ここ数週間の間に、相次いで国内のDapps業界に動きがありました。
国産Dappsに関して、現在判明している情報をまとめてみます。
国産Dappsがここにきて一気に増えてきました。
夏は、国産Dapps、しかもソーシャルゲーム開発会社の参入が数社予定されており、徐々に本格的に国内Dapps市場が盛り上がってきています。
国内Dapps情報を現在把握している範囲でまとめます。
つい先日、ついにリリースされました。
グッドラックスリーと、セレスによる共同開発アプリです。
クリプ豚の特殊な所は、国内Dappsで、しかもIos、Androidに配信されているアプリであるという点です。
Dappsと言えば一昔前のブラウザゲーム…あるいはそれ以下の所が多い…と言う印象もある中、アプリで、3Dで…と欲張りなアプリです。
この点は、Dappsに対してAppleが排除しようとする動きを見せている部分などもあり、動向が気になる部分でもります。
他に、現在、Ios、Androidにて配信されているDappsは、GoCryptobot!があります。
今年3月にアカウントが作成され、5月に発表されて以来、事前登録キャンペーンを経て、5000人を超える事前登録をTwitterにて集めました。
国産Dappsとしては最も注目度が高かったのではないでしょうか。
公式のツイッターは先月5月12日に投稿があってから更新が止まっています。
こちらは、dappsとは少し異なりますが、ブロックチェーン技術を用いて、「歩きながら、仮想通貨を稼げるゲーム」として話題を呼びました。
昨年12月に発表され、サービス開始時期は本年1月ごろだったものの、その後3月に事前登録再開のお知らせを出したきり、更新が止まっています。
フィジカロジカは、6月下旬にリリースが予定されているディフェンスゲームです。
現在事前登録の予約が開始されています。
11体のキャラクターが現在公開されており、かわいらしい世界観の下、ゲーム性のあるdappsとして期待されます。
β版が先日公開されましたが、評価があまり良くなかったことを受け、国盗りゲームへと変更へ舵を切りました。
先日ミートアップが開催され、その際のレポートがいくつかブログ記事としてTwitterにあがっていたので紹介します。
昨日のイーサ三国志のミートアップをザックリまとめ。気長にその時を待ちましょう。 #はてなブログ #dApps
— fukuhara@blockchain/dApps (@fukuhara_hdylw) June 21, 2018
イーサ三国志のミートアップは企業間交流会でした - 今日が最高レベルhttps://t.co/pAqXo7TJFg
ブログ更新!
— 伊丹ツカサ@Blockchain gamer (@itami0102) June 20, 2018
イーサ三国志のミートアップに参加しました。今後の展望など、ミートアップで聞けたことをまとめています。#イーサ三国志
イーサ三国志ミートアップに参加! 今後の展望について聞いてきた。 https://t.co/H3TbMhnzGy
エバーシステム株式会社が配信を発表した忍者ブロックチェーンゲームです。
「デジタルアセット(デジタル資産)をユーザー同士で取り合う戦略SLG」として紹介されています。
PCのブラウザゲームでの配信が予定されており、事前登録は1300名以上。
今月配信が予定されています。
育成ゲームです。
七月にプレスリリース、八月に育成、九月に対戦がスタートする事が発表されています。
こちらもフィジカロジカと同様、世界観がとても素敵ですね。
来月からの情報公開が待ち遠しい作品の一つです。
先月末、プレセールオークションが終了し、八月以降に正式版がリリースされる予定です。
運営者は公開されていませんが、日本人による開発がうわさされており、日本人向けの懐かしいドット絵から、日本国内からの注目が高いDappsです。
WAXとの提携も発表されており、モンスターを売りやすい仕組みが導入されることが期待されます。
The latest Tweets from CryptoAndDragonsJP (@CryptoNDragonsJ). 開発中のDAppゲームのアカウントです。 telegram:https://t.co/8AZHRz0KmE discord:https://t.co/dPZEN6BGf3. blockchain
double jump .tokyo株式会社により先日発表されたDappsです。
double jump.tokyo株式会社は、株式会社ディー・エル・イーのグループ会社で、株式会社ディー・エル・イーは、秘密結社鷹の爪などのコンテンツ事業や、「おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~」などのアプリ開発も行っています。
株式会社ディー・エル・イーではそのほかにBlockPunk Pte.と業務提携をし、映像製作スタジオ・クリエイター等に向けた、ブロックパンク独自のブロックチェーンソリューションを利用した分散型エンタテインメントプロジェクトを共同で展開する事が発表されています。
ゲーム+ブロックチェーンの注目もさることながら、エンターテインメント+ブロックチェーンも現在かなり注目が集まっている分野です。
MyCryptoHerosは、夏にリリースが予定されており、LoomNetworkを使用する事が発表されています。
ブロックチェーントレカサービスを本年7月に公開予定です。
本プロジェクトは前年10月に開始されたものの、11月に延期が発表されたプロジェクトですが、今月に入り、再開、リリース予定の発表等一気に動き出しました。
ティザーサイトを見る限り、イケメン・美少年ゲームではないかと予想されます。
株式会社アエリアは、A3!、アイ★チュウなどで知られる株式会社リベル・エンタテインメントや、株式会社アリスマティック、株式会社アスガルドと、株式会社エイタロウソフトと、ソーシャルゲームに強い関連会社が名を連ねています。
dappsかどうかは、まだ不明ですが、女性向けイケメンゲームは、dapps界に一気に女性ユーザーが流れ込むきっかけになるのではないかと期待が集まります。
アクセルマーク株式会社が発表をしたブロックチェーンゲーム第一弾です。
現在のところいつ配信されるか、どんなゲームなのかはまだ発表されていません。
アクセルマーク株式会社は、代表取締役社長の尾下氏が、先日プレイボーイ誌にdApps marketのダプマ氏と共にインタビューに登場するなど、
Dapps関連の情報発信を積極的に行っています。
アソビモ株式会社によるICOトークンです。
プレセールまで残り九日。7月4日15時からプレセールの開始が予定されています。
なお、プレセールの日程は、アソビモ株式会社が共同開催をする、TokenSkyの開催中に予定されており、TokenSkyでは7月4日はブロックチェーン+ゲームについての議論が予定されています。
登壇者は、イーサエモンの開発者、Nedrick氏や、Dappsゲームの第一人者のキヨスイ氏が予定されています。
アソビモ株式会社では様々なブロックチェーン関連のイベントやメディアを立ち上げ、プレセールに向けて精力的に動いています。
ASOBICOINが気になっている人は読んでください〜インタビュー記事です。
— キヨスイ@dApps (@kiyosui_goraku) May 26, 2018
アソビモ社にブロックチェーン参入(ASOBI COIN)について突撃インタビュー! - 仮想通貨ってなに? https://t.co/akauQUiuUI pic.twitter.com/LQFDaGozgR
また、同社が運営するAvavelOnlineにて、500万円分のASOBI COINをエアドロップする、AVABEL SUPER FIGHT!!を、6月29日、7月6日に予定しています。
GMOインターネット株式会社は、ゲームアプリ内で仮想通貨を報酬として配布できる「CryptoChipsクリプトチップス byGMO(以下、CryptoChips)」を、グループ会社を通じて2018年8月する予定です。
実装の第一弾として、「ウィムジカル ウォー」への実装を予定しており、
2018年8月よりゲーム内のプレイヤーランキングに応じてビットコインの配布を行う予定です。
ブロックチェーン上で動くものでは無く、報酬を配布できるシステムなので、Dappsとは違いますが、
すでにメジャーなゲーム上で、ゲーム=稼げるという認識が広がるのはとても興味深い事ではないでしょうか。
この夏は、様々な国内企業がひしめき合うようです。
おそらくこのほかにも、リリースに向けて動いている企業は複数あることでしょう。
ブロックチェーンゲーム関連銘柄として、株式会社モバイルファクトリー、AppBank株式会社、LINE株式会社、株式会社gumiなど、ソーシャルゲームでよく知られる企業が挙げられています。
上場企業もソーシャルゲームの専門企業もどんどん参戦しているdapps業界。
ソーシャルゲーム会社が本気で作ったdappsが大量に出てくる事で、これまでのdappsとは全く別の雰囲気ともなりそうですが、
一気にdapps業界に、認知や技術など、大きな変化が訪れる夏となるのではないでしょうか。