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JCBA NFTビジネスに関するガイドラインを公表

JCBA NFTビジネスに関するガイドラインを公表

一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(Japan Cryptoasset Business Association)略称JCBANFTに関するビジネスガイドラインを発表した。
JCBAの事業機会及びリスク等についての検討及び論点整理、販売や流通のルール整備を行うことを目的として活動するNFT部会が中心となり、NFTビジネスに関するガイドラインを作成した。

ガイドラインは、JCBAに加盟する事業者がNFT関連ビジネスに参入するにあたって考慮すべき様々な論点を整理したとしている。
これにより事業者の参入を促進し、かつ、会員企業によるNFT関連サービスの適正かつ円滑な運営を実現するとし、ユーザーにとって安心・安全な利用環境を提供し、健全な市場育成や充実した商品やサービスの選択肢拡充のベースになることを目指しているとしている。

作成の背景について「NFTの利用用途はゲーム内アイテムやトレーディングカード・芸術・骨董品・著作権物・電子債権など多岐に渡っていて、それらは既に資産性を持っており、事業として一定のポテンシャルがあると一方で利用用途が多岐に渡るが故に、既存及び新規のビジネスにおける各プレイヤーによる整理の方向性が異なっています。
そこで、NFT部会ではNFTに関する事業機会およびリスク等の論点整理として、ガイドラインの作成を行いました。」と説明している。

作成に関しては一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)と意見交換を行った。

JCBAは、「今後NFTの利用は様々なビジネス領域に広がると予想しており、業界内外の関連する団体や官公庁との間で建設的な議論を継続的に行い、NFTに対する認識を共有し理解を深めるとともに、業界や市場の変化に応じて、随時本ガイドラインの見直しを行って行い」また「今後、部会では本ガイドラインを基にNFTのユースケースを取りまとめ、会員企業のビジネスの活性化を目指していきます。」としている。

NFTビジネスに関するガイドラインは下記よりダウンロードが可能だ。
https://cryptocurrency-association.org/news/breakout/20210426-001/

今回作成されたNFTガイドラインは、ブロックチェーンゲームをユースケースとして作成されている。有価証券、前払式支払手段、暗号資産、為替取引、賭博法、景表法、 匿名性とプライバシー、セキュリティ、ユーザー保護と網羅されているため、NFTをゲーム内で取り扱うことを検討している事業者は確認しておいたほうが良いだろう。

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