MyCryptoHeroesへのアドバイザリー参画、コントラクトサーヴァントとのアドバイザー契約など、多くのブロックチェーンゲームへ影響を与えている根本氏。
今回、どんなゲームに根本氏が惹かれるのか。これからどんなゲームが出てきてほしいのかについてインタビューを行いました。
根本氏 : ブロックチェーンゲーマーとして活動していて、ブロックチェーンゲームのプレイや情報収集をしてこれは伝えたいなと言う情報をTwitterやブログで発信しています。
木村 : 12月にコントラクトサーヴァントとアドバイザーの発表をされましたが、どうしてコントラクトサーヴァントとアドバイザーの契約を結ぼうと決意されたんですか?
根本氏 : いくつか理由がありまして、まず、カードのデザインが良かった事です。
これまでブロックチェーンゲームに対する皆さんの反応を見ていても、キャラデザインやグラフィックが良いか悪いかで反応が変わってきました。
その中で、日本人が好みそうなキャラクターが多かったので目を惹かれました。
そして、その当時、プレイ中に操作の介入予知があるゲームがまだまだできていない中で、どこかに戦略性や面白さをもっていくとしたら、パーティー編成に面白さを作り出すしかないと思っていました。
そんな中で、5×3マスの配置で決まるのは、ブロックチェーンゲームの中で最大限に幅が広がるのではと思ったことが二つ目ですね。
それと、いろんなところに限界がある中で、デザインが良かったり、バトルの前に戦略性を持たせるなど、現実を見据えたゲームデザインをしていると言う点です。
あとは、直感を大事にしています。
ゲームの情報を集めていた時に、すごいワクワクするゲームってそれなりにヒットする傾向が自分の中であって、コントラクトサーヴァントはワクワクときたので契約を結びました。
根本氏 : 今まで自分がソーシャルゲームやブロックチェーンゲームをやっていた時、見た目が良いアセットは自分の気持ちが乗っかたり、お金を払ってでもおいかけたくなりました。
はまっていたゲームだと、見た目が良いキャラクターが出てきたときはムキになってガチャを回すくらい、デザインは重視していましたね。
なので、プレイヤーの継続性やどれだけお金を使ってでも手に入れたくなるかと言う部分で、デザインはかなり重要だと思います。
木村 : 今までのブロックチェーンゲームだとデザインはどれが良かったですか?
根本氏 : イーサエモンですね。
あれも日本人に受け入れられやすく、私好みで、高いモンスターではなければ、デザイン重視で買っていました。
かっこいいモンスターは欲しくなるじゃないですか。
それと、My Crypto Heroes。
昔ながらのゲームっぽい雰囲気ですけど、キャラクターデザインがすごく良いです。
木村 : 戦略性で言うと他のブロックチェーンゲームでどんなゲームがありましたか?
根本氏: 今のところは、My Crypto Heroesぐらいですね。
単純に強いキャラを並べたからって勝てるわけじゃない所が、主な戦略性と思っています。
3対3ではあるんですが、アートエディット機能や武器に名前をつけるとステータスが変化したり、自分なりのカスタマイズ要素があるので、同じ3対3の編成でも差異が生まれてきます。
そこが戦略性に深みを増していると感じるポイントですね。
根本氏 : 失敗した過去のゲームのプロジェクトを見ると、ビジョンが壮大すぎるなど、
ロードマップを見ると一年後にリリースされるようなスピードだったり。
この業界はすごいスピードが速い業界なのでピンとこなかったりするんですよね。
ビジョンを描くのは大事なんですが、今出来る範囲内で最大限でできるものをつくろうとしているかは結構大事だと思っています。
捨てるところは捨てるというか。
木村 : 確かに、今年の前半グラフィックがすごいゲームがたくさん発表されていましたが、まだリリースされていないですね。
根本氏 : そうですね。My Crypto Heroesは、デザインやUIに最初はこりすぎずにやるということがうまくいった理由になったのかなと思いますね。
木村 : 直観でわくわくするポイントとは?
根本氏 : もうそこは直観なので(笑)
昔から大事にしている事で、人生の選択をする時にわくわくに従ったら結構うまくいくことが多かったんです。
例えば公認会計士の試験や模試でテストを配られた時に、すごいわくわくぞくぞくした時はめちゃくちゃ点数が良かったり、
ゲーム株もやっていたころがあったんですが、リリースしたゲームを触ってみて、「触ってみたらワクワクした」、「これいける」と思って株を買ったらストップ高になったり、
ワクワクを信じて行動したら、うまくいったことが多かったです。
根拠と言うと難しいんですけど、自分の一つの決め方として大事にしています。
木村 : デザインや現実性の積み重ねがもしかしたらわくわくするポイントにたどり着いたのかもしれませんね。