ブロックチェーンゲーム投資、2026年は$56Mに減速──Yoake社がソニーから$3.2M調達

ブロックチェーンゲーム投資、2026年は$56Mに減速──Yoake社がソニーから$3.2M調達

2026年これまでのブロックチェーンゲーム投資総額は5,600万ドル。日本のファンダムIP企業Yoake Entertainmentがソニー・イノベーション・ファンドから320万ドルを調達。米Neon Machineは1,950万ドル調達(Gala Gamesがリード)。2026年までに60%超のBCGがP2Eモデルを採用する見込み。

BlockchainGamer.biz が定期更新している投資・資金調達マスターリストをベースに、注目どころをざっくり整理してみた。数字がかなり動いているので、現状把握の参考にしてほしい。

そもそも、どのくらいお金が動いているのか

まず規模感から。2024年はブロックチェーンゲーム関連への投資総額が約10億ドル(1600億円超)に達している。2025年は3億ドル台と少し落ち着いた印象だが、2026年に入ってもすでに5600万ドル以上が動いており、市場が縮小しているというより「選別が進んでいる」ような動きに見える。

2026年、注目の動き

ソニー系ファンドが日本企業2社に出資

まずYoake Entertainmentが、ソニー・イノベーション・ファンドから約320万ドル(約5億円)を調達。音楽・ゲーム・アニメといったコンテンツIPとブロックチェーン・AIを組み合わせた「ファンダム活用プラットフォーム」を開発している会社で、ソニーとの親和性は高そうだ。

同じくソニー系から出資を受けたのがStartale Group。こちらは1300万ドル(約18億円)の追加投資で、コミュニティ機能やミニアプリ、短尺ゲームの強化に向けて動いている。Web3のプラットフォーム争いにおけるソニーの布石、という見方もできる。

ビットコインゲームのインフラ企業が大型調達

ZBDという企業がシリーズCで4000万ドル(約56億円)を調達した。Lightning Networkを使ったゲーム向け決済インフラを手がけており、今回の資金でPC・コンソールへの対応を広げていく方針とのこと。「ゲームで稼いだBitcoinをすぐ使える」という体験を作ろうとしている会社で、インフラ系の中では動きが早い印象だ。

2025年の主な調達を振り返る

手数料0%で換金するならMEXC

後半に動きが集中していたので、月別に簡単にまとめておく。

10月は、オンチェーンRPGのCambriaが約200万ドルをBitkraftやSky Mavisから調達。KGeNは1350万ドルを追加調達し、累計4350万ドルに到達している。

9月は、チェスベースのゲームAnichessが約70万ドルを調達(CHECKトークンのローンチと連動)。Gigaverseは230万ドルで、オープンワールド機能やNFTエコシステムの拡張を進める計画だ。

8月は動きが特に多かった。Polygon L2上で複数ゲームを開発するMoonveilが500万ドル、マルチチェーン対応のNFTマーケットOvertakeが700万ドル、PCシューター『Shrapnel』を開発するNeon Machineが累計1950万ドル、そしてSuperGamingがSeries Bで1500万ドルを完了している。

初期段階では、Solanaネイティブのゲームエンジンを作るMagicBlockが750万ドル、ゲーム配信プラットフォームのUltraが1200万ドルを集めている。

市場全体の傾向、どう読むか

資金の流れ先が幅広いのが最近の特徴で、ゲーム本体だけでなく、インフラ・決済・コンテンツ配信・SDK開発と多層的に投資が分散している。一点集中ではなく、エコシステム全体を底上げしようとする動きが見える。

もうひとつ見逃せないのが、ソニーやBandai Namco、Square Enixといった従来の大手ゲーム企業がWeb3ゲームへの関与を強めていること。「実験的に出資してみた」という段階を超えて、戦略的な位置づけになってきている印象だ。

まとめ

ブロックチェーンゲーム市場は「バブルが弾けた」というよりも、資金の質と行き先が変わってきたフェーズに入っている。インフラや決済基盤への投資が目立つのも、「まずゲームが成立する土台を作る」という方向性の表れかもしれない。大手企業の参入が続く中、2026年以降の動きはかなり注目しておく価値がある。

関連記事

日本テレビ、ガールズグループデビューサバイバル番組「Who is Princess?」のNFTを発行

日本テレビ、ガールズグループデビューサバイバル番組「Who is Princess?」のNFTを発行

新着記事

Immutableが7月注目の5タイトルを選出——Illuvium・Might & Magic Fates・Gods Unchainedが3強を形成、TCG経済圏が2026年GameFi復活を牽引
2026-07-24
クラリティ法案、7月22日新テキスト公開——DOJ単独執行条項で民主党2名が離反、上院採決は8月7日前ラストチャンス
2026-07-24
クラリティ法案、8月休会前ラストウィーク—倫理条項削除の新テキストで民主党離反・Polymarket成立確率43%
2026-07-22
Might & Magic Fates(マイト・アンド・マジック フェイト)、7月20日にRock Wallカード追加——Ubisoft×ImmutableのWeb3 TCGが月次アップデート継続
2026-07-22
クラリティ法案(CLARITY Act)、上院採決は7月20日週へ持ち越し——新テキスト遅延で2026年成立確率31%まで低下、GameFi・DeFiに規制リスク再燃
2026-07-20
YGGがAI時代のゲーム開発プラットフォーム「vibecode.game」始動——Animoca Brandsと$5,000 VibeBlitz Game Jam開催
2026-07-17
Pixels、フロントエンドを今週オープンソース化——Ronin基盤の農場系Web3ゲームがコミュニティ開発体制へ大転換
2026-07-17
Ronin Ecosystem Update公開、PoD Season 1で41万RON超がビルダーへ分配
2026-07-15
クラリティ法案、7月17日ニューヨーク上院公聴会へ——「ゲームNFT非証券」の最終局面、成立確率43%に低下
2026-07-15
PROJECT XENO、7月15日アップデートでWeb3全機能を終了——NFT生成・GENESIS Challenge・GXE連携が全廃、日本発P2Eの象徴が撤退へ
2026-07-15