こんにちは!「すここのこ(@VurCur)」です。
最近ブロックチェーンゲームのジャンルとしてidle gameが出てきました。
代表すべきなのは、Ether Shrimp Farm(イーサシュリンプファーム)とEther Cartel(イーサカルテル)です。
日本語の読みはアイドルゲームですが、意味は「働いていない」、「仕事のない」といった方です。
自動車のアイドリングストップのアイドルと同じ意味です。
「あこがれの人」だったり、「崇拝される人」といった意味のアイドル(idol)と勘違いされるので、カタカナでは表記しないようにします。
ではidle gameはどういったブロックチェーンゲームなのでしょうか?
5月後半頃、Ether Shrimp FarmとそのスピンオフのゲームであるEther Cartelというブロックチェーンゲームが現れました。
これらは冒頭でも書いたように、ジャンルとしてはidle gameです。
分散型アプリケーション(dApps)がランキング形式で見られるDapp Radarというサイトがあるのですが、突如としてEther Cartelが1位を獲得しました。
ランクインした原因はトランザクションの混雑によるもので、それに伴いEthereumのガス価格の急上昇となりました。
EthereumベースのdAppsユーザーとしてはガス価格が安い方がいいので、これは1つの問題として挙げてもよいでしょう。
それではidle gameとはどのようなゲームなのでしょうか。
特徴的なのは自動価格調整です。
一回の取引でデジタル資産を販売できるほか、プレイヤーが取引する際に需要と供給によって価格が自動調整されます。
従来のdAppsでデジタル資産をマーケットに出品するときは、こちらが相場を観察し、大体この価格で売ることができるだろうと見積もっていました。
しかしidle gameではその作業や、販売も含めて自動化されます。
ゲームというよりidleシステムといった方が納得できます。
Ether Cartel(イーサカルテル)も注目すべきですが、わかりやすいのはEther Shrimp Farm(イーサシュリンプファーム)と思いましたのでこちらを紹介します。
Ether Shrimp farm(イーサシュリンプファーム)はエビ養殖シミュレーターのブロックチェーンゲームです。
ゲームとしてはエビが1日1回産卵をし、その卵からエビを増やすか、仮想通貨イーサに換金します。
しかもエビは1回購入すると、1匹ではなく300匹もいました…。1日で300個もの卵が増殖されるのです。
それなので、どこからどこまでかはわからないのですが、すべてオンチェーンであるとすればトランザクションが詰まるのは間違いありません。
idle gameは販売や価格調整を自動化するシステムがあるゲームです。
自動化するシステムなのでプレイヤーとしては喜ばしいのですが、トランザクションを混雑させ、ガス価格を上昇させる原因になってしまいました。
これはプレイヤー側がなんとかできるものでもないため、今のところEthereum側の解決を待つしかないと思われます。