市場は潰れない」との言葉をいただきまして、また挑戦していいんだ、と励みになりました。

再開の決め手は?

小澤氏 : 開発自体はプレセールの中止後もずっとしていました。11月8日に今後の方針として下記を発表いたしました。

・バトル機能がリリースできる状態になるまで、プレセールは実施しない
・パートナー会社様との提携・連携

Twitterなどでユーザーの声をみていても、やはり一番ユーザーが心配な点が、「ゲームがリリースされないのでは」「継続的な運営がされるのか」という部分だと思いますので、
近々リリースを打つと思いますが、今回新たに資金調達も行う予定で、会社としての信用度や、少なくとも1年以上は確実に続けられる事を保証したうえでリリースできるようにしました。

また、こちらも発表は今後になりますが、みなさまのおかげでアドバイザーなどの運営体制の強化ができ、ユーザーに安心感を与える部分を構築した上で再開できそうです。

ブロックチェーンゲームはアセットが資産になると言われているものの、現状ではゲームが終わってしまって使用する場所が無くなると価値が無くなってしまう可能性が高いので、
ゲームがきちんと続けられるという基盤を固めた事がこの2か月くらいの動きでした。

浜田 : この2か月と言う事は、最初にプレセールをされたときはその基盤はなかったんですか?

小澤氏 : 資金調達は行わない予定でしたね。 今回も、キャッシュがなかったから資金調達をしたと言うよりは、様々な方から意見をもらったり、中期的にサービスが続くという信頼度を上げる為に資金調達を行いました。

続くかわからない所に投資をするのは怖いですから。

今後も批判覚悟で突っ込んでいきます

小澤氏 : 個人的に思っているのは、直近であと2回はご批判いただくと思っています。
1回目はリリースしたタイミングで、ソーシャルゲームと比較してクオリティが低いという面で批判されると思います。
2回目は実際にアセットが売買できるようになったタイミングで、価格が下がったとしたらもちろん批判されますし、価格が上がったとしてもバイヤーや投資家からカードを買わなければいけない、と批判されると思います。

浜田 : なるほど。

小澤氏 : あと市場が拡大してくると、場合によってはユーザーが消費者庁にクレームを入れるなどの数が増えてきて、ブロックチェーンゲーム自体の賭博性や投機性が大きく議題となると思います。ソシャゲのように協会や自主規制ガイドラインがでてきそうですね。

ソーシャルゲームもどんなゲームでも批判は来ますが、ブロックチェーンゲームはアセットが実際に価値を持っているので、ユーザーの期待値も高く、運営の難易度もより上がっていると思っています。

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著者について

浜田貴朗

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