ブロックチェーンカードゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ/クリスペ)」を運営する CryptoSpells 公式は、2025年12月15日をもって同サービスを停止することを発表した。
CryptoSpells は 2019年4月にベータ版を提供開始し、同年6月に正式リリース。日本国内におけるブロックチェーンTCG(トレーディングカードゲーム)の先駆けとして約6年半にわたり運営され、国内最大級のユーザー規模を誇ってきた。しかし、運営側は「収益性の観点から事業継続が困難である」とし、サービス停止を決断したという。
サービス停止後も、以下の機能は継続提供される予定だ。
・サービストップページの公開
・クリプトコラム(/media 配下)の運用
・NFT メタデータの配信
・ウォレットサービスや OpenSea 等の第三者サービスにおける NFT 取り扱い
ユーザーが所有する NFT が利用不能になるわけではなく、NFTの流通・閲覧は今後も保証される。
CryptoSpells の知的財産(IP)活用、ソースコードの利用、サービス受託・ライセンスアウト、スポンサーシップなどの相談については今後も受け付けるという。個人・法人・団体を問わず、興味のある関係者は連絡を呼びかけている。
なお、本サービス内の残高は資金決済法の適用外であるため 払い戻しは実施されない。公式はそのうえで、これまで長年にわたりCryptoSpellsを支えてきたユーザーへ深い感謝を述べ、「いつか何らかの形で再開できる日が訪れることを願っている」とコメントしている。
◾️ゲーム概要
Crypto Spells(クリプトスペルズ)は、日本初のブロックチェーンを利用したトレーディングカードゲームです。2019年にリリースされ、NFTカードを用いたバトルや取引が可能なゲームで、プレイヤーはブロックチェーン技術に基づいたカードの所有権を持ち、ゲーム内外で取引ができます。プレイヤー同士の対戦や、定期的に開催されるトーナメントを通じて報酬を獲得することが可能です。
◾️コンテンツ
CryptoSpellsは、デジタルカードを使って戦略的なデッキを構築し、他のプレイヤーとPvP形式で対戦するトレーディングカードゲームです。カードはNFTとして発行され、所有者はそれを自由に売買できます。また、プレイヤーはバトルで勝利することでレベルアップし、チケットを獲得して新しいカードを得ることが可能です。
◾️機能
•NFTカード: EthereumとPolygonのブロックチェーン上で発行され、真の所有権が証明されるNFTカードです。
•マーケットプレイス: プレイヤーはカードをゲーム内外のマーケットで自由に取引でき、NFTカードはOpenSeaなどのプラットフォームでも取引可能です。
•プレイ・トゥ・アーン (P2E): PvPバトルやトーナメントを通じて報酬を得ることができ、稼ぐことを目的としたプレイスタイルが可能です。
•コミュニティイベント: トーナメント主催者やコミュニティへの貢献者に対して、報酬が与えられる仕組みがあります。
◾️基本情報
ゲームタイトル: CryptoSpells(クリプトスペルズ)
ジャンル: デジタルトレーディングカードゲーム(TCG)、NFT、Play-to-Earn (P2E)
対応機種: ブラウザ、モバイル(iOS/Android)
価格: 基本プレイ無料
開発状況: 2019年6月リリース済
P2E: PvPバトルやイベントを通じた報酬の獲得が可能
ブロックチェーン: Ethereum、Polygon、TCG Verse(Oasys L2)
トークン: TCGC、SPL
NFT: レア度の異なるトレーディングカードNFT、OpenSeaなどで取引可能
プロバイダー/開発者: CryptoGames Inc.
ホワイトペーパーURL: CryptoSpells公式サイト