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【CryptoSpells】TCG × ブロックチェーンの可能性を考える第二回 コミュニティの運営の在り方 1/2

更新日

CryptoSpells(クリプトスペルズ)リリース前対談として、カードゲーム界の方々を交えて、TCG(トレーディングカードゲーム)、DCG(デジタルカードゲーム)から見たブロックチェーンゲームについて対談を行いました。
今回は第二回、コミュニティの在り方について、WILL Studioの宍戸氏が語ります。
今後のCryptoSpellsのコミュニティ運営の方針のヒントがちりばめられた第二回です。

第一回 ブロックチェーンの可能性
第二回 コミュニティの在り方
第三回 海外との違い
第四回 PvPについて
第五回 炎上を振り返る

▼対談参加者(写真左から)
宍戸英治氏(WILL STUDIO 株式会社 代表取締役:世界4位の売上実績を誇るTCG 「FORCE OF WILL」の生みの親)
小澤孝太氏(CryptoGames株式会社 代表取締役:「CryptoSpells」プロデューサー)
若山 史郎氏(株式会社チアード 代表取締役:日本最大級のTCG専門店「晴れる屋」元代表)
Koroneko氏(高校生で日本人初の「Hearthstone」プロゲーマー)

第一回はこちら

布教してくれるコミュニティ運営

【CryptoSpells】TCG × ブロックチェーンの可能性を考える第二回 コミュニティの運営の在り方

小澤氏 : ブロックチェーンゲーム では、カードがストックオプションのような存在になることが、今までのゲーム運営と大きく変わってくると言われています。初期にプロジェクトに共感してくれた方が、半運営のようなステークホルダーになるイメージですね。

人気のマイクリプトヒーローズでは、ユーザーが勝手に初心者ユーザーにキャラクターをあげたり、攻略情報教えたりしています。

宍戸氏 : 布教してくれるんですよね。
なぜかっていうとユーザーが増えると持っているアセットの価値も上がったり、コミュニティが盛り上がったり、よりゲームが楽しくなるからね。

小澤氏 : そうです。ブロックチェーンと同じで、インセンティブがあることで結果的に、みんな仲間になってくるっていうのがすごいいいところです。

宍戸氏 : Force of Willもそうでしたよ。やっぱり<b>ユーザーが布教してくれる以外ない</b>です。

若山氏 : アナログTCGとかもそうですよね。ショップで若い子が来ると、カード買えない事もある。じゃあいらないカードあげるよって。
そういうのは昔からあって、<b>やろうという第一歩がめちゃくちゃ大変なので、それを超えてくれた人はウェルカムという世界観</b>はニッチなゲームほど強いですよね、きっと。

小澤氏 : コミュニティが出来て結束力みたいなのができあがるんですか?

若山氏 : ニッチなゲームほど結束しないと滅びますからね。

宍戸氏 : そうですね。本当に結束しないと滅びるので、結束しましたね。

Force of Willのコミュニティ運営

宍戸氏 : Force of Willは、世界中で英語を中心にして、フランス人イタリア人ドイツ人スペイン人アジア人みんなでサポートしてくれた感じです。
サポートしてくれようとするところに、どうしても悪意を持って暴言を吐くようなユーザーは絶対いて、そういうプレイヤーって日本のパブリッシャーだと放置なわけですよ。
でも、強権発動でコミュニティも出入りも禁止して、「もうこいつアウト!」っていうのやりました。

その結果、そのコミュニティがいい状況で運営できるようになって、みんなが全員ジェントルマンみたいになりました。

小澤氏 : ブロックチェーンゲームでいくと、botや詐欺的な行為を行うような、エコシステムを壊すユーザーになるかもしれないですね。

宍戸氏 : そうすると、このコミュニティは暖かいっとなって、入ってくる人全員に丁寧に教えるようになっていき、ユーザー同士で布教していってくれて、ルールとか仕様も説明してくれました。
公式の回答が遅いのも、待っててくれ絶対回答くるからってユーザ同士が言ってくれて。

そういう信じられないような素晴らしいコミュニティになってヒットに至りました。

若山氏 : 温かい世界ですね。

宍戸氏 : コミュニティは最初は荒れることもあると思います。
大会もやっぱりチートする奴とか、暴言吐く奴とかいるじゃないですか。
お店でもトレード禁止にするとか出禁の人とかいっぱいいますし、<b>規律は絶対に必要</b>です。

小澤氏 : ルールづくりが必要なんですね。

宍戸氏 : そうそう、バランスとかルールとか、最新のメタの状況とか、ユーザの状況とか、ユーザーが居心地が良くなる環境を作ってあげる。
そしてちゃんと方針を言ってあげる。
「こっちじゃなくてこっちで行こうとしてるから」って言ってあげると、説明無くて「何でか分かんないけどそうなっちゃってる」っていう、ストレスがなくなって、「納得賛成はできないけれどもわかった」となってくれる。

アカウンタビリティを果たすと、賛成はできないが理解はした、お前の言うことはわかった、という理解は得られるので、<b>方向性をきちっと言ってあげるというのは、世界でやって行くんだったらすごく必要ですね。</b>
日本人は察する、忖度の文化なので、説明しないし、パブリッシャーも絶対に言わない。

小澤氏 : そっちの方が批判出そうですもんね、日本だと。

宍戸氏 : それを勇気をもってやったんですよ、海外で。それが上手くいきました。
最初はそういうのやっていいのかってわからなかったんですが、でもやっていいみたいなんですよね。

小澤氏 : Force of Willはそういう世界各国にユーザー代表みたいな方が、結束してコミュニティを盛り上げてくれたからヒットされたということですよね。

ブロックチェーンゲーム の場合、トークンがインセンティブの役割を果たします。コミュニティを盛り上げてくれた人にトークンをあげたり、<b>インセンティブによる「トークンコミュニティ」</b>を作ることができるので、さらに結束力は加速するではないかなあと思っています。

いまでも世界大会みたいな形で毎年各国を回っていらっしゃるんですよね。

宍戸氏 : そうそう。つい最近まで回ってました。
でもゴリゴリにやっている人なんて、ごく少数ですよ。この少数の意見を全て聞くと滅びちゃいますよ。90%カジュアルでいいかなっていう気がしますけどね。例えば先ほどの手に入らないカードとかあっていいのかなとは思います。

賞金かければeスポーツとか、コンペティティブにすればeスポーツなのか、とか色んな意見あるかもしれないですが、
<b>でもみんなでワイワイやって、100円じゃんけんでグーチョキーパーで一位決めたとかでも別に面白いとは思うし、SHOW要素があればテレビ番組としては成り立つじゃないですか。</b>
それは競技性の高いオリンピックを作りましょうとは別の話だと思うので、あまり混同しないようにしないと。


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著者について

浜田貴朗

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