今年三月から進められている、PvPゲームのCryptoFightsですが、Enjinを採用する事が新たに発表されました。
After learning about Enjin Coin @enjin we have now adopted the ENJ Coin platform and are going to use this to back ALL of our items. https://t.co/UrlidBs42Y @EnjinKorea #dapps #cryptogaming #ethereum #cryptogame #blockchaingame #gaming #cryptogamers #blockchaingame pic.twitter.com/4imnJVVmxr
— Crypto Fights (@CryptoFights) August 6, 2018
Enjinと言えば、7月末にプレセールを開始したWarOfCryptoが採用しており、また、9LivesArenaなど、期待のゲームがEnjinのプラットフォームを使って開発が進められています。
今年6月には、E3にWarOfCryptoと出展しています。
先週末、ブロックチェーンゲームが世界最大級のゲームイベントに出展し、ブロックチェーンゲームが出展されました。
20万人に利用されているオンラインゲームのプラットフォームで、コミュニティの作成が行えます。
ギルドの専用コミュニティや、Eスポーツのチームの為のホームページが簡単に作成できるプラットフォームです。
EnjinCoinとは、Enjinが開発をした、ブロックチェーンゲームを構築する為のオールインワンプラットフォームです。資産の作成、統合などが簡単に行えます。
EnjinCoinは、Enjinが開発をした、ERC-1155を実装するという部分が注目されています。
Enjinの共同設立者&CTOである、Witek Radomski氏が作成した、新しい規格のトークンです。
一言で説明すると、複数のトークン(アイテムやコイン)を複数の送信先に、まとめて一回のトランザクションで送信する事が出来る規格です。
これまで、複数のアイテムを相手に渡す時などは、アイテムの個数分のトランザクションが必要でした。
その都度、ガス代が発生し、やり取りが複雑になるほどガス代が高くついてしまっていました。
一つにまとめる事で、ガス代が発生する回数も1回となり、コストが非常に割安になります。
Ethereum Request for Commentsの頭文字をとったもので、Ethereum に関連する技術仕様の提案書です。
提案書は最終的にEIP(Ethereum Improvement Proposal)により採択されます。
The Ethereum Improvement Proposal repository
提案された順番に番号が振られていき、ERC20なら20番目、721なら721番目の文章を示します。
中でも、ERC20とERC721の二つが重要です。
ERC20では、同じ1つのトークンはほかのトークンと同じ価値を持ちます。
1円=1円の関係です。
コインを発行する場合などは、ERC20を使用します。
これに対して、ERC721は、同じ1つのトークンが、他のトークンと同じ価値を持たないものです。(NFG NonFungibleToken)
貴方の猫≠誰かの猫
同じ猫1匹だから交換してと言われても嫌ですよね。
交換不可能なアイテムをトークンとして保存する時は、ERC721を使用します。
CryptoKittiesにより採用されたことで一躍有名になりました。
ほとんどのDAPPSが、このERC20(あるいは223等改良したもの)とERC721を使用しています。
このほか、ERC998と言う、複数のトークンをパッケージ化する規格も有名です。
ERC1155では、ERC20とERC720をどちらも持たせることができます。
しかも、複数の宛先に届ける事が出来ます。
現時点では、そこまで複数のアイテムをまとめて送る事はありませんが、
WarOfCryptoや、9LivesArenaなど、3Dで、キャラクターのカスタマイズ性が多岐にわたりそうな物や複雑な経済が流れるゲームでは、
今後需要が高まっていく技術ではないかと思います。