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【インタビュー】Cocos-BCXとは。 Cocos-BCX Japan 藤田氏 阿部氏 1/2

2018-12-27

今年9月に4000万ドルを調達し、今後dAppsゲームのメインストリームになるかもしれないと期待される、
ゲーム開発のオープンソースとして有名なCocos2d-xによるブロックチェーンプラットフォームのCocos-BCX。

BlockchainGameInfoの木村がCocos-BCX Japanの藤田浩邦氏と、阿部心愛氏にインタビューを行いました。

自己紹介

藤田氏 : 私は元々、研究畑の出身で2010年からゲーム業界に入り元々は中国のChukong Technologies社の日本支社で責任者でした。
今年の旧正月前後に、Cocos-BCXより日本国内でも展開したいから日本をお願いできないかと言われ、Cocos-BCX Japanの総責任者になりました。

Cocos-BCXは、去年の後半からChukong Technologies社の経営者が、「ブロックチェーンであればユーザーが貢献してくれるコミュニティ系のオープンソースが親和性高いのでは」と考え、
Cocos2d-xの中心メンバーと中国ブロックチェーン業界で有名な開発者兼投資家が率いるチームを合わせてプロジェクトをスタートしました。

COCOS-BCXとは?

藤田氏 : ブロックチェーンの専門知識がなくてもブロックチェーゲームそしてハイブリッドゲームの開発ができるフルスタックソルーションとプラットフォームです。
一般ゲームを開発する人は、ブロックチェーンの技術を取り入れてから開発することがなかなか難しい。
そこで、既存のゲーム開発者でブロックチェーンの知識が無くても、このSDKを使えば既存のゲームの作り方で、ブロックチェーンを扱えるようになります。

ツールとしては、ウォレット、ブラウザー、エクスチェンジゲートウェイ、アセット取引所があり、改良されたDposとNHAS−1808基準でユーザーにストレスを感じさせず、かつしっかりとしたアセット管理のできるマルチ対応のミドルウェアとプラットフォームを目指しています。

Cocos-BCXのメリットについて

藤田氏 : 既にdAppsの開発をしている方々に対しては、スケーラビリティを解消できる点がメリットです。
DPosを改良し、トランザクション処理を細かく分解して、リスポンス、キュー、認証、仮想マシン、インタープリター、コンテナなどを最適化する事で、現時点では、TPS=3300で入るようになりました。
また、今後改良されたDAGと言う仕組みも導入する予定なので、もっとスピードアップが出来るでしょう。
順序良く開発をしていく予定です。

dAppsの会社でないゲーム会社にとっては、普通の開発者でもこういうゲームを作れるという、敷居の低さをアピールすることができます。

木村 : 今までCocos2d-xを触っていたエンジニアは、同じインターフェイスや言語で利用できるんですか?

藤田氏 : そうですね。
ただし、Cocos-BCXにはCocos-BCXのインターフェイスを用意しますので、SDKを組み込めばこういうサービスをできますよと言う形です。

それと、今現在ブロックチェーンを開発するには、それぞれのウォレットを取り入れなければいけないんですね。
そういうのをしなくても、プラットフォームがあるのでCocos-BCXだけでも対応できますよというのも一つのメリットだと思います。

他のチェーンとやり取りできるようにするのも一つですね。
例えば、通常だとEthereumとEOSのチェーンは完全に分けなければなりませんが。Cocos-BCXの場合だと両方とも同時に扱えるようにしているのでそれも一つの特徴です。

そもそもdAppsは、プレイしてくれる人があまりいないのに、チェーンの関係で分断されてしまうのはもったいない。それが一つのメリットだと思っていますね。

プロダクトの開発状況は?

12月の21日にテストネットを公開する予定です。
それに合わせて、アイテムのマーケット(JS SDK)、Itemexと言うクラウドファンディング、オークションなどの取引が出来るdApps、ウォレット、ブラウザ、ユーザーシステム、スロット、など、別途公開する予定です。

ゲームとしてはシューティングゲームを一つと、スロットゲームを公開する予定です。
それは、一般ユーザー向けにテストをしてもらう意味合いで公開します。
その後は、テスト開発のチームを募集して行きたいと思います。

木村 : ウォレットまで開発するんですか?

藤田氏 : 今のところ、日本国内の開発者と組んでやっていきたいと思っています。
うちのSDKの中に組み込まれる可能性もありますし、ウォレット機能もココスSDKから呼び出せるようにする予定です。

日本市場について

木村 : 日本市場は藤田さんから見てどうですか?

藤田氏 : 日本はゲーム大国でユーザーも多いし、かつ、アイディア・イラストもとにかくユーザーが貢献できるエネルギーがすごく高い同人文化があります。
しかし、いろんな人が貢献しているにも関わらず、ゲームの中では無く、コミケなどのよそでやるしかない。

それが、ゲームの中でいろいろと貢献できるようになれば、ユーザーがこのゲームの中で一生懸命貢献出来るようになるのではと思っています。

そういう部分で、すごく日本に対する期待は高いですね。

面白いゲームを作れるか作れないかと言うと、世界各国どの国でも作れるとは思いますが、これほど同人文化のアイディアがある日本は、特別だと思います。

ブロックチェーンは私からみれば、分散型や改ざんできないというのが一つのポイントと思いますが、ユーザーが貢献できるようなものが、一番合うのではと思っています。

日本でのコミュニティ運営は?

木村 : プロモーションとして、コミュニティ形成が重要になってくるのではないかと思いますが、どのようなコミュニティを形成する予定でしょうか。

藤田氏 : それは、(阿部氏を指しながら)Cocosちゃんから。(笑)

木村 : あ!阿部さんがCocosちゃんなんですね。

出展 : Cocosちゃんは顔出しNG

藤田氏 : 阿部はブロックチェーンの基本の調査や、現状などの資料をまとめてもらっています。
アシスタント兼、20代の視点で日本国内のブロックチェーンを自分なりの視点で見てもらっています。

阿部氏 : 私自身がちゃんと考えて書いているんだよというのをわかるようにしたいので、親近感があるようにやっていきたいと思っています。

藤田氏 : 海外発のプロジェクトなので、日本国内で運営するのはゼロベースで運営していくところが多いんですが、幸い、Cocos2d-xというのが先にあって、FBでもファンページがあるので、Cocos-BCXツイッターやディスコードに、もともと存在していたCocos2d-xのユーザーたちを入れていくのが一つですね。
もう一つは、Cocos-BCXはブロックチェーンのプロジェクトなので、dAppsの会社、ブロックチェーンに興味がある方、仮想通貨に興味を持っている人にも来てほしい。

最初はツイッターから始め、同時にメディアへの露出をしなければいけない。
オフラインのイベントもやらなければいけない。

体制を整えてからテレグラムをやっていく予定ですね。

Cocos-BCXのコミュニティを盛り上げていくにはインセンティブが必要なので、オフラインのコミュニティでどれだけ貢献できるかKPIと基準を設けてインセンティブを与えられる仕組みを作っていきたいですね。

今後の展望や目標について

藤田氏 : 先ほど日本市場の話をした時もそうですが、ゲーム業界の既存のビジネスモデル以外に、違う可能性を模索していきたいですね。
ブロックチェーンの要素はゲーム業界の中に取り入れられてもおかしくない流れが来ています。

ゲーム業界に対して、既存のやり方とは違う可能性として、ユーザーも貢献できる仕組みが提供できるようになるのではないか。
そこから、ユーザーが貢献したものが、「アセット」と言う形で自分の物にもなり、大好きな人にあげる事もできるし、誰かに残したいと思えば残せるし、売買も出来るという、面白い将来が来るんではないかなと思います。

なので、これからもゲーム以外にも、同人文化の将来の可能性を考えていきたいです。ブロックチェーンの中での同人文化の取引はすごく、良いものになるのではないかと思っています。

今までのCocos2d-xは、オープンソースとしてお金を取らずにミドルウェアとしてインフラを提供してきました。
Cocos-BCXもそのスタンスをベースに、ブロックチェーンをやってみたい開発者にそういう環境を提供出来たらいいなと思っています。

まとめ

藤田様、阿部様、お忙しい中お時間をいただき誠にありがとうございます。
Cocos-BCXの続報を引き続き期待しております。

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ブロックチェーンゲームインフォ 浜田

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