今回は【Enjin】について紹介しています。Enjinの特徴を簡単に解説していますので気になる方は是非ご覧ください。
・ゲームのプラットフォームのこと
・2019年時点でユーザー数約2000万人
・ブロックチェーンゲームに特化するために生まれた
・ゲーム内でアイテムを作り資産として売買・交換できるなどの特徴がある
・オープンソースでゲームの開発支援を行っており、さらなる普及を目指している
Enjinは、2009年に作られたシンガポールの会社で、ゲームのプラットフォームが運営されています。そのプラットフォームの呼び名もEnjinです。
Enjinのプラットフォームで使われる仮想通貨のことをEnjin Coinといいます。世界最大級の海外の取引所である、Binance(バイナンス)でも取引きされていますよ。
Enjinの規模を示す数字として、2019年時点Enjinプラットフォームのユーザーは約2000万人です。数が大きいため、市場として安定していることがわかります。
そんなEnjin(Enjin Coin)について、どんな特徴があるのか簡単に解説していきましょう。
Enjin Coin(Enjin Coin)は、とくにブロックチェーンゲームに特化した仮想通貨です。
こんな特徴があります。
・ゲーム内でアイテムを作成でき資産として売買・交換できる
・2つのトークンをまとめたERCトークン(ERC-1155)で一気に取引可能
・オープンソースでゲームの開発支援
それぞれ解説していきましょう。
オンラインゲームをプレイしていて、「アイテムはそのゲーム内のみでしか使えない」というイメージがあるのではないでしょうか?
Enjinのプラットフォームを使ったブロックチェーンゲームだと、アイテムを作ることができるうえ、ユーザー同士で売買・交換も可能です。そのアイテムは、ゲーム内でも利用できます。自分の持つアイテムにも、資産的価値が出るわけです。
さらに、一つのゲーム内だけではなく、同じEnjin内であればゲーム間で対応可能。流動性と柔軟性を感じられますよね。他のゲームで費やした努力や時間が、同じEnjin内であれば評価され価値が出るわけです。
また、せっかくゲームをはじめてもサービス自体が終了すれば、全てなくなる結果に。Enjin(Enjin Coin)だと、自分の手元に資産として残されます。ゲームの安心した取引と、透明化にも繋がっています。
ブロックチェーンゲームのトークンの規格では、ERC-20とERC-721が使われています。Enjinでは、この2つの規格の機能を組み合わせた、ERC-1155規格のトークンで一気に取引できるようになっています。
というのも、ERC-20は代替できる通貨としての規格、ERC-721は代替できないゲームのキャラクターなどをトークン化するための規格。それぞれ取引が個別に行われていました。
これまで別々の処理が必要だったことが、ERC-1155によってひとまとめにできるようになったことで、効率的になりました。
Enjinでは、ゲーム開発のためのSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)のオープンソースを、無料で公開しています。このオープンソースはJavaなどの多言語に対応しています。
オープンソースで公開することで、Enjinによるゲームの普遍性と、プラットフォームとして普及させることを目指していることがわかります。
ゲーム業界の規模拡大に合わせてさらに注目が集まりそうなEnjin。今後、どんなゲームが登場するかによって、大きな変動を起こす可能性が考えられます。
少しでも気になる方は、ぜひともEnjinを購入しておきましょう。