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【インタビュー】ブロックチェーン+クッキークリッカー+ウィザードリィー注目のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypto - Wizardry BC - 」開発者インタビュー

【インタビュー】ブロックチェーン+クッキークリッカー+ウィザードリィー注目のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypto -  Wizardry BC - 」開発者インタビュー
更新日

ZEAL NOVA DMCC、株式会社ドリコム、チューリンガム株式会社が共同で開発中のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt - Wizardry BC -」のエグゼクティブプロデューサーであるQueen Okeir氏、ゲームプロデューサーのHiiiiiRooooo 氏に深掘りインタビューを行いました。

インタビュー日:2023年9月14日

クッキークリッカーのゲームシステムとブロックチェーンゲームの相性

Queen Okeir:今回の「Eternal Crypt - Wizardry BC」は、複数の企業がプロジェクトチームを組んで開発しています。参加企業としては、ドリコム、チューリンガム、ゲームパブリッシャーのZEAL NOVA DMCC、そしてトークン発行体としてBOBGなど、4社が関与しています。

ドリコムは、主にWeb 2.0のモバイルゲームを開発していますが、最近では出版やIP開発にも手を広げています。このプロジェクトでは、ドリコムがゲーム開発を担当しています。他の企業については、チューリンガムさんがトークノミクス部分を担当。ZEAL NOVAがゲームのパブリッシングを、BOBGがトークン発行を担当しています。

ー:Queen Okeirさんの自己紹介もお願いいたします。

エグゼクティブプロデューサー、Queen Okeir

エグゼクティブプロデューサーのQueen Okeir 氏

Queen Okeir:はい、このプロジェクトではエグゼクティブプロデューサー、Queen Okeirとして参加しています。私自身は元々新規事業開発をやってきており、2017年からブロックチェーンに関する研究開発を始めて2018年には一度ブロックチェーンゲームの開発を試みましたが、当時はオンチェーンになんでも載せた結果、とても更新性の悪いゲームが出来上がり、技術的な制約と市場環境の変化から一旦はゲームのローンチを見送りました。しかし、2021年以降、仮想通貨市場が上向きになり、様々なDappsの登場などビジネスとしても成立する可能性が見えてきたということもあって、再びブロックチェーンゲームの開発を始めることとなりました。

ー:Queen Okeir(クイーンオケール)について教えていただけますか?

Queen Okeir: 『Eternal Crypt - Wizardry BC -』の世界観の中で、出てくる王国の王家の名前になっています。
王国の名前はモセルド王国といい、王様の名前がオケールなんです。
モセルド王国もオケール王も、ウィザードリィシリーズ伝統の開発者の名前のアナグラムにするという遊びが隠されています。
ウィザードリィシリーズの伝統ですね。

ー:面白いですね。HiiiiiRoooooさんの自己紹介もお願いいたします。

https://twitter.com/Hiiiiirooo_Wiz

プロデューサーのHiiiiiRooooo 氏

HiiiiiRooooo: 私はゲームプロデューサーとしてゲーム開発を担当しています。これまでにFree-to-Playゲームの開発経験があります。最近では、IPを活用したスポーツゲームアプリを担当しておりました。

継続するための仕組みとは

ー: ところで、なぜクッキークリッカー形式のシステムを採用したのでしょうか?

HiiiiiRooooo: 私自身、Web3ライフスタイルアプリのSTEPNを遊んでいて、また以前スポーツゲームを担当していたこともあり、数字が現実世界とリンクしていて取り扱いを誤ると違和感が生まれるゲーム設計はF2Pのゲームでも非常に難しいと感じていました。特にブロックチェーンゲームでは、その設計がさらに複雑になります。

そこで、クッキークリッカータイプのゲームであれば、むしろ数字がインフレする面白さがあり、ゲームデザイン上の課題を解消しやすいのではと考えました。

そこに戦闘をうまく組み合わせ、「Wizardry」の戦略の奥深さを組み込むことで、縦方向のインフレと横軸の戦略の拡張により、ゲームメカニクスとトークノミクスの両方で拡張性と発展性が高まると考え、クッキークリッカーゲームならサステナブルな設計が行いやすいのではないかと考えました。

また、ビジュアル面についてですが、開発を進める過程で、ボクセルを選ぶ理由がいくつかありました。アバターゲームの開発経験から、複雑な3Dモデルを取り扱うことを前提とすると生産量が膨大になり、運営と開発のコストパフォーマンスが悪化することが懸念されましたので、ボクセルにしたほうが、制作が容易でパーツの追加も簡単に行えるイメージがありました。

また、当時ボクセルやドットの NFT※ が流行っていたので、それも選択の一因です。ユーザーさんからも、リアルテイストの3Dよりも親しみやすい見た目にポジティブな反応をいただいており良かったなと思っています。色々な因数を分解したら今の形に至ったというのが正直なところです。

※NFT(Non-Fungible Token):非代替性トークン。ブロックチェーン上で一意の価値を持つデジタルアセット。

ー:継続するための仕掛けや仕組みはどんな要素がありますか?

HiiiiiRooooo:いわゆる初代クッキークリッカーは単純に数字がインフレする気持ちよさこそあったものの、加速度的にクッキー生産数を上げていく要素しかなかったと思っていて、私も1週間くらいで飽きてしまいました。

しかし、本作では、RPGの基本要素として探索や育成があり、それが大きく異なります。ダンジョンの新しい階層に進むとトークンが得られ、街に戻り、アイテムを使ってキャラクターを強化するというサイクルがあります。そこがクッキークリッカー型ゲームの操作の気持ちよさに加えて、戦略性の奥深さが掛け合わされたところが何度も試してみたくなる中毒性の一つです。

また、レガシーアイテムやスキルシステムなど、パーティに関わる育成の軸が複数あります。これらを組み合わせることで、前回進めなかったダンジョンフロアに進めるようになるという期待感があります。

ユーザーが飽きないように、常に小さな目標を提示し続ける設計になっているところは、継続率に寄与できるのではないかと期待しています。

ー: なるほど。マップが開放されるような楽しみはありますか? 

HiiiiiRooooo: 今回は、いわゆるRPGのシナリオ部分のような「第1章完結、第2章開始」のようなスタイルでのマップ開放は行わない予定です。

しかし、運用が安定してきたら、季節イベントなども考慮していきたいなと考えています。クリッカーゲームなどでは適切なイベントが少ないと思いますが、我々はそのような運用も行う予定です。

そのような環境で、新しいダンジョンを探索して何かを獲得する、またはイベントの難易度の差分を提供できると考えています。

ー:ダンジョンに潜っていく中で、最下層にボスが待っているような要素はありますか?

HiiiiiRooooo: プログラム的にはステージの追加が容易な構造になっています。ですので、「200階層まで行ったらゴール」といった制限は設けていません。工夫をすればどんどん奥に潜れてトークンを継続して獲得できるという仕組みになっています。

そのような形で、基本的にはユーザーが自分で過去の自分を超えていくという点と、イベントの観点から言えば、リリース当初からミッション機能やランキング機能を導入し、ついつい奥に行きたくなるような気持ちをくすぐる予定です。

そのため、自分の目標に対して着実に取り組むパターンと、他のプレイヤーと競争し、「私がより深く潜っている」といった形で競い合っていただくイメージです。

ー:ゲームにゴールというものは設定されていないのですね。

Queen Okeir: イベント期間中にはストーリー的なゴールを設定する可能性もありますが、ゲームそのものはひたすら奥に進みます。前回よりも深く進めばトークンが獲得できるという仕様になっており、ユーザーのモチベーションは「より深く進む」ことにあります。

そのために戦略を考えたり、アイテムを消費したり、レベルアップしたりすることが求められます。
無料で始めたとしても、何回もプレイして成長させれば、より深い部分に進むことができるというところが楽しさ、という形になっています。

ー: 無料プレイでもトークンを獲得することはできるのですか?

Queen Okeir: 無料プレイの場合、トークンは獲得できないのですが、先に進むという数値的な楽しみと、街へ帰還する際に宝箱をゲットできる点があります。

その宝箱からは低確率で冒険者NFTに繋がるアイテムや、二次流通マーケットで売買可能なNFTアイテムが出てくる可能性があります。そこがトークンと接続されるポイントとして用意されています。

有料のNFTキャラクターを購入してプレイする人は、より多くのトークンを獲得できる可能性が高くなります。

トークノミクスについて

ー: トークノミクス(Tokenomics、トークン経済)とWizardry BCINOの部分をわかりやすく説明していただけますか?

Queen Okeir: 今回は INO※ という形でゲームの先行NFTセールを行います。このセールで販売されるNFTは「Adventurer Genesis Collection」と呼ばれ、Genesis NFTという位置づけになっています。

このNFTの特徴は、ゲームをプレイすることでトークンを獲得できる点です。このコレクションには、全体のトークンアロケーション※のうち20%が割り当てられています。Genesis NFTを購入した方は、ゲームの先行リリース期間で先行してプレイできる権利と、トークンを誰よりも早く獲得できる機会があります。

この20%の割り当てのうち、1%は先行リリース期間のランキング報酬とミッション報酬に割り当てられ、残りの19%のうち各トークンに割り当てられたボリュームの約70%は先行リリース期間中にゲームプレイをすることで獲得できます。残りの約30%はゲームの本リリース後にプレイすると獲得できるようにバランスが取られています。

これがINOの主要な部分です。
購入した人には先行プレイの権利と、ゲーム内のトークンを先行して獲得できる機会があります。

価格設定は、簡単に言うと500ドルで1万個、その上でトークンの20%が加算される形です。価格が高いか安いかは主観的な要素もありますが、今回、先行リリースのタイミングでGenesis NFTを通じてBCトークンを獲得できます。先行リリース期間で獲得したBCは、先行リリース期間中に冒険者NFTと交換できます。

このレートを考慮すると、ゲームが本リリースされた後に500ドルで冒険者NFTを購入するよりも、Genesis NFTで500ドルを支払い、先行プレイで獲得したBCトークンで冒険者NFTを購入する方がお得になるかもしれません。

Queen Okeir: ちょっと一風変わったNFTセールですが、他のゲームでは通常、ゲーム内で使用するNFTを先行販売するだけで、特定のトークンがいくつ付属するかなどの話はあまりありません。

今回の目的は、Web 3.0ゲームという、トークンが組み込まれたゲームを作る際に、どのようにコアなファンやトークンホルダーとなるコミュニティメンバーを形成するかを考慮しています。プロジェクトに参加していただく際には、ゲームをプレイするだけでなく、NFTやこのトークンを保有することも、プロジェクトをサポートする一形態として、またコミュニティの一員である証として考えています。

目標は、多くの方にこの「ウィザードリィBC」のトークン、すなわちBCトークンを持っていただき、先行リリースのゲームをプレイしてもらい、本リリース後もコアなファンでいていただくことです。1万個という数量は、できるだけ多くの人に購入してもらえるように設定されています。

※トークノミクス(Tokenomics)は、ブロックチェーンプロジェクトや仮想通貨において、トークン(通常は仮想通貨や資産トークンなど)の経済モデルを設計、分析、最適化する学問やフレームワーク。トークノミクスは、トークンの供給量、分配方法(トークンアロケーション)、価格設定、使用ケース、取引方法など、トークンに関連する多くの要素を包括しています。

※INO(Initial NFT Offering)は、NFT(非代替性トークン)の初回販売または発行イベントであり、プロジェクトや企業が資金を調達する手段の一つ。これにより、新しいNFTを早期に手に入れる機会が提供されます。

※トークンアロケーション(Token Allocation)とは、ブロックチェーンプロジェクトにおいて発行されるトークン(通常は仮想通貨や資産トークンなど)がどのように分配されるかを示す計画や仕組みのこと。

エクウィズのターゲット層

ー: どのようなユーザー層にアピールするのでしょうか?

Queen Okeir: ターゲット市場としては、最優先で日本市場を考慮しています。特に、仮想通貨を既に保有している、または仮想通貨に対する一定の理解がある層をターゲットとしています。ブロックチェーンゲームの市場はまだ小さいと考えており、仮想通貨を持っている人々の中でも、ブロックチェーンゲームに興味を持つ人は少数派だと思います。

そのため、名作RPG IPを用いたブロックチェーンゲームというところに、仮想通貨ユーザーの方達に興味を持ってもらいたいと考えています。ゲームは1日何時間もプレイする必要はなく、15分程度で手軽に楽しめる設計で、戦略やBCトークンをゲーム内でどのように活用するかなどに焦点を当てています。

ー:カジュアルゲームが好きな人々にも受けるのかなと思っています。ポイ活好きなユーザーなどにも受けそうな気がします。

Queen Okeir: 私たちはフリープレイの部分も提供していく予定です。そのため、「ブロックチェーンゲームはやったことがない」という層もターゲットにしています。ただ、その層まで到達するにはまだ距離があると感じています。初めの段階では、「仮想通貨は持っているが、ブロックチェーンゲームは未経験」という層を中心に広げていくつもりです。

ウィザードリィらしい楽しみも

ー: ウィザードリィのファンに対してはどういったところをアピールしていますか?

HiiiiiRooooo: 最初にリリースした際にどのように受け止められるかは大いに気になる点でした。まず、ゲーム自体が面白いと感じてもらえるような品質を提供することが前提です。その上で、今後の機能拡張の中で「ウィザードリィらしさ」を更に加えていく予定で考えています。

例えば、プレイヤーがゲームを進める中で「これは確かにウィザードリィだ」と感じられるような独自の要素を取り入れています。今回は冒険者が失われるという、いわゆる「灰」と「ロスト」の概念をマイナス要素としてではなくプラス要素として取り入れています。

具体的には、冒険者の灰と失われた魂という二つのNFTアイテムを合体させることで、冒険者が復活する仕組みを取り入れています。

さらに、今後のアップデートで、ハクスラ(ハック&スラッシュ)の楽しさも取り入れたいと考えています。ブロックチェーンゲームならではの取引できる場所が存在することは非常に重要だと思っており、それがウィザードリィの何度もダンジョンに潜ってしまって厳選するような遊びとも相性がいいと感じています。このような要素を加えることで、ウィザードリィらしい楽しみをさらに高めていきたいと思っています。

それらが実現できれば、より多くの人に継続して遊んでもらえると考えています。現在、ゲームのリリースだけでなくその後の開発やアップデートについて、チームメンバーと雑談も盛り上がっているところですね。

ー:「ウィザードリィらしさ」という点について、例えば「石の中にいる」なども出てくるのでしょうか。

HiiiiiRooooo: 今回、石の中に行っちゃうと色々しんどい(笑)。多くの方から「石の中に行くの?」という質問を受けるため、ゲーム内でそのようなイベントを取り入れることも考えています。

もちろん、単純に既存の仕様をコピーするのではなく、アップサイドとしてうまく遊び心を持ってその要素を昇華させたいと考えています。ユーザーの動向をしっかりと確認しながら工夫していきたいポイントだと思っています。

海外ユーザーの反応は?

ー:既にAMA(Ask Me Anything)なども行われています。反応はいかがでしょうか?

Queen Okeir: 現状で特に注目された反応としては、今回の「Adventurer Genesis Collection」が、取引所「コインチェック」によって新設されたNFTのイニシャルオファリングサービスの第1号案件として採択されました。

その中で、先行販売として100個限定で販売したところ、応募倍率は約113.8倍で、販売開始からわずか47秒で完売しました。これが数値的にも明確な反応だと感じています。

その他にも、X(旧Twitter)やDiscordなどでの反応については、ゲームの詳細情報が公開されるたびに様々な意見がありますが、大半はポジティブな反応です。

ウィザードリィのファンである方々も、この新しいブロックチェーンゲームに期待しているようです。逆に、ブロックチェーンゲームに興味はあるがウィザードリィを知らないという方々も、コミュニティで、ゲームの特有の要素に興味を持ってコミュニティに参加しているようです。

ー:海外の反応はいかがですか?

Queen Okeir: 海外の方々から最初に「ウィザードリィでブロックチェーンゲームを作るなんて」といった反応が少しありました。

HiiiiiRoooooさん、最近の状況はどうでしょうか?

HiiiiiRooooo: 直近では、ブロックチェーンゲームで遊んでいる方や、Defiユーザーの方々は、コインチェックの実績を踏まえて興味を持ってもらえているようです。また、「Find Satoshi Lab」との提携を発表したこともあり、ブロックチェーンゲームに触れた方から面白いのではないかと興味をお持ちいただいたり、本気で作っていると感じていただいていると思います。

ウィザードリィをブロックチェーンゲームにするという点で、ゲーマーからは様々な感情があるようです。それがウィザードリィ特有のものなのか、それとも欧米のゲーマーが一般的にブロックチェーンやNFTに対して懐疑的なのか、切り分けるのは難しいなと考えています。。

確かに、欧米のゲーマーの中には、ブロックチェーンゲームやNFTに対して否定的な意見を持つ人もいるようです。

GDC※ などのセッションに参加すると、一時期DLC(ダウンロードコンテンツ)商法が海外で非常に嫌われていた印象があります。それに続いてルートボックスが話題になり、さらにはブロックチェーンを活用したNFTが登場し、これもまた新たなマネタイズの手段として悪い意味で捉えられているようです。

DLCはそういった経緯があった中で現在では広く受け入れられており、価格と提供されるコンテンツの内容やボリュームについても、メーカーがうまくゲーマーコミュニティと折り合いをつけたのではないかと考えています。

そのため、このようなブロックチェーンを活用した新しい提供形態が浸透するには時間がかかるかもしれませんが、それが完全に受け入れられない状況が続くわけではないのではないかというのが個人的なイメージとしてあります。

※ GDC(Game Developers Conference)は、ゲーム開発者が一堂に会する世界最大のプロフェッショナルゲーム業界イベント。新技術の紹介、ビジネスのネットワーキング、業界トレンドの議論などが行われている。 

ー:海外では、Epic GamesなどがBCGを容認している動きもあり、その影響は徐々に大きくなっていると感じます。

Queen Okeir: 確かに、このような新しい形態を推進する人もいれば、日本を含むいくつかの国では賭博や投機的な要素が問題になり、規制がかかる可能性もあります。そのため、今後のユーザー反応や社会の動きによって、状況が変わる可能性もあるのかなと思います。

今後の展開

ー: 今後、どのようなメディアミックスを考えていますか?

Queen Okeir: 実は、このゲーム自体はストーリー要素が強くはありませんが、世界観や設定はしっかりと存在しています。その部分を深堀りしながら、まずはドリコムの出版事業と連携して、ノベルやコミックなどの展開を考えています。ただ、具体的な形にするまでにはまだ時間がかかると思います。

ー:今後のスケジュールを教えてください。

Queen Okeir:現在はWizardry BC INOでの「Adventurer Genesis Collection」の販売が進行中で、10月6日よりパブリックセールが開催中です。価格は500ドルで、公式サイト、コインチェック、ZaifINOにてAGC約8700個が販売される予定です。

このNFTには「リビール」というイベントがあり、購入時には冒険者NFTの見た目やパラメータが未定なので、その確定を楽しんでいただく形になります。

リビールは10月18日(水)を予定しており、ゲームの先行リリースは翌19日を予定しています。それを経てトークンジェネレーションイベント(TGE)が行われ、トークンがオンチェーン上で生成されます。

そのタイミングで海外取引所へのリスティングも調整中で、年内にはゲームの本格的なローンチを目指しています。

先行リリースは、Genesis NFTの所有者やサービスの所有者だけが参加できる期間となります。年内に本格ローンチを目指しており、最終段階に差し掛かっています。あと少し、という状況です。

ロードマップ

ロードマップ

読者へのメッセージ

ー:最後に、読者へのメッセージをお願いします。 

HiiiiiRooooo: 今回、ブロックチェーンゲームを初めて開発している部分があり、ゲームとしての楽しさと経済性をどうバランスよく両立させるか、という課題に取り組んでいます。DeFiから参入している方も、ブロックチェーンゲームから参入している方も、さらには一般のカジュアルゲームのプレイヤーにも、敷居は低くても奥が深い、というバランスのゲームを目指して開発しています。

また、ゲーム構造は比較的シンプルに設計されているため、ユーザーからのフィードバックを柔軟に取り入れやすいと考えています。Web 3.0プロジェクトらしく、多くの方々の意見を聞きながら、より良いゲームへと作り上げていきたいと思っています。まだ興味を持っていない方も、この機会にぜひ触れてみてください。既にご存知の方からは、さらに具体的なフィードバックをいただけると嬉しいです。

Queen Okeir:ブロックチェーンゲームのユーザーには、ゲームそのものの面白さを期待される一方で、セカンダリマーケットでのトレードや、それに関連するトークンに対する高い興味もあると考えています。

これらの独自の楽しみ方をうまく組み合わせて、より多くの人に楽しんでいただけるようにしたいと思っています。ぜひ手に取ってプレイしていただきたいと思います。

Eternal Crypt -Wizardry BC-

「Eternal Crypt -Wizardry BC-」(エターナルクリプト・ウィザードリィBC)は、ドリコムが提供する「Wizardry」IPを活用し、ZEAL NOVA DMCCがパブリッシングを行うブロックチェーンゲームです。このゲームは、1981年にアメリカで発表されたダンジョン探索型のRPGシリーズ「Wizardry」を基にしています。プレイヤーはギルドマスターとして、冒険者とともに終わりなきダンジョンの深淵で宝物を獲得します。ゲームはシンプルだが戦略的で、Free-to-Play形式で提供されています。

ゲームの舞台はモセルド王国で、冒険者たちが「ダドエルの穴」を発見し、その秘境からは神話の時代から存在する古代の欠片や神器の数々とともに、貴石「Blood Crystal」がもたらされます。プレイヤーはギルドマスターとして、冒険者たちをまとめあげ、穴から這い出る怪物たちを討伐し、穴から得られる宝の数々とBlood Crystalを獲得します。

冒険者たちは人間、エルフ、ドワーフ、フェルパーという4つの種族と、戦士、僧侶、魔法使い、盗賊、司祭、侍、君主、忍者という8つの職業からなり、種族と職業に応じて彼らの能力には違いがあり、それぞれに強みと弱みを持つ。ギルドマスターは状況に合わせてパーティを組み替える必要があります。


■ジャンル: クリッカー系×戦略系PRG
■対応機種:PC、モバイル
■価格 : 基本無料プレイ
■リリース日:  2023Q4
■ステータス : 開発中
■P2E:対応
■言語 : 英語、日本語
■ブロックチェーン : Polygon
■NFT: 冒険者NFT
■トークン: Blood Crystal
■提供者/開発者 : ZEAL NOVA DMCC / ドリコム

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著者について

ブロックチェーンゲームインフォ /木村義彦

BlockChainGame Info 編集部 ブロックチェーンゲームの最新情報、DAppsの最新動向をお届けします

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