国内外のブロックチェーントレーディングカードゲームを紹介します。「クリプトスペルズ」「コントラクトサーヴァント」「GodsUnchained」「Relentless」の4本!
日本国内では、ブロックチェーントレーディングカードゲームとして、クリプトスペルズに人気が集まっています。トレーディングカードゲームとブロックチェーンは相性がよく、海外でも開発が進められてきています。
そこでこの記事では、クリスペを含めて、国内外のブロックチェーントレーディングカードゲームの特徴・開発状況などを紹介していきます。
<クリプトスペルズの特徴>
・モバイルアプリ:あり
・プレイ:可能
・マーケット:未実装
・マッチング:おおよそいつの時間帯でもする
・ゲーム:ハースストーン・シャドーバース系
・課金:ETH(無料プレイも可能)
実際にサービスが可動している中で、国内外含めても最も進んでいるブロックチェーンTCGです。実際にプレイしている方もブロックチェーンゲームインフォの読者の方には多いと思います。
ハースストーンやシャドーバース系のTCGで、特定のレアリティ以上のカードがブロックチェーンに保管されるアセットとなっています。
現時点では、それらのブロックチェーンアセットをトレードするマーケットは実装されていませんが、将来的には可能となる予定です。また、単純な売買だけでなく、レンタルシステムも考えているというところが特徴的ですね。
ゲームのプレイは、モバイルアプリ・PCどちらからでも可能で、WEBアプリなのでウォレットがなくてもプレイすることが可能になっています。ETHがなくてもプレイできますし、ゲームをコツコツプレイしていれば無課金でもブロックチェーンアセットを入手することができます。初心者にもオススメのブロックチェーンTCGです。
◾️ゲーム概要
Crypto Spells(クリプトスペルズ)は、日本初のブロックチェーンを利用したトレーディングカードゲームです。2019年にリリースされ、NFTカードを用いたバトルや取引が可能なゲームで、プレイヤーはブロックチェーン技術に基づいたカードの所有権を持ち、ゲーム内外で取引ができます。プレイヤー同士の対戦や、定期的に開催されるトーナメントを通じて報酬を獲得することが可能です。
◾️コンテンツ
CryptoSpellsは、デジタルカードを使って戦略的なデッキを構築し、他のプレイヤーとPvP形式で対戦するトレーディングカードゲームです。カードはNFTとして発行され、所有者はそれを自由に売買できます。また、プレイヤーはバトルで勝利することでレベルアップし、チケットを獲得して新しいカードを得ることが可能です。
◾️機能
•NFTカード: EthereumとPolygonのブロックチェーン上で発行され、真の所有権が証明されるNFTカードです。
•マーケットプレイス: プレイヤーはカードをゲーム内外のマーケットで自由に取引でき、NFTカードはOpenSeaなどのプラットフォームでも取引可能です。
•プレイ・トゥ・アーン (P2E): PvPバトルやトーナメントを通じて報酬を得ることができ、稼ぐことを目的としたプレイスタイルが可能です。
•コミュニティイベント: トーナメント主催者やコミュニティへの貢献者に対して、報酬が与えられる仕組みがあります。
◾️基本情報
ゲームタイトル: CryptoSpells(クリプトスペルズ)
ジャンル: デジタルトレーディングカードゲーム(TCG)、NFT、Play-to-Earn (P2E)
対応機種: ブラウザ、モバイル(iOS/Android)
価格: 基本プレイ無料
開発状況: 2019年6月リリース済
P2E: PvPバトルやイベントを通じた報酬の獲得が可能
ブロックチェーン: Ethereum、Polygon、TCG Verse(Oasys L2)
トークン: TCGC、SPL
NFT: レア度の異なるトレーディングカードNFT、OpenSeaなどで取引可能
プロバイダー/開発者: CryptoGames Inc.
ホワイトペーパーURL: CryptoSpells公式サイト
<コントラクトサーヴァントの特徴>
・モバイルアプリ:開発中?
・プレイ:開発中
・マーケット:未実装
・マッチング:ー
・ゲーム:オートバトル
・課金:ETH(無料プレイも可能)
コントラクトサーヴァントは、アクセルマークが開発するブロックチェーンゲームで、カードをマス目に配置し、カードの能力に応じてオートバトルで試合が進んでいく、新感覚TCGです。
6月28日には試遊会も実施されており、リリースが近いのでは?と期待されています。
▼試遊会の様子はコチラの記事をどうぞ!
https://news.blockchaingame.jp/540
試遊会に参加したプレーヤーの話では、「難しい」「覚えるまでが大変」というコメントが有る一方で、「配置を変えただけで勝てるようになった」「奥が深い!」などのコメントも出ています。参入障壁を取っ払うために、チュートリアルには力を入れていくそうなので、リリースが楽しみですね!
試遊会はPCで行われていましたので、モバイルアプリがでるかは不明です。気軽にプレイするためにも、モバイルアプリは是非欲しいですね。
基本無料で遊べる新作の超本格派ブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント」が登場!ゲームで資産ができる新体験をしよう!
◆ゲーム紹介◆
サーヴァントと呼ばれるキャラクターカードによる陣形タクティカルバトルゲームです。
サーヴァントには、コモンサーヴァントとトークンサーヴァントが存在し、トークンサーヴァントはブロックチェーン上で管理されています。
またトークンサーヴァントは例え同じ絵柄のサーヴァントでも一つとして同じパラメーターの個体は存在しません。
毎週月曜日から開催されているリーグバトルで世界中のプレイヤーと順位を競い合い、一週間の開催期間を経て、
トークンサーヴァントや豪華アイテムなど魅力的な報酬を獲得しよう!!
▼ゲームプレイで資産を作ろう!
リーグ報酬などで獲得したトークンサーヴァントは、NFT(非代替性のトークン)として、自分の資産になります。
獲得したトークンサーヴァントはマーケット機能でのユーザー間取引により暗号資産のイーサリアム(ETH)と交換することも可能です!
※コモンサーヴァントはマーケットでの売買、また他ユーザーへの譲渡などはできません。
<ゴッズアンチェインドの特徴>
・モバイルアプリ:開発中
・プレイ:ベータ版としてプレイ可能
・マーケット:OpenSeaに出品のみ可能
・マッチング:時間帯による
・ゲーム:ハース・シャドバ系
・課金:ETH(無料プレイも可能)
ゴッズアンチェインドはプレセールでかなりの金額を集めたことで話題になったブロックチェーンTCGです。プレセールの売上の一部が世界大会の賞金になることでも話題を集めました。
現在はベータテスト中で、定期的にカードの効果などが見直されつつアップデートされています。海外プレーヤーはそこそこいるようで、時間帯によってはちゃんとマッチングします。日本人同士で遊びたい場合には、今は人数が少ないので、「せーの!」でマッチング開始ボタンを押せば、うまいことマッチングします。試してみてください。
カードの効果が確定して正式リリースされないと、OpenSeaでのトレードはできるようになりません。現在はカードを買って、ベータ版で遊ぶだけの状態です。
カードの効果はクリスペと比べるとかなり複雑で、それぞれのリーダーの特徴も際立っています。カードの種類が多い文、デッキ構築の面白さはゴッズアンチェインドに軍配が上がります。クリスペでは物足りないという方は、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
Gods Unchained TCG(Gods Unchained(ゴッズ アンチェインド)は美麗カードのトレーディングカードゲーム。AI対戦や、PVPモードがプレイできカードはNFTとして売買できます。
■タイトル:Gods Unchained(ゴッズアンチェインド
■ジャンル:トレーディングカードゲーム
■利用料金 : 基本プレイ料金無料
■対応機種:Windows / MacOS ,スマホ版は2023年後半にリリース予定
◾️リリース日:2019年10月
■ステータス : リリース中
■P2E:対応
■言語 : 英語
■ブロックチェーン : Ethereum, Immutable X
■NFT : カードNFT
■トークン: ERC-20 $GODS token
■提供会社/開発会社 : Immutable
<Relentless(リレントレス)の特徴>
・モバイルアプリ:あり
・プレイ:PC・スマホで可能
・マーケット:ゲーム内マーケットあり
・マッチング:ほとんどしない
・ゲーム:ハース・シャドバ系
・課金:ETH、TRXなど(無料プレイも可能)
リレントレスはもともとゾンビバトルグラウンドというタイトルで開発が進められていたゲームです。開発は、ブロックチェーンゲーム用のチェーンであるLOOMを開発している「LOOM NETWORK」です。
スマホのアプリでは、トークン化されたカードのパックを買うことはできないんですが、WEBサイトでは、ETHやTRXを使ってブロックチェーンアセットとなるカードを購入し、トレードすることができるようになっています。ただし、あまりプレーヤーはいないようで、マッチングもしないですし、トレードがどれだけ活発に行われているかもわかりません。
ゲーム自体は、クリスペやゴッズアンチェインドと同じタイプですが、若干ゲームのテンポが悪いのが気になります。
ネガティブなコメントをしてしまいましたが、既にアプリが出ていて、マーケットも実装されているのブロックチェーンTCGの中では、何気にRelentlessが一番しっかりしています。マーケティング次第では、まだ可能性はあるかなと思っています。
ゴッズアンチェインドと同じように、カードの効果は英語で書かれています。チュートリアルは日本語なので、日本へのローカライズも考えているようですが、まだまだ完全ではありません。今後に期待です。
<SkyWeaverの特徴>
・モバイルアプリ:実装予定
・プレイ:PC・スマホで可能となる予定
・マーケット:不明
・マッチング:まだプレイできない
・ゲーム:ハース・シャドバ系
・課金:ETH
SkyWeaverの特徴は、ヒーロー自身が他のカードと並んでバトルが進行していくことです。つまり、フィールドには常に最低1対はユニットがいる状態が続くということですね。クリスペやゴッズアンチェインドとは盤面有利のとり方が変わってきそうで楽しみです。
もう一つの特徴は、ユニット自身がスペルを持っている場合があるということ。ユニットを召喚し、マナを支払ってユニットの能力を発動することができます。このあたりはマジック・ザ・ギャザリングに近い仕様ですね。
ゲームのリリースはまだですが、プレイ動画はコチラから確認することができますので、気になる方はチェックしてみてください。
https://www.twitch.tv/videos/454072231