新しいNFTマーケットプレイスのRaribleについて紹介します。Raribleでは自分のNFTを作ることもできます。
NFTのマーケットプレイスといえば、OpenSeaやmiimeを使っている方が多いと思いますが、最近話題になっているのは、「Rarible」です。
ブロックチェーンゲーマーの中には、Raribleのトークン「RARI」の配布でお小遣いが入ってきた方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Raribleの概要と自分のNFTを発行する方法を紹介します。
Raribleは、アートメインのNFTマーケットプレイスです。
OpenSeaと異なり、マイクリなどのブロックチェーンゲームNFTの取り扱いは今のところありません。(出品自体は可能)
静止画だけでなくGIFもあり、眺めているだけでも結構楽しいです。PCでは、画面下部に最近売れたアートが表示されていますので、どんなアートが売れているかチェックしてみてください。
OpenSeaとの大きな違いは、最近流行りのガバナンストークン「RARI」が実装されている点。ガバナンストークンとは、運営方針を決めるための投票権のようなもの。RARIのディストリビューション方針などもここで決まります。
また、Raribleではとても簡単に、自分で発行するNFTにロイヤリティの設定をしたり、購入した人だけが見れるコンテンツを設定することが可能となっています。
RARIはRaribleのガバナンストークンで、Raribleが自律分散型の組織となることを目指して作られています。
用途は次の通り。
・Raribleの開発方針への提案や投票
・クリエイターの管理
・注目アートワークのキュレーション
RARIを持っていると、Raribleの取引手数料や新しく実装する機能などに関する投票ができます。
ガバナンストークンとしての投票以外に、アート販売プラットフォームらしい用途もあります。「今週のピックアップアート!」のように、おすすめアートのキュレーションをすることができます。
RARIの入手方法は、次の通り。
・Raribleマーケットで売買する
・エアドロップでもらう
・Uniswapなどで購入する
Raribleを利用することでもらうことができます。具体的には、マーケットでの買い手と売り手に毎週配布されていきます。買い手と売り手で50%ずつの配分です。毎週日曜日に75,000RARIが配布され、7月19日から200週間行われていきます。今後RARIを入手するなら、基本的にはこの方法になります。
2つ目は、今回ブロックチェーンゲーマーの間で話題になったエアドロップです。2020年7月15日の既存ユーザーと7月20日までに販売が記録されているNFTのホルダーに配布されました。
3つ目はUniswapなどで購入する方法ですが、これは推奨しません。DeFiのトークンと違って、RARIの流動性提供をしてRARIがあればさらにRARIがもらえるみたいなことはないですからね。
トップページの「Create」からNFTを作っていくことができます。NFTは発行数1の「Single」と、複数発行の「Multiple」を選ぶことができます。試すのであれば、まずはSingleからやりましょう。gas代かかりますので。
NFTの画像をアップロードしたり、名前や説明、価格などを入力していきます。
Royalitiesとは、NFTが取引されたときにあなたに入る収入の割合です。コンテンツが転売されていっても著作権者に報酬が入り続ける仕組みを作れるので面白いですね。
各種トランザクションを承認し、販売の署名をすればマーケットに並びます。
My collectiblesから出品したNFTを確認することができます。右上の「…」から、価格変更、ギフト、出品取りやめなどができます。
マーケット周りの基本的な使い方はOpenSeaやmiimeと同じなので、使ったことのある方はすんなりできると思います。
NFTアートのマーケットプレイス「Rarible」についてまとめました。ガバナンストークンやロイヤリティ・購入者限定コンテンツの設定など、従来のNFTマーケットプレイスとは差別化されているマーケットだと思います。
自分のイラストやコンテンツをNFT化して販売してみたい方は、一度Raribleを使ってみてはいかがでしょうか。