Aaveもレンディング系のDeFiです。
大きな特徴としては、フラッシュローンをサポートしていること。
フラッシュローンとは、1トランザクションの中で暗号資産を借りて返済まで完了すること。返済まで到達しない場合には、自動的にトランザクションが失敗に終わるため、無担保で暗号資産を融通してもらうことができます。
借りて返すだけでは意味がないように感じるかもしれませんが、借りる⇢swap⇢swap⇢返却など、間に挟むことによってアービトラージやローンの乗り換えなどが可能になります。
UniswapはAutomated Market Maker (AMM)と呼ばれる、価格決定プロトコルです。Uniswapの他には、Curve, Bancor, Balancerなどがあります。
Uniswapには、暗号資産の流動性がユーザーによってプールに提供されており、そのバランスによって自動的に価格が決定されます。
通常の使い方をする分には、取引所と同じような立ち位置のDeFiプロジェクトだと思ってもらえればOKです。DeFiの文脈では、分散型取引所=DEXといいます。
あくまでプロトコルということもあり、ETH規格のトークン(ERC-20)は好きに上場させることができます。そのため、ブロックチェーンゲームで取得できるトークンを上場させれば、取引ができるようになります。実際にアクシーのSLPはUniswapで取引されていますね。
instadappは、ここまで紹介してきたようなプロジェクトの機能をつないで、一つのトランザクションにまとめてくれるツール的なプロジェクト。
例えば、compoundにETHを預ける⇢DAIを借りる⇢USDCにswapする⇢USDCを預ける・・・のような動作を用意してくれています。
使い方も非常にシンプルで、instaDappにETHをデポジットしておき、やりたい動作のボタンを押すだけ。MakerDAO、Compound、Curveをサポートしています。
最近では、流動性提供関連の動作も用意されており、とても使い勝手のいいサービスです。
ひとまず知っておきたいDeFiプロジェクトとして、レンディングやDEX関連のプロジェクトを紹介してきました。
この他にも、日々新しいDeFiプロジェクトが生まれてきていますが、バグや攻撃によって資産を失うリスクがあります。試すにしても、なくなっても困らないお金で試すようにしてください。
また、gas代の高騰が続いており、少額運用ではgas代で赤字になる可能性が高いです。あわせてご注意ください。
流動性提供によるインセンティブによって稼げるというのも面白いですが、フラッシュローンをはじめとして、複数のプロトコルをまたいでマネーが動いていくのはDeFiならではです。実際に触ってみると、DeFiが「マネーレゴ」と呼ばれる理由を体感できます。gas代が落ち着いたら、試してみてはいかがでしょうか。