ゲーム特化型ブロックチェーンOasysが京都の二条城で開催した「Oasys Special Event」の現地レポートです。
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysは、2023年6月28日(水)18時30分から京都の二条城にてIVS Crypto2023のサイドイベントとして「Oasys Special Event」を開催しました。
大手を含む13のゲーム会社や各種プロジェクトが登壇し、自民党web3PT座長・平将明氏からの本イベントに向けたビデオメッセージの上映、世界的に活躍するギタリスト・MIYAVIのライブなどが行われました。また各社の発表スライドは英語で記載され、登壇者の多くが英語でスピーチをするなど、海外への情報発信を強く意識したイベントでした。
イベントの様子をレポートします。
二条城の会場に到着すると、すでに入場待ちの長蛇の列ができていました。
入ってすぐにOasysのグッズが配られていました。写真では見切れてしまっていますが、コインムスメのムスメちゃんがお出迎え。
会場へ向かう途中で、カタカナで「オアシス」と書かれた提灯が迎えてくれました。二条城の雰囲気にマッチしていました。
会場の手前では食べ物、飲み物が無料の屋台が出ていました。まるでお祭りのような雰囲気で大変賑わっていました。同日に開催されているWeb3起業家、投資家、開発者の大型イベントIVS2023 Cryptoもあり、活発に交流が行われていました。
無料で遊べるアクションRPG「ステラファンタジー」のブースではコスプレしたお姉さんが出迎えてくれました。
DEAのブースではRita Technologyと共同で開発を進める社会課題解決型ゲームが展示されていました。ゲームライクなUIを操作することで、秋田にあるロボットを遠隔操作できるデモが体験できました。
選別作業をゲームで置き換えることによる廃棄物処理業界のイメージチェンジや、リモートで作業を行うことで労働者不足の解決へ繋がるとのことで、社会の課題を解決する方法の一つとして期待できると感じました。
なんと大沢伸一氏が目の前でDJプレイ。心地よいグルーヴが広場を満たして高揚感を演出していました。できることならこの場で音に身を任せていたかったのですが、取材だということを思い出し、急いで発表会場へ向かいます。
ステージのある会場へ向かう途中に、チームラボによる光のアートの演出による沢山の卵形のオブジェがありました。Oasysの新しく刷新されたロゴがモチーフとなっているようです。
モニターと音響機材が設置されいる音楽イベント向けのように見えるステージで各社の発表が始まりました。
はじめに、Oasysの代表取締役の、松原 亮氏が開催の挨拶を行い、ビジュアルアイデンティティの刷新についてや、ロードマップなどを紹介しました。
その後、Oasys専用ウォレット「Oasys Pasport」についての紹介がありました。
セガからアーケードカードゲーム「三国志大戦」のライセンス許諾を受けて,double jump.tokyoが開発するブロックチェーンゲームの正式名称が決定し「三国志大戦(仮)」から「Battle of Three Kingdoms」に。また、ゲーム画面が初披露されました。
ゲーム画面の雰囲気はオリジナルの要素をうまく生かし、制限時間3分のデッキ構築のオートバトルゲームとしてカジュアルにアレンジしているとのことです。少しブロックチェーンゲームの「コンサヴァ」に似た印象を受けましたが、どんなゲーム性になるのか楽しみです。今年の秋ごろにOasys上でリリースされる予定とのことです。
ゲーマーのためのNFTプロジェクト「OASYX」のシリーズ第二弾「OASYX series2:RYUZO(龍造)」に、バンダイナムコ研究所と中谷始氏が参画することが発表されました。RYUZOでは卵を孵化させることで「RYU」がSBTと呼ばれる譲渡不能なNFTになるとしています。バンダイナムコ研究所と、AIや人工生命を研究するアトラクチャー株式会社が共同で開発したAI技術を用いて育成することができるようです。
バンダイナムコエンターテイメント(以下、BNE)の池田氏と吉本氏がDAO型IPと呼ぶ「電音部」が紹介されました。BNEのIPである「電音部」の世界観を紹介するPVを披露していました。Oasysブロックチェーン上で音楽をコンテンツとしたエンターテインメントを推進していくとのことです。
MIXIはOasysとMIXIのIPの活用や、クリエイターエコノミーの構築などに拡張できるとして、協業に向けた協議を行うと述べていました。
BLOCKSMITH&Co.の真田哲弥氏はα版を配信中のブロックチェーンクイズゲームの「クイズでためるQAQA」を紹介しました。クイズ形式でオーディエンスに問いかける紹介と、ハイテンションなトークで会場を沸かせていました。
enishの発表では、ローグライト系ブロックチェーンゲームの「De:Lithe Last Memories」を紹介。プロデューサーの久保愛美氏が本作の魅力を語り、2024年にOasyでリリース予定と発表しました。
また、ユーザーによるダンジョン生成機能なども用意されるとのことで、ユーザーが生成するコンテンツによるゲームエコシステムが構築されるとのことです。
DMM.comはEureka Entertainmentとの協業の取り組みとして「DM2 Verse」構築と1作目のプロジェクトが「コインムスメ」になることを発表しました。「コインムスメ」はEureka Entertainmentが開発する暗号資産をモチーフにしたアイドルキャラクターが登場するブロックチェーンゲームです。
エイベックス・クリエイティヴ・ファクトリー楽曲提供の第一弾テーマソング「コインムスメ」デュエットバージョンが、登場キャラクターでビット役の林柚月さん,オアシス役の山崎夏菜さんにより披露されました。
「ビビビ、ビット、ビビビ、ビット」のキャッチーなフレーズが頭から離れない、癖のあるポップソングとお二人のビジュアルもマッチし、観客からも大きな声援が飛び交い、初ライブとは思えない会場の反応から、今後が非常に期待できるプロジェクトです。
次にDMMの新作ブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のPVが公開されました。本作は「かんぱに☆ガールズ」のIPを使ったブロックチェーンゲームとなり、ジャンルはストラテジーオートバトルゲーム。今冬のリリースとなることが発表されました。
さらにPlaymingでリリース予定のNFTトレーディングカードゲーム「神櫓-KAMIYAGURA-」の情報が開発元のDigital Entertainment Asset(DEA)社から発表されました。WEB3の技術とAIを取り入れ、子供の頃体験したカードゲームの興奮を再現すべく2024年のリリースへ向けて開発中とのこと。
Digital Entertainment Asset(DEA)はRita Technologyと共同で開発を進める社会課題解決型ゲームを紹介。ゲーム感覚で遠隔地にあるゴミを分別することができるデモを実演していました。
ブロックチェーンの技術を基盤とし、デジタル時代のエンターテインメントとアセットで新たな経済・文化を創造する次世代Entertainment Companyです。
Com2uSグループのブロックチェーン企業「XPLA」はアクションRPG「Summoners War: Chronicles」のIPを活用した新作ブロックチェーンゲームにOasysを採用すると発表しました。
最後に,Ubisoftからは同社初のブロックチェーンゲームでPvPのタクティカルRPG「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」にOasysを採用することを発表しました。リリース時期は明確にされていませんでしたが、公式サイトを見るとSoonとあるので、情報公開を待ちましょう。
公式サイトはこちら。
https://championstactics.ubisoft.com/
最後にOasys代表の松原氏が再び登場し、来場者への感謝を述べ、次は東京ゲームショウでのイベント開催を告知しました。松原氏のスピーチの中で
「OASYSは立ち上げから成長期へのシフトを果たし、ブロックチェーンの最後発としてクレイジーなチャレンジャーであり続ける必要がある」と言っていたことに、Oasysがゲーム特化ブロックチェーンの領域で世界でリードすぞという決意を強く感じました。
スペシャルイベントということで、最後は世界的ギタリストのMIYABIによって一瞬にしてライブ会場へと変化。二条城にMIYABIの演奏が響き渡りました。ステージとの距離も近いせいか、演奏の熱気が直接感じられ、Oasys Special Eventを印象付ける素晴らしいステージアクトとなりました。
イベントを通じて国内の大手企業の参入が多く発表され、さらにUbisoft、Com2usなど大手ゲーム開発会社のOasys参入を決定するなど、今後のブロックチェーンゲームに対する期待値の高さを直に感じられるイベントとなりました。
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