『De:Lithe Last Memories（ラスメモ）』がWeb3関連サービスを終了へ｜GEEKトークンやNFT機能に大きな影響

株式会社enishが開発・運営するブロックチェーンゲーム『Last Memories』（以下、ラスメモ）は、2025年6月11日に公式サイト内のプロデューサーレターを通じて、GEEKトークンおよびWeb3関連機能の終了を正式に発表しました。

今回の発表は、GEEKトークンの市場価値下落や取引所でのdelist（上場廃止）などを受けて、Web3サービス全体の見直しを行った結果によるものです。

公式発表：https://lastmemories.io/news/250611/

6月13日以降、段階的に以下の機能が停止・変更される予定です。

停止される主なサービス（対応済み含む）：
・GEEK変換（ウォレット内）
・GEEKショップ（ウォレット内）
・刻印BOXのドロップ
・NFTスターターパック販売
・PvP報酬や保有報酬から刻印BOXを削除
・xGEEK購入機能（Webサイト）
・ラスメモミニのNFT交換機能

今後予定されている対応：
・マーケットプレイス報酬通貨を xGEEK（earn）から xGEEK（lite）に変更
・GEEKエアドロップの前倒し終了（6/14〜6/20の1週間で配布）
・Roninチェーンへの対応中止

Web3機能の多くは停止しますが、F2Pゲームとしてのサービスは継続されます。

継続される要素には以下が含まれます：
・NFT使用によるGEEKBOXドロップ
・NFT購入特典の刻印BOX配布
・NFTのウォレット出し入れ・転送
・GEEK保有報酬（刻印BOXを除く）

また、xGEEKをGEEKに変換したいユーザーのために、「GEEK変換予約」機能が期間限定で提供されます（6/14〜7/14）。

変換レートは 1xGEEK = 30,000 GEEK（固定）
※対象は2025年4月30日までにチュートリアルを突破済のアカウントに限ります。

プレセール時にNFTドールを大量購入していたユーザーには、リアルグッズの申請受付も開始されています。対象となるSBT保有者は申請フォームから応募が可能です（締切：6月25日）。

加えて、SBT保有者向けの毎月のNFTドールおよびNFT装備の配布も8月まで継続予定とのことです。

プロデューサー・公文善之氏は、本件について「短期的なearn効率を重視しすぎたことで、トークノミクスが崩れた」と説明。トークン経済の再設計を試みたものの、GEEK価格の下落に歯止めがかからず、やむを得ずWeb3展開を終了する判断に至ったと明かしました。

ただし、『ラスメモ』自体はF2Pタイトルとして継続予定であり、NFT購入者への特典配布や基本ゲーム機能の提供は続行されます。

『Last Memories（ラスメモ）』は、GEEKトークンの価格崩壊と取引所でのdelistを受け、Web3関連のサービス提供を段階的に終了。ブロックチェーンゲームとしての機能は大きく後退しますが、今後はF2Pタイトルとしてサービスを継続していくとのことです。

Web3ゲーマーにとっては残念な知らせではあるものの、公式はNFT購入特典やユーザーの資産移行などに最大限対応するとしています。

情報元：https://lastmemories.io/news/250611/