イーサリアム(Ethereum)とはヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が発明した、プラットフォームの名称です。プラットフォーム内で利用されている仮想通貨(ETH)は通称「イーサ」と呼びます。この記事では仮想通貨初心者向けにイーサリアムについて解説します。
イーサリアム(Ethereum)は世界中で最も注目されている仮想通貨のひとつです。時価総額ランキング(2019年5月時点)ではビットコインに次いで2位にランクイン。昨今話題のDAppsとの関連も深く、ビットコイン(BTC)とはまた違った魅力のある仮想通貨です。
出典 : coinmarketcap.com |
仮想通貨時価相場(2019年5月現在)
イーサリアムの最大の特徴が「スマートコントラクト機能」です。仮想通貨の根幹をなす技術に「ブロックチェーン」があります。実はブロックチェーン技術だけではお金のやりとりしか記録することができません。
その点「スマートコントラクト」技術を使えば、お金のやり取りはもちろんのこと、契約内容もすべて記録することができます。
先述した通り、イーサリアムのスマートコントラクトは、過去に交わされた契約内容もネットワーク上で記録することができます。
これらは半永久的に記録され、契約の経緯や権利の譲渡などの履歴も保管できます。自動的に信用情報が蓄積されていきますので安心です。
契約内容は、すべて分散型ネットワークのブロックチェーンに書き込まれます。これにより世界中の誰もがいつでも内容を監査・精査することが可能です。
不特定多数の人に情報が公になりますので、実質改ざんや偽造は非常に困難。スマートコネクトは非常に信頼性が高く、安心のシステムなのです。
イーサリアムで稼働するアプリケーションのことをDApps(分散型アプリケーション)と呼びます。DAppsとは、企業や銀行などの中央管理者がいなくても稼働するアプリケーションのこと。
イーサリアムは上述した、「スマートコントラクト」機能により、アプリケーションを利用する参加者全員がデータを分散管理することや様々な契約を自動化することができます。
これにより検閲や詐欺、ダウンタイムや第三者による干渉なしに稼働されることができる特徴があり、イーサリアムはDAppsのプラットフォームとしても優れています。
イーサリアムについて初心者向けに解説してきました。いかがでしたでしょうか?
イーサリアムはブロックチェーンとビットコインの抱える問題に対して様々なアプローチを取っています。DAppsを語る上や、ブロックチェーンゲームには必須の仮想通貨です。
将来的にもイーサリアムが仮想通貨市場の命運を握るとも言われており、大きな期待や将来性が見込まれています。