ハードウェアウォレットの特徴について

2018-10-19

ここまでウェブウォレット、デスクトップウォレット、モバイルウォレットの特徴について解説してきました。

今回はハードウォレットについて解説したいと思います。

ハードウェアウォレットはウェブウォレット、デスクトップウォレット、モバイルウォレットの中でも最もセキュリティが高いウォレットで、オフライン状態で秘密鍵を管理するタイプのウォレットです。

仮想通貨には公開鍵と秘密鍵が存在し、秘密鍵を他の人に教えてしまった場合、その所有の証明を譲渡することと同じなので、絶対に教えてはいけないものです。

ハードウェアウォレットは、この秘密鍵をオンライン上ではなくオフライン上で管理するので、ハッキングの被害を最小限に抑えることができ、安全に資産を管理することができます。

このようなオフラインで管理するものを総称してコールドウォレットと呼び、オンライン上で管理するものをホットウォレットと呼びます。

取引所でハッキングによる流出があったとき、大概はホットウォレットで管理したことが原因となります。


ハードウェアウォレットの特徴

ハードウェアウォレットは、仮想通貨をデバイスの中に保管するのではなく、秘密鍵を暗号化して管理するものです。

形状がUSBメモリーのような物もあるので、画像やファイルのようにデバイス内に保管すると認識されやすいですが、決してハードウェアウォレット内に仮想通貨が保管されている訳ではありません。

取引所のウォレットは資金の移動を頻繁に行う為、秘密鍵を一部オンライン上で管理する取引所もあります。

ハッカーは仮想通貨の資産を狙う為に、この秘密鍵を奪う作業を行っています。

取引所は多額の資産を預かっており、ホットウォレットで管理するケースも多いので、ハッカーにとって最も狙われやすい場所です。

一方、ハードウェアウォレットはオフラインで管理するので、ハッキングを受ける可能性が極めて低いので、資産を安全に管理することができます。

ハードウェアウォレットのメリット

セキュリティが非常に高い

ハードウェアウォレットを利用する上で一番のメリットは、セキュリティが非常に高いことです。

前述でも述べましたが、秘密鍵をオフラインで保管する為、ハッキングの被害を最大限に抑えることができます。

大きな纏まった資産をお持ちの方は、取引所に置いておかずハードウェアウォレットに保管した方が良いでしょう。

カウンターパーティリスクがない

取引所とは別のウォレットなので、カウンターパーティリスクがありません。

これは資産が大きければ大きいほど重要となる要素です。

持ち運びが簡単

ハードウェアウォレットは、USBメモリー程度の大きさなので持ち運びに苦労しません。

また、アプリをインストールしておけば、どのパソコンからもアクセスすることができます。

ハードウェアウォレットのデメリット

コストが発生する

他のタイプのウォレットは無料で利用することができますが、ハードウェアウォレットを利用する為には、購入しなければいけません。

大体1万~2万円ほどかかるので、それほど多くの仮想通貨を持ちでない方は割高と感じるかも知れません。

利便性に欠ける

ハードウェアウォレットは、仮想通貨を安全に管理するウォレットには便利ですが、店舗での支払いや取引所での売買、普段使い用のウォレットとしては不便です。

大部分のハードウェアウォレットは、送金をする際にPCと接続しなければならず、スマートフォンがあれば送金が可能な、モバイルウォレットやウェブウォレットと比較すると少々面倒です。

最後に

私は今まで2回のハッキングにあったことがあります。

2回とも取引所でのハッキングでしたが、その内の1件は取引所に置いておいた仮想通貨が、自分のPC画面上で勝手に送金手続きが進められたものです。

ちょうど目の前で起きたことで唖然としましたが、手続きが「送金中」だったのでキャンセルを掛けたことによって損失を最小限に抑えることができました。

しかし、「送金完了」となっていたら取り戻すことはできなかったでしょう。

当時、取引所に問い合わせても警察の「サイバー犯罪へ」という返信内容が送られただけでした。

それ以降、ハードウェアウォレットを使うようになりましが、自身の資産は自身で管理しなければならないのが現状です。

もし多くの資産を取引所に預けている方は、ハードウェアウォレットコールドウォレット)を利用した方が良い思います。

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著者について

ぼ~ぬん

2006年、カルト・ブルーを取得にて フランス・ブルゴーニュのbeauneに1年間勤務。 2016年6月、仮想通貨トレードに参入。