NFT、DApps事業を展開する株式会社スマートアプリは、既存株主が保有する株式をSBIホールディングス株式会社に譲渡し、SBIホールディングス株式会社の連結子会社となったと発表した。SBIグループの持株比率は80%となる。買収額は公表されていない。
これにより社名がSBINFT株式会社に変更となり、代表取締役は引き続きスマートアプリの高氏が担う。
また、アート作品の信頼性と真正性を担保するためのインフラを構築する事業を展開していくことを目的として、スタートバーン株式会社と業務提携をしていくことも発表している。
株式会社スマートアプリは起業家の佐藤崇氏が2015年5月1日に、スマートフォン向けアプリ・コンテンツのアグリゲーション事業を行う会社としてスタート。創業後リリースした「AppCube」では、スマートフォン向けアプリの様々な情報を集約したメディア・キュレーションサービスを行っていたが、2018年頃からブロックチェーン事業にピボットし、スマートフォン向けのウォレットアプリである「GO!WALLET」をリリースしている。当時国内向けのウォレットアプリとしてTokenPoketが先行していたが、dappsブラウザを備え、Mycrypto Herose等のブロックチェーンゲームが遊べるとして注目を浴びた。
2020年に代表は高氏に変わり同年5月にブロックチェーン事業者向けプラットフォームサービス「GO BASE」をリリース、2021年3月15日にはNFTマーケットプレイス『nanakusa』をβサービスリリースしている。
国内NFTマーケットプレイス業界に次々と資本力のある企業が参入しておりNFTサービスへの認知は加速し信頼度の向上が期待される。
関連リンク
SBIホールディングス株式会社, https://www.sbigroup.co.jp
SBI NFT(旧スマートアプリ株式会), https://smartapp.co.jp/