木村 : これからブロックチェーンをリリースする際に、開発者にどういうものを求めていますか?
根本氏 : 面白い事ですね。
投資の面が注目されてはいますが、この一年間、ブロックチェーンゲームを触ってきて面白くないと続かないという事が確信に代わりました。
「投資」と言うより「ゲームであること」が個人的には求めている所ですね。
私も2018年の一年で考えが変わっていて、2018年の前半までは投資性や投機性が高いものが良いと思っていました。
というのも、中々ブロックチェーンゲームで面白いものを作るものが難しいと思っていて、ブロックチェーンゲームの特徴として「投資性」・「投機性」があったので、
「ゲーム性」はそこそこにして、「投資性」・「投機性」をメインにしたほうが相性がいいですし、「ゲーム性」で戦ってもPS4やNintendo Switch、ソシャゲには勝てないと思っていました。
でもやっぱり、ゲーム性が低いと、単純な作業や倍々ゲームになってきて、誰か損する人がいないとと稼げない世界になってしまい、根底としてあるのは「ゲームとしての面白さ」が必要だと考え方が変わりました。
そのゲームに対して、「投資」では無く「消費」したいと思わなければ「エコシステム」は回っていかないですし、お金を使ってでもやりたいと思える要素が必要だと思っています。
木村 : ゲームに対する思いがすごく伝わりましたが、どうしてそんなに根本さんはゲームへ熱い情熱をお持ちなんですか?
根本氏 : もともと昔からゲームは好きで、人生最初の夢がゲームデザイナーで、小学校のアルバムには世界一のゲームデザイナーと書いていました。
でも途中で、ゲームはかっこよくないと言うか、時間の無駄だし恥ずかしいという風潮があって、自分はその雰囲気に影響されてしまいました。
電車の中ですごいゲームをやりたくても、隣に女の子が座っていたらゲームを隠してKindleで真面目な本を読んだりしていたんですね。
でもゲームって本当はすごく面白いし、うまい事は自慢できる、スポーツと同格だと思っています。
なのでゲームをやるのが「かっこいい」とか、「すごい」と思われるような世の中になったらいいですし、どうやったらそういう世界になるのって時、「稼げる」ということが大事だと思いました。
職業として稼ぐなら、E-Sportsの選手やゲーム配信がありますが、その場合は、自分が表に出ないといけない。
ゲームで稼ぐには喋れたり、スター性があったりすることが必要で、ゲームと、もう一つくらい才能が無ければいけない。
でも中にはただゲームだけやっていたいという人もいる。
そういう人たちが輝ける場になるのが、ブロックチェーンゲームになるのではと思っています。
ゲーマーが社会的地位を得るために生きる道として、ブロックチェーンゲームが来るんではないかと、熱いものを感じています。
今回、この後に、コントラクトサーヴァントのプロデューサー田中と対談の形式で2018年の振り返りとこれからを行いました。
後半もこうご期待ください。
ブロックチェーンゲーマーの根本晃氏とコントラクトサーヴァントのプロデューサーの田中和之氏が対談を行いました。
ブロックチェーンゲーム業界の振り返りとこれからをお送りします。
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