Seal M on CROSSがいよいよグローバル展開をスタートした。220万件もの事前登録が集まった背景には何があったのか。従来のP2Eとどこが違うのかを掘り下げながら、懐かしのMMORPGとWeb3が交わる新しい潮流を読み解く。
PLAYWITH KOREA Inc.とNEXUS CO., Ltd.が、MMORPG「Seal M on CROSS」のグローバルサービスをついに開始した。ブロックチェーンによる報酬機能を本格的に組み込んだ形での船出だ。
Seal M on CROSS is now live! 🎉
— Seal M on CROSS (@SealMonCROSS) March 19, 2026
Adventurers, your journey in Shiltz begins now.
Jump in and start playing today!
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PLAYWITH KOREA Inc.とNEXUS CO., Ltd.が手を組んで送り出した「Seal M on CROSS」は、2026年3月19日にグローバル公開された。ベースになっているのは2000年代初頭に一世を風靡したPC向けMMORPG「Seal Online」の世界観と手触りだ。そこにブロックチェーンの仕組みを組み合わせた、いわば"正統進化版"といえる。
カートゥーン調の愛らしいビジュアルや、コンボをつなぐ爽快な戦闘システムなど、往年のプレイヤーなら思わず懐かしくなる要素はしっかり受け継がれている。モバイルとPCの両方に対応している点も、間口の広さとして効いている。
これまでのWeb3ゲームといえば、聞いたこともない新規IPが大半だった。そこに「知っているゲーム」として登場したことが、初動のユーザー獲得に少なくない影響を与えたはずだ。
グローバルローンチの前に行われた事前登録で、なんと220万件という数字をたたき出した。
反応が特に大きかったのは東南アジアだ。ベトナムやインドネシアといった、もともとMMORPG文化が深く根付いている市場で、とりわけ熱い関心が集まった。
なぜこれほどの数字が集まったのか。背景には、大きく二つの理由がある。
ひとつは、「Seal Online」という名前の重みだ。かつてプレイしていたユーザーにとって、世界観もゲームの流れも体に染みついている。「どうせ一から覚えるのか」という心理的なハードルが低く、「また遊びに来た」という感覚で入ってこられる。
もうひとつは、ブロックチェーンがあくまでも"おまけ"として設計されている点だ。ゲームそのものが主役であり、トークンを稼ぐことはあくまで副産物として位置づけられている。従来のWeb3ゲームに対して「なんかお金のにおいがする」と感じていた層の警戒心を、うまく和らげた設計といえる。
「Seal M on CROSS」では、プレイを通じてゲーム内通貨「Shiltz Crystals」を貯め、それをオンチェーン資産「SHILTZx」に変換できる仕組みが用意されている。
肝になるのは、供給量のコントロールだ。Shiltz Crystalsはシーズンごとに発行上限が定められており、「とにかく配りすぎて価値が暴落する」という過去のWeb3ゲームが陥ったワナを、あらかじめ設計段階で回避している。
さらに、このSHILTZxはゲーム内の貴重なアイテム「Ooparts」を手に入れるためにも使う。稼いだ資産をゲームの進行に再投資していく流れが自然に生まれる構造になっており、換金ツールに留まらない設計が光る。
かつてのPlay-to-Earnゲームは、トークンで稼げるという看板を掲げることで一気にユーザーを集めた。だが、その多くは長続きしなかった。
よくあったのが、こういう問題だ。
・トークンを配りすぎて価値が底をつく
・プレイヤーの動機が「稼ぐこと」一色になる
・そもそもゲームとして面白くない
「Seal M on CROSS」が打ち出したのは、この反省を踏まえた三つの設計方針だ。
・発行量に上限を設けたトークン設計
・ゲームの進行と資産獲得を切り離さない構造
・既存IPの力でゲーム体験そのものを担保する
なかでも核心にあるのは、「報酬を得ること」が目的にならない設計だ。プレイヤーはまずゲームを楽しみ、その延長線上に資産がついてくる。「Play to Earn」から「Play and Earn」へ——言葉にすると一文字の違いだが、設計思想はまるで別物だ。
「Seal M on CROSS」は、Web2ゲームの使い心地とWeb3の経済圏をつなごうとする試みの好例だ。
慣れ親しんだゲームUXをそのまま残しながら、オンチェーン資産を少しずつ織り交ぜていくアプローチは、Web3ゲームをより多くの人に届けるための現実的な道筋として注目に値する。
共有サーバーの採用やクロスプラットフォーム対応によって、従来のゲーマーとWeb3ネイティブユーザーが同じ場所で遊べる環境を整えた点も、見逃せない工夫だ。
220万件の事前登録が証明しているのは、Web3ゲームがなにも新規ユーザーだけを相手にする必要はない、ということだ。
むしろ、すでに存在するゲームコミュニティやプレイヤー文化を土台にして、そこにブロックチェーンの価値を静かに乗せていく戦略のほうが、持続的な成長につながる可能性がある。
P2E時代の失敗を正直に受け止め、懐かしのMMORPGという共感の文脈と組み合わせた「Seal M on CROSS」は、次のWeb3ゲームがどこへ向かうべきかを示す、ひとつの道標になりうる存在だ。
「Seal M on CROSS」は、往年の人気MMORPG「Seal Online」のIPをベースにしたカジュアルMMORPGであり、ファンタジー世界「Shiltz」を舞台に、光の神エリムと闇の神バリエの対立の中で失われた英雄の謎を追う冒険が展開されます。
プレイヤーはナイトやメイジ、プリーストなど多彩なクラスを選択し、フィールド探索やモンスター討伐、協力型のフィールドボス戦、釣りや交流といった生活コンテンツ、マーケットでのアイテム取引など、クラシックMMORPGの要素を楽しむことができます。
また、可愛らしいモンスターやペット、コミカルな世界観によりカジュアル層にも親しみやすい設計となっており、さらにプレイ体験や成長の成果がブロックチェーン上のデジタル資産へと接続される“Play-to-Value”型エコシステムを採用することで、「プレイ・達成・資産価値」を自然に統合した新たなゲーム体験を提供する点が大きな特徴です。
■ ブロックチェーン連携(CROSSエコシステム)
プレイ時間や成果がデジタル資産へ接続される設計。ゲーム外でも価値を持つ可能性を示唆。
■ カジュアルMMORPG設計
「Seal Online」の系譜を継ぐ、親しみやすい3Dカートゥーン風グラフィック。
■ 多様なクラスシステム
ナイト、メイジ、プリースト、ジェスターなど複数クラスが存在し、プレイスタイルに応じた戦略が可能。
■ ペット&ガーダー(乗り物)
育成可能なペットや移動速度を上げるガーダーにより、探索や戦闘を強化。
■ ソーシャル要素
チャット機能「Seal Talk」やカップルシステムなど、プレイヤー同士の交流を重視。
■ コンボ戦闘システム
キャラクターごとに異なるコンボアクションが存在し、戦闘にアクション性を付加。
◾️Basic Information
Game Title: Seal M on CROSS
Genre: カジュアルMMORPG
Compatibility: iOS / Android(モバイル中心)
Price: 基本無料(アプリ内課金あり)
Development Status: リリース予定(2026年4月予定)
P2E: あり(Play-to-Value型、資産連携を示唆)
Blockchain: CROSSエコシステム(詳細非公開)
Tokens: 未公開(ゲーム内資産連携を示唆)
NFT: ゲームプレイ成果のデジタル資産化(詳細未公開)
Provider/Developer: PLAYWITH Inc
Whitepaper URL: 未確認
https://www.sealm.com/