3月に入ってからBasic Attention Tokenの価格が上昇しています。
ランキングも2018年3月では53位でしたが、現在(2019年4月21日)では22位にランクを上げてきます。
この記事では、Webブラウザ「BRAVE」も含め、仮想通貨Basic Attention Tokenについて解説します。
Basic Attention Token(ベーシック・アテンション・トークン:BAT)は、ブラウザのFireFoxやプログラミング言語Javascriptの生みの親であるBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏がチームを率いて開発しているトークンです。
2017年5月31日に公開されたBATは、WEBブラウザ「Brave(ブレイブ)」上で取り扱われるトークンで、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)では開始後わずか24秒で完売し、当時の最高額「当時のレートで38憶円強」を集めたことで話題になりました。
2月6日0.1ドルだったBATは、2019年4月21日現在0.47ドルまで上昇。
執筆時では前日比12.29%と価格を上げてきています。
2018年3月ではランキング53位でしたが、現在(2019年4月21日)では22位にランクを上げてきました。
この記事ではWebブラウザ「BRAVE」も含め、仮想通貨Basic Attention Tokenについて解説します。
【通貨名】
➤Basic Attention Token(ベーシック・アテンション・トークン)
【通貨単位】
➤BAT
【発行日】
➤2017年5月31日
【公式サイト】
➤https://basicattentiontoken.org/
【ホワイトペーパー】
➤https://basicattentiontoken.org/BasicAttentionTokenWhitePaper-4.pdf
【ソースコード】
➤https://github.com/brave-intl
【BRAVEダウンロード】
➤https://brave.com/download
【公式Twitter】
➤https://twitter.com/AttentionToken
【reddit】
➤https://www.reddit.com/r/BATProject
【現在流通量】
➤1,249,941,615 BAT
【最大供給量】
➤1,500,000,000 BAT
【購入取引所】
➤Bainance・Upbit・Hubi・Bithumb・BitMax・Bittrex
【現在価格】
➤48.78円(2019年4月21日現在)
【時価総額ランキング】
➤22位(2019年4月21日現在)
Basic Attention Token(ベーシック・アテンション・トークン:BAT)は、Breve社が開発するWebブラウザ「Breve(ブレイブ)」上で利用できるトークンです。
BATトークンはイーサリアムのブロックチェーン(ERC-20)を採用しており、ICO時でもイーサリアムで資金調達を行いました。
(公開から数十秒で153,250ETHを調達に成功)
往来のWebブラウザには、広告配信システムにて収益モデルやプライバシー審に関する問題が指摘されていました。
このような問題を解決すべBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏がBrave Softwareを設立しました。
BATトークンはWebブラウザBraveを通じ、トークンを用いて広告効果の効率化を行い利用者が快適に利用できるブラウザ環境の構築を目的としています。
Braveは一般的なブラウザとは違い、ブラウザを高速化するために初めから「広告をブロックする機能」が搭載されています。
現状の広告収益の7割以上はGoogleなどの運営側が摂取しており、閲覧するユーザーには収益性は存在しません。しかし、Braveは閲覧するユーザーに対してもBATを報酬として受け取ることができます。
また、Braveブラウザには投げ銭機能があり、ユーザーが良いと思うウェブサイトや動画のコンテンツにBATトークンを付与することもできます。
2018年12月、ブロックチェーンスマートフォン「Exodus 1(エクソダス・ワン)」を開発している台湾のスマートフォンメーカーHTCが、Webブラウザ「Brave」をデフォルトブラウザとして採用することを発表しました。
Exodusは「Zion(ハードウォレット)」が組み込まれおり、複数の仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン)をスマートフォンで管理することができます。
Exodus 1ではDapps(分散型アプレイケーション)であるイーサエモンやVR関連のDapps「Decentraland」なども利用することができます。
https://www.htcexodus.com/us/
「Brave(ブレイブ)」は、デベロッパー向けの機能として「広告表示・配信」のテストができるようになったことを2019年1月15日のブログ記事で発表しています。
Breveは初めから広告ブロック機能が標準で搭載さ非表示となっていますが、広告の表示を許可して閲覧したユーザーは、仮想通貨で報酬が支払われる仕組みになっています。
今回の発表は広告機能の実装のためのステップであり、開発者が広告のプレビューをテストするための機能が追加。これにより開発者は、広告の表示や配信をテストすることができるようになりました。
今後開発が進めば、広告の表示を許可したユーザーにたいして報酬が支払われる予定となっています。