株式会社Metapと元素騎士オンライン運営チームが、元素騎士オンラインのゲームサービス終了に向けた対応スケジュールを公表した。2月27日にアプリ内課金を停止し、4月30日にゲームサーバやマーケットプレイス、LAND Viewer、MVウォレットを停止する方針だ。固定費約1000万円に対し月間収益約200万円前後の赤字が続いた背景、NFT・トークンの扱い、返金方針、継続に向けた譲渡・移管の可能性を整理する。
株式会社Metap(以下、株式会社Metap)と元素騎士オンライン運営チームは、ブロックチェーンゲーム「元素騎士オンライン」について、現行体制でのゲームサービス継続が極めて困難になったとして、2026年4月30日にゲームサーバを停止する方針を明らかにした。
発表は2026年2月26日に開催したAMAでの説明を踏まえた内容だ。運営状況と財務状況を総合的に判断した結果、現行体制での継続は困難との結論に至ったとのことだ。運営側は、状況に変化が生じない前提で、段階的にサービス終了対応を進める方針を示している。
一方で、元素騎士オンライン運営チームはゲームサービスの終了を望む判断ではないとも説明する。運営権の第三者譲渡、他社への移管、継続可能な新体制の構築を模索する姿勢を明記した構えだ。
おはもに🐹🌤️
— はむ@元素騎士 (@hamchan_genso) February 27, 2026
サ終が発表されてからのタワー&討伐
一緒に冒険してくれた皆さま、良き思い出をたくさんありがとうの感謝しまくりです🥰
心にぽっかり穴が開いた感ではあるけど
私は最後まで思い入れのある元素騎士をenjoyplayしていきたいとおもいます(՞ ॑꒳ ॑ ՞)ゞ#元素騎士 pic.twitter.com/RRlEwRH2Dk
#gensokishi#元素騎士
— 山葉⚛👟💎 (@ETH05197723) February 26, 2026
突然の発表でした。
4年以上MODとして元素騎士に関わってきた身として、ただただ無念です。
元素騎士オンラインは、4年以上継続した稀有なWeb3 MMORPGです。
BCG市場において、4年という運営実績は異例です。
月間固定費 約1,000万円。
現状収益 約200万円。… pic.twitter.com/Z0BeyAN78M
また一つまともに運営を続けてきたBCGが終わってしまうことがとても悲しい( #元素騎士 )ので、たまには真面目なポストをしてみます。
— ゴショウ (@gosho1031) February 26, 2026
ゲームがサービス終了するのは普通のことだとは思うけど、収益の部分でやむにやまれずというところが他人事じゃないし悲しさを感じます。… https://t.co/aLTPX8hvKe
公表された工程は大きく3段階だ。最初の節目は2026年2月27日だ。GooglePlay、Apple App Store、Slash決済によるアプリ内課金を停止する予定とされる。スカラーシップNFTの公式販売も同日に終了する運用となる。
次の節目は2026年4月30日だ。ゲームサーバの停止によりゲームサービスは終了する計画とされる。GENSOマーケットプレイスの公開停止、LAND Viewerの公開停止、MVウォレットの利用停止も同日に実施される方針だ。
4月30日以降の扱いも明示された。MVステーキングv1(polygon)向け週次報酬割当は停止される。MVステーキングv2(eth)向け週次報酬割当も停止となる。MVステーキングv2(polygon)向けシーズン報酬割当も停止される予定だ。
運営側は、月間コストが約1000万円の固定費になっていると開示した。内訳はインフラ費340万円、労務費300万円、外部サービス利用料70万円、広告宣伝費30万円だ。上場維持費とROND買付額が130万円で、その他経費が80万円とされる。
対する月間収益は、マーケットプレイス手数料、アプリ内課金、広告収益などを合算して約200万円前後と説明されている。収益と費用の乖離により毎月大幅な赤字が継続している状況だ。コスト削減や体制変更を段階的に実施してきたものの、市場環境と収益構造の改善が追い付かなかったとの説明となる。
キャッシュフローの観点から、現体制での継続は不可能との判断に至った点が結論として示された。AMAでの告知から翌日に課金停止へ進む工程は、資金流出を抑える必要性が高かった事情を反映する運用だ。
元素騎士オンライン運営チームは、移管や譲渡先が見つかった場合にサービス継続の可能性があると記載した。進展があれば改めて報告する方針だ。
一方でDAO化やコミュニティ運営への移行に関しては慎重な見解となる。特定企業や団体との契約締結のうえで移行する形は可能としつつ、ゲームシステム、プログラム、リソース、各種データへアクセスできる権限の公開は難しいと判断したとのことだ。持続可能な資金構造と運営体制が必要になるため、慎重な判断が必要と説明される。運営引き受けを検討する場合は問い合わせを求める案内だ。
オンチェーン上のNFTおよびトークンは、ゲームサービス終了後もブロックチェーン上に存在し続けるとされた。ただしゲームサーバ停止後はゲーム内で利用できなくなる運用となる。FAQでは、ゲームサービス向けNFTやROND、LANDはオンチェーンで存続する一方、ゲームサーバとLAND Viewerの停止後はユーティリティが無くなり利用できなくなると説明している。
マーケットプレイスは4月30日までは利用できる予定だ。公開停止に備え、出品中NFTの出品取り下げやNFT合成の完了を期日までに行うよう呼びかけている。スカラーシップNFTは2月27日に公式販売を終了するが、購入から180日~210日の間で交換を行う必要がある性質を踏まえ、交換ページの公開は継続する方針だ。
MVウォレットはゲームサービス、マーケットプレイス利用に特化したサービスで運用維持費もかかるため、4月30日に利用停止とされた。運営側は、期日までにウォレット内のトークンやNFTを外部ウォレットアドレスへ移動するよう要請している。MVステーキングは報酬がRONDやNFTであり、ゲームサービス停止後は景品補充を停止するため、ステーキング解約操作を求める案内となる。
一方、USDTステーキングはゲームサービスと直接連動しないため、継続して提供すると明記された。Web3タイトルで複数のプロダクトが並走する構造のなかで、継続対象と終了対象を切り分ける判断だ。
返金については、利用規約に基づき原則として返金対応を予定しない方針だ。運営側は理解を求めている。FAQでは、判断が遅れた理由としてコスト削減や体制変更を段階的に進めた経緯を挙げ、市場環境と収益構造の改善が追い付かなかった点を説明した。決断が遅れた責任は運営側にあるとの認識も示されている。
サービスは2026年4月30日で終了予定としつつ、MVトークンと元素騎士ブランドの再出発に向けた計画を立てたい考えも記された。運営継続の受け皿が成立するかどうかが、今後の焦点となる。
運営側は、3年間にわたり支援を受けたことへの謝意を述べた。サービス終了まで可能な限り情報開示とサポートを行う方針としている。アーリーアダプター層にとっては、課金停止以降の資産移動、出品管理、合成完了、ステーキング解約など、期限付きの作業が複数発生する局面だ。4月30日という停止日を起点に、ウォレット移動や取引整理を段階的に進める必要がある状況となる。
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元素騎士Online(ゲンソキシオンライン)は3DMMORPG「エレメンタルナイツオンライン」の世界観を元にしたMMORPGのブロックチェーンゲームです。エレメンタルナイツオンラインは「2012年 台湾Game Star Award」金賞を受賞し2012年に台湾で最も売れたモバイルゲームです。
■ジャンル:MMORPG、オンライン、3D
■対応言語 : 中国語(繁体字)、英語、日本語
■動作環境 : PC版、 Android版、 iOS版
■ブロックチェーン: Polygon/MATIC network.
■トークン:$MV(UTILITYトークン)、$ROND(ゲーム内コイン)
■取扱い取引所 :Bybit、Kraken、Gate.IO、KuCoin、MEXC、Uniswap、Quickswap、Hotbit
■マーケット :OpenSea、元素騎士マーケットプレイス
■ホワイトペーパー:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_JP.pdf
■運営元 : Metap Inc.