TokenPocket代表の中村 昂平さんがパネラーになり、マイクリプトヒーローズのキングで知られる、yamaPさん、橋詰大造(アリヲリ)さん、Kyber Networkのエバンジェリスト堀次 泰介さんらによるパネルディスカッション。
マイクリへの投資額合計が1300ETH以上という、NFTインベスターの方々によるリアルなゲームNFT投資への考え方、失敗談などが話されました。
ソーシャルゲームへ課金する事との違いに関する話題では、金銭的なインセンティブがあるゆえに発生する相互の助け合いと、ユーザーが現実でのスキルを活かし、新しい経済圏が生まれている事が大きな違いであることが話されました。また課題としては、アセットの種類は制限されていても、種類が増えていくと、ソーシャルゲームと同様にアセット価値が下がるので、価値が損なわれることを防ぐ為にも、アセットの流動性が大事になるとの意見が交わされました。
最後にTokenPoketの中村さんは流動性を高めるためのメディアの役割について述べ、メディアは価値を伝える事が必要であり、新たなNFTインベスターが現れてくる環境やサービスを作っていくことが大事なのではと締めくくりました。
Animoca BrandsのGen Kanaiさんはブロックチェーンゲームでのブランド付きNFTの可能性について話されました。
Animoca Brandsは、The Sandbox、Crazy Kings、Crazy Defense Heroes などのゲームのほか、Garfiel、, Thomas & Friends™, Ever After High, ドラえもんなどの人気の知的財産をベースにした製品を揃えている事を紹介。
ブロックチェーンゲームでのIPのNFT事例として、F1®Delta TimeではF1公式アセットとしてプレセールで販売されたNFTが415ETHで落札されたと紹介されました。
モデレーター 吉田世博さん(Hashport)
パネリストととして伊藤佑介さん(博報堂)、大塚雄介さん(コインチェック)、白石 陽介さん(ディーカレット)、澤 紫臣さん(アマツ)が各々の立場からの視点で現状のDAppsの課題認識と今後の展望について議論が交わされました。
中でもコインチェックの大塚さんは、ブロックチェーンゲームの業界でも「ユーザーの中からヒーローが出て来て、このような場に登壇するのを来年望む」と述べ、ブロックチェーンゲーム業界の発展へ期待を寄せました。