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芥川賞作家上田 岳弘氏とグラコネがコラボ「Loot」の仕組みを応用した実証実験

芥川賞作家上田 岳弘氏とグラコネがコラボ「Loot」の仕組みを応用した実証実験

株式会社グラコネは、第160回芥川賞受賞を受賞した「ニムロッド」の著者、上田岳弘氏とグラコネのコラボレーションにより、NFTによるボトムアップ型コンテンツ創出プロジェクト「Loot」の仕組みを応用した実証実験を2021年9月から実施することを発表した。

技術協力として NandemoToken氏が参画している。

https://twitter.com/NandemoToken

この実証実験では、上田氏がアートとして世に出すObsessionをLoot Obsession2020として、イーサリアム上に2020個のNFTを無料配布する。特徴として「Obsession2020」は作家のObsessionが他のアートに広がった結果生まれる他者のObsessionをアウトプットとし、そこから作品を想像させるように設計されている。

小説家 上田 岳弘 氏のコメント

“僕が言葉を紡いでいくことで、人々の精神に何かを書き込む。遺伝子に誰かが書いたコードみたいに、ビットコインのソースコードみたいに”(『ニムロッド』講談社刊より)

これは、拙著『ニムロッド』の中で、ニムロッドとあだ名された作家志望の青年が小説について語った言葉だ。人々の精神に何かを書き込むこと。文学に限らず、絵画でも映画でも音楽でも、アートとして世に出されたものはたいていそのことを期待されてのものだと信じている。

各々の作品の本体は、表面を流れる物語でも旋律でもなく、それを生み出すことを強烈に後押しするクリエイターたちのオブセッションにこそある。僕の創作活動もそうだ。目をそらそうとしても、日常にまみれ忘れようとしても、どうしても頭から消えないオブセッションによって僕の作品は形作られてきた。

今回、株式会社グラコネさんのご助力で、イーサリアムのチェーン上に、僕のオブセッションの一群をLootとしてmint(記述)することになった。

改ざん不能なブロックが、半ば永久に鎖状にのびていくブロックチェーン。それは、世界という捉えきれないものを覆わんとする一つの層だ。

そこにクリエイターの「世界観」よりも根本にある、むしろそれを生み出す「オブセッション」の一群を記すことは、ニムロッドの言う「人々の精神に何かを書き込む」一歩となるだろうか?

今回のプロジェクトは、それ自体が一つの問いかけだと僕は思う。

出典 : prtimes.jp

obsessionLoot NFTの受け取り方法と注意事項

https://etherscan.io/address/0xb5a9619b5bfe4e12ee2f5cb8249e8856c8911e3d

上記URLより「Connect to Web3」にてメタマスクなどイーサリアムウォレットと接続し、配布済み以外のtokenIdを記入しWriteボタン押してください。
配布上限はtoken Idの#1から#2020までの2020個となります。(NFTの受け取りは先着順となります)
NFTは無料配布となりますが受け取りにはイーサリアムのGAS代(トランザクション費用)がかかります。
ガス代がとても高い場合(1ETH以上かかる場合など)は、既に他の人がmintしている可能性が高いので他のtokenIdでお試しください。

出典 : prtimes.jp

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