フィールドテストが9月26日から開始された「ビットにゃんたーず」を配信する、リアルワールドゲームス株式会社の代表取締役である清古貴史氏と、取締役CTOの岡部典孝氏にブロックチェーンゲームインフォの木村がビットハンターズシリーズの状況、リアルワールドゲームとブロックチェーンの可能性について、インタビューを行いました。
清古氏 : 株式会社リアルアンリアルと言う会社を岡部と17年ぐらいやっていて、10年ほどポイントメディア、その後、ソーシャルゲームの受託開発をやっていました。
岡部氏 :
リアルワールドゲームス株式会社の取締役CTOをしております岡部と申します。
大学の在学中に株式会社リアルアンリアルを起業しまして、2001年から暗号資産分野を含めてポイントサイトなど、様々な分野の事業を行ってきました。
岡部氏 : 元々は現実世界と仮想現実世界の融合をテーマとした事業をやっていて、その中の一つとして、四年ほど前から「リアルワールドゲーム分野」が今後伸びると研究をしていたところ、成果が出ましたので株式会社リアルアンリアルからカーブアウトする形で新しくリアルワールドゲームス株式会社を設立しました。
元々大学時代にウルティマオンラインが流行っていまして
私が一日16時間以上、廃人としてプレイしている過程で、どこまでが現実か仮想現実か自分自身もわからなくなった経験から、今後インターネットが普及すればするほど、もっと現実世界と仮想現実世界の融合が進むと確信したのがきっかけです。
自分がそれだけハマるということはこの流れは必ず進むと思いました。
清古氏 : イングレスと言うゲームがあり、それをやってみたら衝撃を受け、こえの分野は来るという確信を持ちました。
このようなゲームにIPものやキャラクターを乗っけたらブレイクすると思い、この分野をやろうと始めました。
この分野がすごく大きいブルーオーシャンと言うのが一つ目の要因ですが、
もう一つ、ずっと10年以上パソコンの前で座りっぱなしの生活をしていたんで、体が弱っていたんですね。
足腰も衰えて、夕方くらいになると居眠りをする。
イングレスをやるとやたら歩くんですよ。そうしたら今まで引きこもっていたのがどんどん外に出るようになった。
その結果、いろんな出会いもあり、街の再発見にもつながりました。
なおかつ体力がついて、健康になったんですね。
その体験をみんなにも共有できると思ったのが二つ目の要因でした。
岡部氏 : 元々歩くことによってビットコインがもらえたら楽しいんじゃないかと言う着想があったんですね。
歩いて暗号資産を見つけていく、と言う事でビットハンターズプロジェクトが立ち上がりました。
その中で、どういったアプリにすると楽しいんだろうと考えた所、第一弾としては、ビットにゃんたーずを出そうという形になりました。
清古氏 : 最初、地図等のわからない部分があり試しにやってみたんですが、簡単に地図を表示するアプリ自体を作ることはできました。
ただ、その分グーグルに利用料を支払わなければいけなかったんですね。
実際計算してみると、なかなか採算とるのは難しい分野でした。
イングレスならばグーグルのスタートアップなのでやっていけても、他の会社は無理だよねということがわかったんです。
地図無しで作って試してみた所、遊べるのはわかったんですが、道が無いと萌えない。
なんとか道を出そうとして、なんとかできるようになって。
そこで、地図自体を自分で作ったらうちでもやれるよねというのがわかってきたんですね。
そして、カーナビを作る感覚でせこせこやって、この分野のとっかかりとなるような土台ができました。
合計四年くらい経って、ようやく本格的に資金調達をしてやれるところまで来まして、新会社を作りました。