時価総額ランキング5位に位置するライトコイン(LTC)が8月に半減期を予定しています。
半減期は価格にどのような影響を与えるのでしょうか。ライトコインの特徴も含め解説します。
ライトコイン(LTC)は2011年10月に公開された暗号通貨でビットコイン(BTC)のスケーラビリティ問題を解決するべく生まれました。
元GoogleのエンジニアCharlie Lee(チャーリー・リー)氏によって開発され、数あるアルトコインの中で1番歴史の古い暗号通貨になります。
【通貨名】
➤Litecoin(ライトコイン)
【通貨単位】
➤LTC
【発行日】
➤2011年10月
【公式サイト】
➤https://litecoin.org/
【ソースコード】
➤https://github.com/litecoin-project
【コンセンサスアルゴリズム】
➤Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)
【ハッシュアルゴリズム】
➤Scrypt
【公式Twitter】
➤https://twitter.com/litecoin
【テレグラム】
➤https://t.me/Litecoin
【現在流通量】
➤61,746,886 LTC
【最大供給量】
➤84,000,000 LTC
【購入可能取引所】
➤国内:GMOコイン BitPoint bitbank Coincheck
➤海外:Binance Bittrex
【現在価格】
➤9,406円
【時価総額ランキング】
➤5位(2019年5月13日現在)
ライトコイン(LTC)はビットコイン(BTC)から派生して生まれました。
発行総量はビットコイン(BTC)の4倍で8400万LTCとされ、ビットコインのブロック生成時間が10分に対して、ライトコイン(LTC)は2.5分と1/4に調整されています。
このことから、ビットコインのようにハードフォークする必要もなく、決済をはじめとする膨大なトランザクションにまで対応できるよう設計されています。
ライトコインはアトミックスワップに成功した数少ない通貨の一つです。
アトミックスワップとは、第三者を介さず取引相手との直接交換できる仕組みで、双方とも取引に用いる資産を用意するまで取引が成立しないため、安全性が高いと言われています。
ライトコインは2017年5月Segwit(セグウィット)の実装を完了しています。
Segwitとは、Segregated Wittness(セグレゲイティッド・ウィットネス) の省略で、署名領域を分離するということです。「ウィットネス」が署名で「セグレゲイト」が分離です。
Segwitの導入により承認が早くなり、取引手数料が減少するなどメリットが生まれます。
ライトコインは2015年8月に半減期を終えました。
この時、マイニング報酬50LTCから25LTCに減少、2019年5月8日、ライトコインは2度目の半減期を迎える予定で、それに伴い現在の25LTCから12.5LTCに半減することになります。
一般的にPoW(プルーフ・オブ・ワーク)のコンセンサスアルゴリズムを採用し、マイニングを必要とする暗号通貨は価格が上昇しやすいと言われています。
半減期とはマイニングに参加することで得られる報酬額が半分に減額されるタイミングを指し、同時に供給量も1/2になります。
マイニングを行う人(グループ)をマイナーと呼びますが、取引の検証を行った報酬として、新たに発行された暗号通貨が与えられます。
ビットコイン、ライトコインなど発行上限が決められており、マイニングの検証が済む度に新規で発行された通貨が市場に流通します。
この流通量を抑えるために多くの暗号通貨は半減期を設定しており、ライトコインもその内の一つです。
マイナーは報酬で得られる通貨(新規発行)が減るので報酬額は減ることになりますが、市場に出回る量が1/2と減るので、需要と供給の関係でその通貨自体の価値が上がりやすくなります。
このことから半減期を迎える通貨は、価格が上昇しやすいと言われています。
Litecoin Block Reward Halving Countdown website