gumiの國光宏尚さんは新規事業領域であるモバイル動画、VR/AR、ブロックチェーンについて説明しました。
注力事業としている「FiNANCiE(フィナンシェ)」については、
夢を持つ個人が発行するトークンを、それを応援したい人が購入することで、トークンに価値が生まるサービスであり、夢を軸にした新しいファンコミュニティの形であると紹介しました。
また、國光さんは、よむネコ代表取締役社長でもあり、同社が提供しているVRゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」内のアイテムを獲得できるクエストイベントを実施し、その際に獲得することができるデジタルデータをNFT(代替が不可能なトークン)として発行する実証実験を始めた事を紹介、VRとブロックチェーン技術で実現可能な未来を、ソードアート・オンラインや映画レディ・プレイヤーワンを例に説明しました。
国光さんの終始独特のトークもあり、ブロックチェーンゲームの未来への熱い思いが感じられるセッションとなりました。
最後に主催であるBlockChainPROseedの藤本さんは、「来年は10倍の規模のカンファレンスにしたい」と話し、Hashportの吉田世博さんの挨拶でネットワーキングディナーが開催されました。
カンファレンスは招待制であった為、他のブロックチェーンゲーム関連のミートアップや、カンファレンスなどと比較すると積極的に会話している様子が印象的でした。
あちこちで登壇者への質問や、意見交換が行われていて、会場の熱気が伝わってきました。
セッション通して振り返ると、各社がしっかりとDApps、ブロックチェーンゲームのトレンドを意識しながら開発を進めていて、お互いをリスペクトし協力しながらプロダクトをアップデートしていること、そして業界全体も良い方向へ進んでいると感じました。
また、日本国内でIPを使ったNFTのプロジェクトや、また既存ゲームにNFTを導入したゲームの登場の発表もあり、凄いと思う一方で、そういったゲームはDAppsなのか?とも考えさせられましたが、業界が大きく発展していくためには、そういったNFT化されたゲームがしっかりリリースされ、一般ゲーマーに受けいれられる事も必要かもしれません。
ブロックチェーンゲームの日本からブロックチェーンゲームを世界的に盛り上げていこうという熱気を感じた素晴らしいカンファレンスだったのではないでしょうか、このレポートで少しでもその熱気が伝われば幸いです。