配当5億円超えのFomo3Dとは。ポンジ・スキーム型DAPPSに、ある仕組みを導入したことで新たにペニーオークション型の問題も?

2018-08-23

2万ETHが7月23日現在PotにたまるFomo3Dとは。ポンジスキーム型を抜け出した先に見えるペニーオークション型のBotは排除できるのか。

Fomo3Dは、突如Dappsraddarの上位に入り、異常なまでの取引数で、先週末より話題になったポンジ・スキーム型Dappsです。
開発は、POWH3Dの開発チームであるTeamJUST。
ポンジ・スキーム型DAPPSに、ある仕組みを導入したことにより、これまでのポンジ・スキーム型DAPPSとは一線を画したDAPPSとなっています。

ポンジ・スキームとは

ポンジ・スキーム(英:Ponzi scheme)とは、詐欺の一種で、日本語で言うところの「自転車操業」に近いものである。「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。

出展 : ja.wikipedia.org

投資案件の中には、新しい参加者の資金を分配する事を隠さずに「そういう仕組みだから儲かる」として勧誘する場合もあります。

そして、DAPPSの中で、いわゆる配当系、放置系などの表現であらわされる物の多くは、この「ポンジ・スキーム型」を取っています。
トークンを持つ割合によって、最後に購入した人の資金が按分されていきます。

「ポンジ・スキーム型」の問題点

法律面はひとまず置いておいて、

ポンジ・スキーム型」のゲームの最大の問題点は、「先行者優位」が強すぎる事です。

と言うのも、
・購入した時には既に大多数の参加者とトークンが発行されていて、そこから按分されても微々たる配当しか受け取れない。
・リリースしたてはトークンが安く、後から参加していくらEthをつぎ込んでも多くの割合を得る事ができなくなる場合もある。
・そのことを理解している人はだんだん買い増し、新規参加をしなくなる。
先行者が圧倒的に優位で、後の方に登録した人は損をするしかないという問題点があります。

Fomo3Dの前身である、PoWH3Dは非常に高い人気を誇っていた。

先行者優位とは言え、放置系や配当系は非常に高い人気を誇ります。
前進のPoWH3Dは、前述した、ポンジ・スキーム型の配当DAPPSで、
今年四月にリリース後、二週間程度で4000ユーザー、2000ETHの取引量を記録しました。

PoWH3Dが流行ったことを受けて、様々なポンジ・スキーム型の配当DAPPSが作られました。

もちろん、前述のとおり、先行者優位性が高すぎて、ほとんどポンジ・スキーム型配当DAPPSは長く続きませんでした。

しかし、ほとんどのDAPPSで、現在利益を出すのならば、先行者優位のDAPPSか、ねずみ講式のDAPPS、ギャンブルである事などは、DAPPSゲームの運営側もたびたび口にする問題点でもあります。

ポンジ・スキーム型を脱却したFomo3Dのある仕組み

Fomo3Dは、配当やチームなどの複雑な仕組みがありますが、
簡単に言えば、「ある仕組み」を導入した「ポンジ・スキーム型」の配当Dappsです。

その「ある仕組み」が、一日10億円もの取引を生み出しました。

・最後にKeyを購入した人から決められた時間が経った時、最後にKeyを購入した人は莫大な報酬を得る。

たったこれだけのルールを導入した所、これまでの先行優位性を崩し、いかに最後に購入するかが重要なゲームへと変貌したのです。

これまでは、最初に買わなければ配当はほとんど見込めませんでした。
その為、だんだん購入する人は少なくなっていき、最終的には誰も買わなくなりました。
それが、最後に購入さえできれば、Keyでの報酬の比ではない、莫大な報酬がもらえる、と言う、
後から参加をしたくなる仕組みが追加され、これまでのポンジ・スキーム型DAPPSを根本から変えてしまいました。

Fomo3Dの簡単なルール

・keyを購入すると、それ以降に買った人の金額の規定割合が、Key数により按分され配当として手に入る。
・keyはだんだん値上がりしていく。
・4つのチームがあり、チームごとに、Keyを購入したEthの分配率が違ってくる。
・誰かがkeyを購入すると、30秒残り時間が延長される。
・残り時間がゼロになった時、最後に購入した人へ溜まったPotの48%が賞金として支払われる。

先行者へ配当が支払われつつ、最後に購入した人には最大の賞金が渡りゆく仕組みです。
Keyはだんだん少しずつ値上がりしていく為、いつまでも買われ続けるということはありません。

PoWH3Dのトークンホルダーへも配当が支払われる。

PoWH3Dのトークン保持者にも同様にFomo3Dやそのほか同じチームが開発したゲームのプレイヤーからの配当を受けられます。
その為、ここ数日、だんだん減っていたPoWH3Dの取引数が一気に過去最大級の物となりました。

出展 : dappradar.com

新しい問題点:「ペニーオークション型」の可能性もありうる。

さて、ポンジ・スキーム型から一気に化けたFomo3Dは、変化をしたからこそ新たな問題点が出てくるのではないか、と思います。

その問題点は、「ペニーオークション型」です。

ペニーオークション(英: penny auction)あるいは入札手数料オークション(英: bidding fee auction)は、毎回の入札毎に手数料が必要になる形式のインターネットオークションである。表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額であるが、入札時の手数料が高額になることがある。2005年に開設されたSwoopo(旧名:Telebid)がこの形式の発祥とされる。

出展 : ja.wikipedia.org

数年前にニュースになったので覚えている方も多いことでしょう。
あの時に、多くの運営者は、ある価格になるまでは絶対にこのギリギリでBotが作動して入札する、と言う仕組みを取っていました。

今回の、残り時間の直前に、必ずBotが入るようにセットされていたとしたら、最後までどんなに粘ろうと手に入らない、と言う可能性も含んでいます。
もちろん、それは、運営者側がやる場合も、莫大な報酬を得るための投資としてやる場合も、両方向のBotが考えられます。

DappsにはBotもつきもので、例えば過去に放置系ゲームでEther Shrimp FarmでBotによる大量取引でガスが高騰したこともありました。

TeamJUSTが非常にまじめに、ポンジスキーム型の問題解決の為の手として導入した仕組みも、
利用する側によっては新しい問題点の温床となる可能性も含んでいます。

最後に

今回、法律面を横に置いたうえで、Fomo3Dがブームになった理由の部分を説明しましたが、ギャンブルは内容としてもよろしく無いでしょうので、リンクは掲載していません。

今後、Fomo3Dのように成功したDAPPSには、まずは、同じようなコピーサイトが大量に誕生し、
その中には悪意を持ってペニーオークション型の仕組みを仕込んだものも出てくる事でしょう。
そうしたコピーと当たらない為にも、情報を調べ、見極める事が必要になる事でしょう。

しかし、法律面を横に置いたうえで、
これまでの先行者有利しかなく、最後の方に入って来た人は絶対に勝てないDAPPSは数多くありました。ゲームも同様に、プレセールの優位性が強すぎる物も数多くあります。

そうした状況や問題点が現在のDappsにある中で、先行者じゃなくても大きな報酬を得る事が出来る仕組みとして、とても面白い取り組みでは無いかと思います。

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