今回のアップデートで大きな変更がありました。
特に、アートエディット・二つ名必須化は、ブロックチェーンゲームならではの問題への対応だと考えられます。
広く知られる問題ですが、なんで?と思った方の為に今回の変更内容に加え、NFTの実質FT問題について解説を加えます。
2月4日(月)17:00(メンテナンス時間:15:00–17:00)
①node ver.1.2
新ノードVer1.2がスタートいたします。
・新エクステンション実装
・難易度調整
・ヒーロースタミナ消費量の変更
・ヒーロースタミナ回復時間の変更
・「MYZOシステム」のアルゴリズム更新
・クエスト実行回数制限のルール変更、等出典 : medium.com
下記を確認すると、大きく三つの変更があります。
https://medium.com/mycryptoheroes/node1-2-ja-a265d6ce71f8
・各Lvの消費ヒーロースタミナが変更(Lv20以上が5~20程度上昇)
・オリジナルエクステンションのドロップはLv20からに変更
・1ヒーロースタミナの回復時間を4分から5分に変更
・「1日最大50回まで」のクエストの実行回数制限を廃止
以下の特典を30日間ご利用いただけるサービスがスタートいたします。
(1)チーム編成数を3→6に拡張
(2)プライムユーザー限定ノードのプレイ
(3)デイリーボーナスの獲得
・価格:0.1ETH出典 : medium.com
・Crypto Energy - GUM 変換レートの最低保証(0.05GUM / Crypto Energy)を廃止
・Lab内に蓄積された「Crypto Energy」と「GUM」の量から算出される変換レートを適用出典 : medium.com
以下の内容でルールの変更を実施いたします。
・法令への適用のため以下の2つの条件を両方満たしているヒーロー/エクステンションのみ転送可能となります
(1) Lv.2以上である
(2)「アートエディット」「二つ名」のいずれかが行われている
・1回の転送費用をこれまでの40GUMから100GUMに変更出典 : medium.com
以上のような大幅な変更の中、何故アートエディット・二つ名が必須になったのか。
ブロックチェーンゲーマーの間では、有名な問題ですが、新しくマイクリプトヒーローズをプレイし始めたユーザーにとっては、どういう意味があるのかピンとこないのではないでしょうか。
簡単にですが、NFTの実質FT問題について紹介します。
NFT(Non-Fungible Token)は、代替性が無いトークン、つまり、同じトークン1つ同士で交換することができない物を指します。
自分の持っている1000円札は、どこでも1000円の価値を持ち、他の1000円札と交換できます。
これを、Fungible、代替性がある、と言います。
代替性が無い、Non-Fungibleの場合は、例えば、
100人の芸能人によるサイン入り1000円札が100枚あったとします。
自分の好きな1000円札を貴方が手に入れたならば、他の人のサインが入った1000円札と交換をしたいとは思えませんよね。
同じ1000円札同士で交換できない、それぞれ違った価値を持った状態が、Non-Fungibleです。
ブロックチェーンゲームのアセットは、1個のキャラクターがそれぞれTokenと呼ばれるEthereumの規格で作られており、それぞれが同じ1つのTokenであっても、それぞれが別々の価値を持ちます。
これを、Non-Fungible Token、NFTと言います。
これは、日本国内(あるいはいくつかの国)の法律的問題ですが、ゲーム内のアイテムや通貨も、仮想通貨(2号仮想通貨)とみなされる場合があります。
2号仮想通貨とは、不特定多数を相手に、1号仮想通貨(ビットコインやEthereum)と交換できる財産的価値のあるもので、電子情報処理組織を用いて移転する事ができるものをさします。
仮想通貨とみなされると、仮想通貨交換業を取得する必要が出てきます。
そうなると、ゲームを作るのに資格を取らなければいけなくなり、しかも、仮想通貨交換業の登録は前年はほぼ不可能な状態でした。
その為、仮想通貨であることを避ける為、NFTであることで、通貨としての特徴をなくし、固有の財なので仮想通貨と当たらないとする方法や、移転できないようにEthereum上には載せず通常のポイントのようにする方法が取られています。
ブロックチェーンゲームにおいて、アイテムを個人の資産として所有できる点が特徴としてあげられますが、
国内のゲームで、個人の資産としてマーケットなどで流通(電子情報処理組織を用いて移転)させられるようにしつつ、それが仮想通貨としてみなされないようにするためには、NFTであることは一つの手段として重要視されています。
ブロックチェーンゲームのアイテムをNFTで導入していた場合でも、例えば、同じ剣(○○○ブレード)が、同じステータスで何百本も存在しマーケットに流通している場合、それは実質的には交換可能な物(FT)とみなされる可能性があります。
NFTであることで、通貨としての特徴をなくし、固有の財なので仮想通貨と当たらないとする方法をとる場合、実質的FTであると、通貨のように実質的に使えることが問題となってきます。
単純に名前が違う、アートが違うだけでは、1万円札におけるNoのようなものなので、実質FTのままとも考えられますが、
二つ名を付けることでスキルと能力値の補正がかかり、アートエディットをつける事で、見た目が変わるだけでなく、スキルと能力値の育ち方が変わる為、同じ武器やヒーローでも能力値が変わってきます。
例えば、同じNoviceBladeであってもPHYの高いNoviceBladeもあれば、INTが高いNoviceBladeもあるようになります。
二つ名とアートエディットの必須化、Lv2以上でないとEthereumに出せない事は、以上のようなNFTらしさを強める事で、NFTの実質FT問題への解決したいと言う背景が恐らくあるのではないかと予想されます。
さらに2月は、ランドの詳細の発表が控えています。
一国500ETHのランドがどんなエコシステムを持つのか、発表が待たれます。
「My Crypto Heroes 」(マイクリプトヒーローズ)はdouble jump.tokyoによるワーカープレイスメント型RPGゲーム。
歴史上のヒーローたちを集め、育て、バトルに挑みます。
多彩なヒーローとアイテムを組み合わせたチーム編成が、バトルでの勝利のポイント。
最強のチームでCrypto Worldの覇者をめざそう!
招待コードに「LRwA」と入力すると、特典ヒーローが貰える!
■ジャンル:PVP、RPG、2D
■対応機種:WEBブラウザ、モバイル
■チェーン:Ethereum, Polygon, MCHverse
■提供会社:double jump.tokyo