8月2日に開催されたミートアップにてDyverseがどんなサービスなのかが見えてきました。
ブロックチェーン×●●の中でひときわ注目が集まる、VR/AR業界。7月30日にはVRのDecentralandのミートアップが開催されますが、8月2日にはARのDyverseのミートアップが開催されます。
要点としては以下のような点が紹介されました。
・今月中にローンチを予定している。
・ERC721を使った3DキャラクターKydyを、AR上で使える。
・将来的には映画などに使われる事を目指している。
・販促には3Dキャラクターだからこそ出来る、おもちゃによる販促を検討している。
冒頭では、3Dコンテンツがいかに様々な所で使用されているかや、ERC規格についての説明が行われました。
例えば、Robloxなど、アバターを使ったミニゲームで遊びながら友達と交流できるゲームなど、3Dコンテンツを使って遊ぶことが今のアメリカの10代にとっては日常となっている事や、キズナアイやLimiquelaなど、ヴァーチャルインフルエンサーの台頭など、3Dコンテンツは様々な所に使われている事があげられました。
Dyverseは、アジア発、AR×ブロックチェーンのプロジェクトで、
代替不可能なトークン (ERC 721)に基盤を置く3Dキャラクター(Kydy)を、ユーザたちが生成し、売買、交換することも出来るプラットフォームです。
今月中にローンチを予定しており、ローンチ後はKydyのセールを行うそうです。
開発するVREX Lab社は、「VRとARで新しいコンテンツを作り、人々をより近くする」という目的で2016年5月創立され、
7カ国からのエンジニア、マーケターで構成されているグローバルチームで、China Accelerator(china), SOSV(US), Colopl(Japan), Bluepoint(Korea)といった世界で優秀なVCから資金調達しています。
CEOのRudy Lee氏は、これまで多数のテレビ広告、映画を撮影し、広告・Music Video制作会社である37th Degree社を創業、様々なK-Popスターと共同企画を実施してきたコンテンツビジネス界で一線を走ってきた人物です。
名前の由来は、「Decentralized Universe for digital content」との事です。
Kydyは、ERC721で表現された3Dキャラクターです。
かわいらしいモンスターのような形をしていて、AR上で動きます。
A sneak peek at what we have been working on. More to come soon! @kydyzyx in #3D, #VR or #AR #Dyverse #kydy https://t.co/CH1kzGeX68
— Dyverse - AR Blockchain (@kydyzyx) July 25, 2018
VREX lab社が同年に立ち上げたARボイスメッセンジャーアプリのKYDYでは、友達とARキャラクター上を通して話すことが出来るようです。
他のERC721を用いている2Dのキャラクターとは違い、3Dキャラクターだからこそ、動き回る事ができ、他の3Dゲームでも使いやすい事あげられました。
Our non-fungible token based 3d characters in action inside @Roblox @InsideRoblox Play with your cryptocollectibles anywhere with Dyverse! #dyverse #kydy #blockchain #dapp #cryptogame pic.twitter.com/rP0ePxmDlK
— Dyverse - AR Blockchain (@kydyzyx) July 19, 2018
Dyverseを通して、1.6億円を集めたいとの考えを示しました。
その集め方としては、ICOで独自の通貨を発行するのではなく、
Kydyのトレード手数料と、販売による収益、おもちゃ販売、広告費等で収益を得る考えを示しました。
Kydyを広める戦術の一つとして、「おもちゃ」を配る方法を進めている事があげられました。
3Dのキャラクターだからこそ、3Dのフィギュアのようなおもちゃがそのまま作る事ができます。
配布するおもちゃには、Kydyのキャラクターが紐づけられており、そのおもちゃが気になった人が、実際にARでKydyを使用する事が想定されています。
おもちゃを配る事で、仮想通貨を持っていない人などへアプローチをする事ができ、現在のdApps市場や仮想通貨市場以外の層も取り込んでいく考えを示しました。
Dyverseの日本公式情報であるTwitterを確認する限り、転載情報に埋もれてしまい、あまり情報が確認できませんでした。
Dyverseの本アカウントの方も、リツイートは多くはありますが、公式アカウントが発言する内容には様々な情報が載っていました。
公式アカウントのページ上で「@kydyzyx」にて検索を行うと、リツイートでは無い公式情報が確認できます。
※8月3日現在、登録ボタンがまだ押せないようです。