インターネットのように誰もが簡単に開発に参加することができ、相互運用性を実現するエコシステム。
Cosmos(ATOM)の特徴について解説します。
Cosmosはビジョンとして「Internet of Blockchain」を掲げており、インターネットのように誰もが簡単に開発に参加することができ、相互運用性を実現するエコシステムです。
この他にもCosmosでは、いくつか特徴があるので解説していきたいと思います。
【通貨名】
➤Cosmos
【通貨単位】
➤ATOM
【ICO開始日】
➤2017年4月6日実施
【ICO終了日】
➤2017年4月6日】
【運営会社】
➤Tendermint Inc.
【コンセンサスアルゴリズム】
➤Bonded Proof of Stake(BPoS)
【ブロック生成】
➤1~3秒
【Walletアプリ】
Android➤https://play.google.com/store/apps/details?id=wannabit.io.cosmostaion&hl=ja
Apple➤https://apps.apple.com/jp/app/cosmostation/id1459830339
【公式サイト】
➤https://cosmos.network/
【ホワイトペーパー】
➤https://cosmos.network/resources/whitepaper
【公式Twitter】
➤https://twitter.com/cosmos
【テレグラム】
➤https://t.me/cosmosproject
【ブログ】
➤https://blog.cosmos.network/
【GitHub】
➤https://github.com/cosmos
【エクスプローラー】
➤https://hubble.figment.network/cosmos/chains/cosmoshub-1
【現在流通量】
➤190,688,439 ATOM(2019年9月17日現在)
【最大供給量】
➤237,928,231 ATOM
【購入可能取引所】
➤Binance、Ploniex、Hotbit、BitForex、Huobi Globalなど
【ICO価格】
➤0.1USD
【現在価格】
➤356.26円(2019年9月17日現在)
【時価総額ランキング】
➤21位(9月17日現在)
ブロックチェーンにはビットコイン、イーサリアム、ネム、モナコインなど多くのチェーンが存在しますが、これらのチェーンには互換性がありませんでした。
しかし、Cosmosはインターネット同様に互換運用(Interoperability:インターオペラビリティ)とスケール性を持つ独立したブロックチェーンネットワークとして、異なるブロックチェーンのプロジェクトをお互いに利用できるよう橋渡しをします。
*Interoperability:IT用語でソフトウェアとソフトウェアを連携させたりする「相互運用」という意味
既存のものから新規で作られるチェーンでは、スケーラビリティ(処理)、ユーザビリティ(使いやすさ)、インターネットオペラビリティ(互換運用)の3点がボトルネックになっていました。
Cosmosはこれらの問題を解決します。
ビットコインなども採用するアルゴリズムとしてProof of Workがありますが、利用者が増えれば増えるほどデータ処理が追いつかなくなってしまいます。2017年~2018年頃も中々送金されないなど事例が起きました。
Cosmosではこれらの問題を解決すべくアルゴリズムとしてBPos(Bonded Proof of Stake)を採用しています。
Bonded(担保)、Stake(掛金)という意味から、取引の承認を行うバリデーター(validator)と呼ばれる人たちは、ATOMトークンを賭けることで、その量によって力(権利)を大きくもつことになります。
Cosmosではブロック生成速度が約3以内と言われており、高速処理を可能とします。
Cosmosでは開発しやすいように「Cosmos SDK」と呼ばれるツールが用意されており、誰でも自由にCosmosネットワークの中にブロックチェーンを開発することができます。
Cosmosには互換運用を可能にするTendermintというシステムがあります。
TendermintはCosmosにおける重要な要素で、ネットワークで不正が起こらないようにするソフトウェアのことを指します。
開発者はTendermintを使って簡単にブロックチェーンネットワークを構築することができます。
Cosmosのネットワークは、ハブ(Cosmos Hub)とゾーン(Cosmos Zone)と呼ばれる2種類のブロックチェーンで構成されています。このネットワークを利用することで、独立したブロックチェーンであってもCosmos Hubを経由して、各種トークンやデータをやり取りすることができます。
往来では通貨を交換する際、取引所を経由する必要がありましたが、CosmosではCosmos Hubを利用してBTCとETHの交換/移動に、取引所を介さず行うことができます。
ここまで仮想通貨Cosmosについて解説してきました。
CosmosのTendermintはバイナンスも利用しており、話題にもなりましたね。
ブロックチェーンの構築を簡単にするソフト、Tendermint。また、実際に開発を行うとき、多くの開発者が使いやすいように、たくさんのプログラミング言語に対応したABCIも用意されています。
DAppsの開発を簡単に行うことができることから、イーサリアムと競合している点もありますが、開発者がCosmosへと移行が進めば、より注目度が高まるのではないでしょうか。