オンチェーンMMO『Cambria』の$RSGPトークンが2026年10月29日にTGE実施へ。Duel ArenaからGenesisまでの進化、Journeyページで確認できるエアドロップ評価軸、TGE前に確認すべきリスクまで整理して解説する。
Cambriaチーム(公式X:@playcambria)は、オンチェーンMMO『Cambria』の独自トークン$RSGP(Rune Gold Piece)のTGE(トークン生成イベント)を2026年10月29日(木)に実施することを明らかにした。あわせて、プレイヤーの実績とエアドロップ評価軸を確認できる「Journey」ページを公開し、24時間常時稼働の新モード「Genesis」のプレイテストも始動している。
Cambria公式Xのプロフィールや、同時公開されたJourneyページの共有画像によると、$RSGPは2026年10月29日(木)にローンチされる。Axie Infinity/Ronin共同創業者のJiho氏(@Jihoz_Axie)もXで同日のローンチ予定に言及した。
$RSGPはCambria世界における基軸通貨にあたるトークンで、ゲーム内経済とオンチェーン資産を結びつける中核的な役割を担う。Duel ArenaでPKを行う際の賭け金、ゲーム内アイテムの取引、Genesisで獲得する戦利品の価値基準として機能する設計だ。
これまでCambriaは招待制のクローズドβを中心に運営されており、プレイヤーはGold Rushイベントなどを通じて$GOLDを稼ぎ、トークン化に先立ってプレイヤー経済を温めてきた。TGEによってこの経済圏が完全にオンチェーン化され、外部のDEXや取引所を通じた流動性が初めて供給される。
Cambriaは当初、RuneScapeの「Wilderness」から着想を得た1対1のPKバトル特化型タイトル「Duel Arena」としてスタートした。プレイヤーは自分のアイテムを賭けてPvPに挑み、勝者が敗者の装備を総取りするというハイリスク・ハイリターンな体験を提供してきた。
その後、サーバーを横断して金策を競う「Gold Rush」イベントを通じて、より多くのプレイヤーが同時に経済活動へ参加する仕組みを導入。コミュニティ内でのギルド活動やマーケットの活性化を進めてきた。
そして現在、Cambriaは24時間常時稼働のオープンワールドMMO「Genesis」へと進化を遂げている。Genesisはプレイヤーが継続的にログインし、ギルドで領地を奪い合い、資源を集め、戦闘を繰り広げる本格的なMMO体験を提供する。
創業者のBEN.ZZZ氏(@cyberpunk)は10月25日、Charter NFT保有者向けにメインネットでGenesisの短時間プレイテストを実施したと報告しており、TGEに向けた準備が進んでいる。この蓄積が、後述するJourneyページでの評価につながっていく仕組みだ。
Cambriaは$RSGP TGEに先立ち、プレイヤーが自分の実績と$RSGPエアドロップ資格を確認できる「Journey」ページを公開した。
Journeyページでは、以下4つの指標を軸にプレイヤー貢献度が可視化されている。
・ポイント:ゲームプレイやイベント参加を通じて獲得した累積スコア
・チェスト:Gold Rushなど過去イベントで獲得した宝箱(Loot Chest)の数
・NFT:Cambria関連NFTの保有状況
・Renown(名声):ギルド活動やコミュニティ貢献を反映した評価値
これら4軸の組み合わせによって、$RSGPエアドロップの配分が決まる方針が示されている。単純なプレイ時間だけでなく、資産保有やコミュニティへの関与度まで多面的に評価される設計は、短期的なFarming目的のユーザーよりも、長期的にCambriaにコミットしてきたプレイヤーを優遇する意図が読み取れる。
TGE前にJourneyページで自分のステータスを確認し、残り期間でどの指標を伸ばせるかを戦略的に判断することが推奨される。
一方で、TGE日程と評価軸は明らかになったものの、現時点で未発表の重要情報も残っている。参加を検討するプレイヤーや投資家は、以下の点を踏まえてリスクを評価する必要がある。
・上場取引所:Base上のDEX「Aerodrome」でのローンチは表明済みだが、CEXへの上場は未発表。流動性と価格形成に直結する重要情報
・総供給量:$RSGPの最大供給量が未公開
・配分比率:チーム・投資家・コミュニティ・エアドロップ・エコシステムファンドなどの内訳が不明
・ベスティング(ロックアップ):チーム・投資家分の解除スケジュールが未公開
・ユーティリティの詳細:ステーキング、ガバナンス、Burnメカニズムなどのトークノミクス全体像
Web3ゲームトークンのTGEでは、ローンチ直後に大きな価格変動が起こりやすく、特に供給量と配分の情報が不透明なまま参加すると想定外のダンプに巻き込まれるリスクがある。TGE直前に発表されるであろうトークノミクスの詳細を必ず確認し、冷静な判断材料としてほしい。
Duel Arenaの小さなPKアリーナから始まったCambriaが、わずか数年でオンチェーンMMO「Genesis」へと進化し、ついに$RSGP TGEというマイルストーンに到達した。Journeyページによる評価軸の可視化は、プレイヤーの貢献を透明化する良質な取り組みだ。一方で、供給量・配分・上場先など未発表の重要情報も多く、TGE当日までは期待と警戒のバランスが問われる。長年Cambriaを追ってきた筆者としては、Cambriaチームが描く「プレイヤー経済が真に機能するMMO」というビジョンがTGEを経てどう加速するか、10月29日を注視したい。
Cambria 公式サイト:https://lobby.cambria.gg/
Cambria 公式X:https://x.com/playcambria
Cambriaは、中世ファンタジーの世界「New Cambria」を舞台にしたブラウザベースのブロックチェーンMMORPG。プレイヤーは冒険者や商人、地主、モンスターハンターなどさまざまな役割を担い、資金やゲーム内資産をリスクにさらして報酬を狙う「Risk-to-Earn」モデルを採用している。危険なフィールドで資源や財宝を集めて持ち帰る「Gold Rush」、10〜15分ほどで挑戦できるダンジョン探索型の「Dungeons」、島を所有して農業や生産、交易で拠点を発展させる「Islands」が主なゲームモードで、プレイヤー同士の1対1対戦「Duel Arena」やミニゲームもある。採掘や釣り、クラフト、プレイヤー間の売買、ギルド単位の競争が相互に関わり、プレイヤー主導の経済圏が作られている。各モードを1つの永続的な世界に統合する大型構想「Cambria: Genesis」はローンチ準備中で、市民権に関わるRoyal Charter NFTが用意されている。NFTにはFounder NFT、Core NFT、Island NFTなどがあり、ガバナンスや報酬に使う独自トークンRSGPが計画されている。ゲームはEthereumとBaseに対応し、BITKRAFTや1kxなどから累計450万ドルを調達している。