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【インタビュー】リアルワールドゲーム×暗号資産「アルクコイン」で実現したい未来とは。 リアルワールドゲームス 清古氏 岡部氏 1/2

2018-12-26

フィールドテストが9月26日から開始された「ビットにゃんたーず」を配信する、リアルワールドゲームス株式会社の代表取締役である清古貴史氏と、取締役CTOの岡部典孝氏にブロックチェーンゲームインフォの木村がビットハンターズシリーズの状況、リアルワールドゲームとブロックチェーンの可能性について、インタビューを行いました。

自己紹介

清古氏 : 株式会社リアルアンリアルと言う会社を岡部と17年ぐらいやっていて、10年ほどポイントメディア、その後、ソーシャルゲームの受託開発をやっていました。

岡部氏 : 
リアルワールドゲームス株式会社の取締役CTOをしております岡部と申します。
大学の在学中に株式会社リアルアンリアルを起業しまして、2001年から暗号資産分野を含めてポイントサイトなど、様々な分野の事業を行ってきました。

リアルワールドゲームス株式会社設立の経緯

岡部氏 : 元々は現実世界と仮想現実世界の融合をテーマとした事業をやっていて、その中の一つとして、四年ほど前から「リアルワールドゲーム分野」が今後伸びると研究をしていたところ、成果が出ましたので株式会社リアルアンリアルからカーブアウトする形で新しくリアルワールドゲームス株式会社を設立しました。

元々大学時代にウルティマオンラインが流行っていまして
私が一日16時間以上、廃人としてプレイしている過程で、どこまでが現実か仮想現実か自分自身もわからなくなった経験から、今後インターネットが普及すればするほど、もっと現実世界と仮想現実世界の融合が進むと確信したのがきっかけです。
自分がそれだけハマるということはこの流れは必ず進むと思いました。

清古氏 : イングレスと言うゲームがあり、それをやってみたら衝撃を受け、こえの分野は来るという確信を持ちました。
このようなゲームにIPものやキャラクターを乗っけたらブレイクすると思い、この分野をやろうと始めました。

この分野がすごく大きいブルーオーシャンと言うのが一つ目の要因ですが、
もう一つ、ずっと10年以上パソコンの前で座りっぱなしの生活をしていたんで、体が弱っていたんですね。
足腰も衰えて、夕方くらいになると居眠りをする。

イングレスをやるとやたら歩くんですよ。そうしたら今まで引きこもっていたのがどんどん外に出るようになった。

その結果、いろんな出会いもあり、街の再発見にもつながりました。
なおかつ体力がついて、健康になったんですね。
その体験をみんなにも共有できると思ったのが二つ目の要因でした。

ビットにゃんたーずの開発経緯は?

岡部氏 : 元々歩くことによってビットコインがもらえたら楽しいんじゃないかと言う着想があったんですね。
歩いて暗号資産を見つけていく、と言う事でビットハンターズプロジェクトが立ち上がりました。
その中で、どういったアプリにすると楽しいんだろうと考えた所、第一弾としては、ビットにゃんたーずを出そうという形になりました。

リアルワールドゲームス株式会社を設立するまでの苦悩

清古氏 : 最初、地図等のわからない部分があり試しにやってみたんですが、簡単に地図を表示するアプリ自体を作ることはできました。
ただ、その分グーグルに利用料を支払わなければいけなかったんですね。

実際計算してみると、なかなか採算とるのは難しい分野でした。
イングレスならばグーグルのスタートアップなのでやっていけても、他の会社は無理だよねということがわかったんです。

地図無しで作って試してみた所、遊べるのはわかったんですが、道が無いと萌えない。

なんとか道を出そうとして、なんとかできるようになって。
そこで、地図自体を自分で作ったらうちでもやれるよねというのがわかってきたんですね。

そして、カーナビを作る感覚でせこせこやって、この分野のとっかかりとなるような土台ができました。
合計四年くらい経って、ようやく本格的に資金調達をしてやれるところまで来まして、新会社を作りました。

3つのプラットフォームとしての側面

岡部氏 : 弊社は位置情報のプラットフォームも作っていまして、そのプラットフォームを使うことで他の会社さんもリアルワールドゲームを簡単に作れるようにしていきたいと思っています。
その為にスポットの情報を集める必要があるので、第一弾としてビットにゃんたーずを作っています。

GoogleMapやゼンリンを使わずに高性能の地図を自社で作っています。
プラットフォームとして、この地図を他の会社へ使っていただく側面が一つ。

もう一つは、人が歩いて目標物となるようなスポットの情報を集めていますので、その情報を他の会社へ使っていただく面。

そしてもう一つは、人の行動を変える。今まで歩いていなかった人に歩いてもらう。
それを通じてスポンサーのお店に歩いてもらうかもしれないし、観光地に歩いて行ってもらうかもしれないという、行動変容の面。

地図としてのプラットフォーム
スポットを登録できるプラットフォーム
行動を変えるプラットフォーム
この三つが弊社の目指す所です。

地図を調製する事とは?

木村 : 地図を調製するというのはどういうことですか?

岡部氏 : 地図は、様々な地図会社が作っていますが、新しい地図を作るのにも実は許可がいり、承認を受けて各社オリジナルの地図を作っています。
弊社も地図会社と同じように地図データを集めて、地図の調製と言う形で出力する事を事業としてやっています。

お地蔵さんがあったとすれば、「どういったお地蔵さんで」、「緯度と経度が何で」と言う「点」のデータになっていることが多いんですね。
「点」のデータを繋げると「面」になっていきます。
その「点」のデータを大量に集めてサーバーで処理しています。

また、リアルワールドゲームの場合、自分の周りの情報が欲しいので周りの情報を効率的に配信できるようにしています。

木村 : データを集めるのは自社でやられているんですか?それともユーザーが?

岡部氏 : ユーザーにオリジナルデータを集めていただいて、写真を撮って解説を書いてもらったデータが集まるようにして、その中で良いものだけを採用していくということをやっていますね。
採用した物と、道の情報や川の情報と組み合わせて地図として調製しています。

ブロックチェーンを使う事で実現したい事

岡部氏 : ”Proof of “Walk”と言うコンセプトで「アルクコイン」というトークンを作ろうとしています。

まず、ユーザーにたくさん歩いて欲しい事がベースにあり、
ただ歩くだけでは無く、新しい街の再発見をしてほしいと思っています。

そうすると、”Proof Of Work”と比べてもよりエコな、人の脂肪を燃やしてマイニングするということが出来るようになりまして、ゲームを楽しんでもらいつつ、いつのまにか健康になっているという状態が理想だと思っています。

ゲームは普及の上でも大事だと思いますが、
本当に実現したいことはゲームを楽しんでもらいつついつのまにか歩いている状態になっている事を目指しています。

ブロックチェーンが無かったら、こういうジャンルのトークンエコノミーはなかなか成立しないのでブロックチェーンを使っています。

Proof Of “Walk”について

木村 : ブロックチェーンの技術は何をベースに作っているんですか?

岡部氏 : イーサリアムをベースに作っています。
元々はブロックチェーンの専業の会社をやろうとした会社と言うより、位置情報プラットフォームを作る会社でしたので、ブロックチェーンはマイクロソフトさんに技術支援して頂いて作っています。

岡部氏 : マシンで自動的に承認するか人が実際に処理するかは違っていて、現在は人が処理しているので完全な”Proof of Walk”は実現できていません。今後、信頼性が高い投稿は自動で承認するようになると、人が歩く事が新しい経済圏につながるのではないかと思いながら作っています。

木村 : 同じスポットを複数の人がデータを申請した時はどのように承認されますか?

岡部氏 : ”Proof Of Work”と同じで、最初に見つけた人だけがもらえます。
有名なスポット程先に申請されるので、だんだん難易度があがっていくという部分はProof Of Workと似ています。

ビットコインは「計算」で難易度を実現していますが、それが「自然」に行われていきます。

木村 : 公園のなんでもない石も登録できますか?

岡部氏 : 人が歩く目標物になるでないと価値が無いので、最終的に「みんなに価値がある」と思われたものを承認しており、承認された人がアルクコインを貰えます。

木村 : アルクコインをたくさん集めたい場合はどうすればいいですか?

岡部氏 : まだスポットが発見されていない場所を探して出かける必要があります。今まで行ったことの無い場所へ出かけたり、見慣れた街でも違う視点から観察することで新たな発見をするきっかけになればと思っています。

正確さの担保について

木村 : 投稿された画像、データの情報が正しいかどうかはどうやって判定するんですか?

岡部氏 : 今やっている方式で言うと、一次審査はユーザーが行っています。
そして、「行きたい」と言うユーザーのある程度の閾値を超えたものを弊社が審査しています。

木村 : 実際の写真と位置はどうやってそれが正しいとされるんですか?

岡部氏 : プレイヤーがたくさんいるところに関しては他のプレイヤーが見れるようになっているので、
一度承認されたとしても、いろんな人から「ここには無い」という情報が来たら、承認を取り消せるようになっています。

木村 : Google Map等で調べた画像を勝手にポストする事は?

岡部氏 : 今はアプリの中からカメラを起動して写真を撮って投げるフローなので多少やりにくいかと思いますが、明らかににおかしいデータを投げていたら、ある程度はわかるようになっていますね。

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著者について

ブロックチェーンゲームインフォ 浜田

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