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dAppsとは何か?dAppsゲームとブロックチェーンゲームは違う?

dAppsとは何か?dAppsゲームとブロックチェーンゲームは違う?

ブロックチェーンゲームを調べてみると、「dApps」という単語がよく出てきますよね。初めてみると読みもよくわかりません。

この記事ではdAppsとは何かを解説します!

dAppsの定義は?

dAppsはDecentralized Applicationsの略です。

分散型という意味のDecentralizedの頭文字「D」と、アプリケーションの「app」に複数の「s」を付けた単語です。

日本語では分散型アプリケーションといいます。

Dapps、DApps…、と行った表記も見ますが意味は崩れないのでどれでも問題ありません。
dAppsの表記をよくみるので、わたしはdAppsを採用してます。

あと読み方は「ディーアップス」もしくは「ダップス」です。
これもまたどちらでも問題ありません。

分散型アプリケーションの定義は?

dAppsに投資するDavid JonstonのVCファンドによる定義を採用します。

①アプリケーションは、オープンソースであること。オペレーションは自動であり、中央のコントロール主体を持たないこと。トークン、データ、レコード、などにつき、暗号化されて分散化されたブロックチェーンを利用していること。

②アプリケーションは、オープンに流通可能な、暗号トークンを持っていること。アプリケーションの利用に際してトークンを利用すること。参加者には、そのトークンによってリワード(報酬)が支払われること。

③アプリケーションはマーケットやユーザーからの改善要求によりプロトコルを改善していくこと。この改善は、ユーザーのコンセンサスによること。

出典 : doublehash.me

とはいえ、初めてブロックチェーンゲームを触ってみたという方には難しいですよね。

慣れないうちは「ブロックチェーンを使ったアプリケーション」ぐらいでいいかなと思います。

もう少し正確にいえば、「ユーザーによって分岐することが可能なアプリケーション」と解釈するとよいそうです

ビットコインもdAppsの一つ

dAppsの例としてよくいわれるアプリケーションがビットコインです。

ビットコインは、中央集権的な管理者なしでピアツーピアの取引を可能にする分散型のデジタル通貨として機能しており、最初のdAppと見なされることがあります。

ブロックチェーンゲームとdAppsゲームの違い

dAppsのゲームとして、dAppsゲームと言う言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、ゲームにおいては、正確な定義に沿ったdAppsはほぼありません。
ほとんどのゲームは、ブロックチェーンを一部に用いた、「ブロックチェーンを使ったアプリケーションゲーム」です。
有名なクリプトキティーズも、遺伝情報など公開していない部分もあり、厳密にはdAppsではありません。

しかし、文字数や、なじみやすさから、dAppsゲーム≠ブロックチェーンゲームではありますが、dAppsゲーム、あるいはdAppsと言われる事は多いです。

dappsゲームの例

CryptoKitties(クリプトキティーズ)

2017年にリリースされた、ブロックチェーン上で動作する最初のゲームの一つです。プレイヤーはデジタルな猫を収集・育成・取引することができ、各猫はNFTとしてブロックチェーン上に記録されています。

CryptoKitties Dapps

CryptoKitties(クリプトキティーズ)

CryptoKitties(クリプトキティーズ)は、世界初の猫をモチーフにしたコレクティブルNFTで、最も有名なブロックチェーンゲームです。dAppsに多くの人が興味を持つきっかけとなったゲームです。1000万以上で売買された猫が出たことで話題になりました。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)

プレイヤーは「Axie」と呼ばれるキャラクターを育成し、バトルや取引を通じて収益を得ることができます。フィリピンなどでは、多くのプレイヤーがこのゲームを通じて生活費を稼いでいることでも知られています。

Axie_Infinity Dapps

Axie Infinity(アクシー インフィニティ)

Axie Infinity(アクシー インフィニティ)はブロックチェーン上でAxieというキャラクターを育成していくブロックチェーンゲームです。
アクシーと呼ぶ不思議な生き物を収集、育成してバトルやミニゲーム、クエストなどのコンテンツで構成されています。
ランドの提供を開始しています。
またDeFi(分散型金融)の仕組みをゲームとリンクする(GameFi)などブロックチェーンゲームとして最先端の取り組みにチャレンジしています。

MacOS https://axieinfinity.com/downloads/axie-infinity-macos-latest.zip 
Windows https://axieinfinity.com/downloads/axie-infinity-windows-latest.zip

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

メタバース空間を舞台にしたゲームで、プレイヤーは「LAND」と呼ばれる土地を購入・開発し、ゲームやアート作品を作成して他のユーザーと共有できます。これらのアイテムや土地はNFTとして取引可能で、クリエイターやプレイヤーに新たな収益機会を提供しています。

sandbox Dapps

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、箱庭ゲームと言われており、マインクラフトのような3Dスペースに自分で作成したゲームや、建物を配置で出来ます。自分のボクセルアートを作ってEthereumブロックチェーン上でNFTとして取引する事ができる分散型のコミュニティ主導型ゲームエコシステムです。

dAppsの定義は難しいですが、実際に触ってみてそのすごさを実感するのが一番だと思います。

dAppsゲームの遊び方

dAppsゲームで遊ぶには、dAppsゲームが使っているチェーンに合わせて、ブラウザウォレットを導入する必要があります。
日本のdAppsゲームの場合はほとんどEthereumを使ったdAppsゲームなので、メタマスクを導入しましょう。

dAppsの市場規模と将来性

dApps全体の市場規模は今後も拡大が予想されています。例えば、AIトークン市場の時価総額は2025年末までに600億ドルに達するとの予測もあり、dApps市場の成長を示唆しています。

また、2025年には分散型取引所(DEX)の取引量が増加し、仮想通貨市場全体の成熟が進むと予測されています。さらに、メッセージアプリ大手のLINEが2025年にミニdAppsをローンチ予定であるなど、大手企業の参入も相次いでいます。これらの動きは、dAppsの普及と市場拡大を後押しする要因となっています。

まとめ

dAppsは、中央集権的な管理者が存在しない分散型アプリケーションであり、ブロックチェーン技術を基盤としています。特にゲーム分野では、NFTを活用した新しいビジネスモデルが登場し、プレイヤーに新たな体験と経済的な機会を提供しています。近年では、これらのゲームは「Web3ゲーム」や「NFTゲーム」とも呼ばれることがあります。今後もdApps市場は成長を続け、多くの分野での革新をもたらすことが期待されています。

次の記事→ブロックチェーンゲーム(dApps)のDAUとは

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