初心者でもわかる！　DAppsゲーム（ブロックチェーンゲーム）入門！

DApps（ダップス）とはそもそもdecentralized Applicationの略で「非中央集権型分散型アプリケーション」のことです。DAppsの特徴は仮想通貨の技術を用いてブロックチェーンを利用します。

ブロックチェーンは不特定多数でネットワークの情報を保管・管理する中央管理者のいないシステムのこと。

ブロックチェーンに記録されていく情報はブロックごとに積み上がり、それが反復していく様子からブロックチェーンと名付けられました。

ですので、そのシステム上で動くゲームのことをDAppsゲーム（ブロックチェーンゲーム）と呼びます。

ではDAppsゲームの大きな特徴の3つをご紹介いたします。DAppsゲームには、

• キャラクターやアイテムの売買が簡単
• データの正確性が証明されている
• プログラムの改ざんができない

それぞれ解説していきます

DAppsゲームの特徴のひとつにキャラクターやアイテムの売買が簡単という点が挙げられます。ゲーム内で使用するキャラクターやアイテムはトークンとなります。

トークンとは「商品券」のようなもので、「個人や企業によって発行されたブロックチェーン上の独自コイン」のこと。いわゆる仮想通貨の派生系です。

トークン化によりキャラクターやアイテムの売買など、ブロックチェーン上でのやり取りがスムーズになります。また記録もシステム上に残るため、金銭的なトラブルの心配もありません。

またゲーム内の通貨は取引所に登録をしなくても、ゲームの中でアイテム売買所などが用意されているものが多いので、簡単にキャラクターやアイテムを売買することができます。

DAppsゲームはデータの正確性が証明されています。その理由はブロックチェーン技術を用いてデータを分散管理できるからです。

既存のゲームの場合だと、サーバーに不具合が生じた場合にそこにあるデータが消失してしまう可能性があります。しかし分散型のブロックチェーン技術を用いることで、個人個人がデータ管理を分散して行うことが可能です。

データにはブロックチェーン上で記録されている全てを含みます。ブロックチェーンでデータを記録するということは世界中の誰のデータであっても、世界中の人たちから証明してもらえるということになります。

この分散管理によって、データの正確性が証明されるわけです。

先述した通り、ブロックチェーン上のデータは世界中の人たちから証明されています。つまり、不正改ざんができないということです。

ブロックチェーン上のデータを改ざんするためには、対象のデータを証明する人の大半のデータを書き換える必要があります。

そのため、世界中の人たちに証明されているデータを書き換えることは不可能と言っても良いでしょう。DAppsゲームでの改ざんの不安はないので安心してゲームを楽しめます。

では従来のゲームとDAppsゲーム（ブロックチェーンゲーム）の違いとは、どういうものがあるのかを解説していきます。

従来のゲームではもし運営側のサービスが終了してしまうと、それでゲーム内の資産の価値はなくなります。しかしDAppsゲームの場合はゲーム内のデータは自分の資産となりますので、その価値が無くなるということはありません。

従来のゲームではゲーム内通貨でアイテムやキャラクターを購入しても、それをゲームユーザー同士での売買はできませんでした。ゲーム内通貨は日本円には換金もできません。

DAppsゲームの場合は仮想通貨を用いるためにゲーム内でのアイテムやキャラクターの売買が可能になり、仮想通貨を日本円に換金することも可能です。

では、これまでにリリースされている代表的なDAppsゲームを3つご紹介します。

Axie Infinityはアクシーと呼ばれるキャラクターを育成、バトルやトレードを行うゲーム。

CryptoKittiesはゲーム内のキャラクターを繁殖させたり交配して、育成させていくゲーム。

EtheremonはDAppsゲームの中でもゲーム内のモンスターと育成したり、バトル、トレードなどを行う王道な内容のゲーム。

DAppsゲーム（ブロックチェーンゲーム）について、初心者にもわかるように解説してきました。いかがでしたでしょうか？　

DAppsゲームはブロックチェーン技術を用いて従来のゲームでは不可能だったことを可能にしたり、まだまだ未知の可能性を秘めているゲームです。その有用性からこの先の需要はさらに高まっていくでしょう。

DAppsゲームに興味のある方は、まずは気軽に初めてみてはいかがでしょうか。