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マイイーサウォレット(MyEtherWallet)の新バージョンMEW V5はシンプルなデザインを特徴としたウォレット

マイイーサウォレット(MyEtherWallet)の新バージョンMEW V5はシンプルなデザインを特徴としたウォレット

2019年2月12日、イーサリアム系のトークンや仮想通貨を管理するマイイーサーウォレット(MyEtherWallet/MEW)がアップデートしたことを発表しました。MEW V5は以前よりシンプルで見やすい画面になり、操作もしやすくなっています。今回は新MEWのUIに焦点を当てて紹介します。

シンプルで見やすいデザイン

出典 : 公式サイト

新しいMEWには様々なシステムがあります。かわいらしいボタンや親しみやすい字体など、それらは1日の終わりには、ユーザーにとって大きな経験となります。

・有能でシンプルで見やすいインターフェース
要望に応えられるほどのカスタマーサポートと教育があります。新しいユーザーを歓迎し、利用したことのあるユーザーには敬意を表します。

・不正がない
ユーザーに関するデーターを保存していません。メールや広告、追跡もないです。ユーザーの経験を邪魔するようなことも決してありません。

・セキュリティを最重要事項として強化
仮想の世界では、インターフェースのアップデートは美しさ以上のものです。インターフェースは、ブロックチェーン技術の現在と未来において、最良の働きを表してくれるものでもあります。また、最も直感的な方法で、分散化された構造と互いに作用しあう方法です。私たちの製品がより安全で簡単に利用できるように、ゴールに向かって進んでいます。

親しみやすい画面

当初から、異なったデバイスと互換性のあるプラットフォームを構築したいとされてきました。例えばデスクトップ、タブレット、そしてモバイルなどです。すっきりとした魅力的なインターフェースはどんな画面でも使いやすく、ユーザーはすぐに瞬時に自分のウォレットにアクセスができます。あるいは、もしMEWを初めて使うとすれば、新しいMEWを作成することもできるのです。

熟練者とビギナー向けの両方に合うデザインを心がけてきました。熟練者にとっては、あらゆるものを簡単に見つけることができます。ビギナーに対しては、歓迎の気持ちを表し、彼らが持っている心配事に耳を傾けることをいといません。

直感的で便利なウォレット

出典 : Medium

自分のウォレットにアクセス
・アクセスの方法はこれまでにない安全性があります。例えば、ハードウェアウォレットでLedger、KeepKey、Secalot、Trezor、BitBox、そしてモバイルアプリのMEWconnectをお勧めします。Keystore fileや秘密鍵でアクセスすることはお勧めしません。MetaMask拡張はウォレットにアクセスするのに便利な機能であり、MEWはWeb3が搭載された、例えばBraveのようなブラウザと相性がいいです。

新しいウォレットのインターフェース
・一旦、ウォレットにアクセスすると、一度に全ての内容を確認することができ、再ログインすることなく、残金をチェックし、コインを取り替えることができます。一度開いただけで、ログアウトするまで全てを利用することができます。

・ウォレットの残金は自動で読み込まれ、第三者の介入はありません。それだけでなく、MEW V5はユーザーが自分のトランザクション(取引データ)の状況を気にかける必要はありません。この最新の情報は「通知セクション」で見ることができ、それはナビゲーションバーにある小さな鈴の下部にあります。

トークンの交換は、クリックするだけ

出典 : Medium

驚くほど革新的なトークンの交換機能です。BityやKyber Networkの交換機能はすでにMEWで採用されています。今は、新WBTC※1を含むKyber Network’s 60とERC20トークンの全範囲を特徴づけています。つまり、プラットフォーム上でトークンを取り替える上で、素早く、シンプルでそして安全な方法が特徴です。

※1 Wrapped Bitcoinのことで、ビットコインに裏付けされたERC20トークン。つまり、ビットコインをイーサリアムのブロックチェーンに取り込むことを目的としたトークンのこと

便利なことに、新スワップページは交換コインのツール以上のものがあります。また、仮想マーケットプレイスでは最高の割合で買い物することができ、仮想通貨を購入することもできます。かりにユーザーがこのマーケットプレイスを初めて利用する場合でも、Simplexはイーサリアムを簡単にクレジットカードで買える方法を提供してくれます。ユーザーは待つことなく仮想上での旅を楽しむことができるのです。

イーサリアムのエコシステムは常に多彩で変化に富んでいます。多くのトークンを備え、ユーザーに役立つ何らかの投資するチャンスを与えてくれます。これらすべてのトークンを管理することは難しくもありますが、実際に利用できるよう形にしました。トークンの検索バーを画面に表示しました。1100とトークンの残高を瞬時に検索し、読み込むことができます。また、以前のようにカスタムトークンを加えることもできます。

トランザクションを超えた:ブロックチェーン探求

MEWを用いると、イーサリアムのブロックチェーン技術が無限であることがわかります。ユーザーはウォレットダッシュボードで、ELO、CLO、Ropstenテストネット、そしてGorliテストネットチェーン上に存在する新しいノードを変える方法を見つけることができます。他のネットワークをサポートする特徴があるのです。もちろん、MEWもカスタムノードを提供することができます。

ブロックチェーンは資金を保管し、トランザクション(取引データ)以上のことが可能です。イーサリアムエコシステム上で動き回る中、様々なことに取り組んでいます。例えば、収集やゲームをしたり、楽しんだりといったようにです。CDPsや金融市場といったような、ブロックチェーン技術を基盤にした金融製品を生み出すことは、仮想通貨を投資する人にとって興味のあるものになる可能性があります。

dApps
MEW V5の新しいdAppsページには、分散化エコシステムの特徴が顕著に見られます。協力関係や構築、そして統合しつづけることをねらいとして、新しいMEWウォレットを通じて、ユーザーは、dAppsの管理ができるようにしています。

MEW ENS※2:分散化は親しみやすさを可能にする

ユーザーがすぐにブロックチェーンと交流できる良い方法は、ENSドメインの所有権をもつことです。すぐに自分の名前を入力しましょう。そうすれば、商標あるいは、楽しい頭文字がすぐに届くでしょう。ウォレットに名前を登録すれば、他のユーザーは個人のメッセージを通して簡単に通貨やトークンを送金することができます。MEWを使えば、ENSドメインを利用することが可能かどうかをしることができ、オークションをスタートさせ、最終決定もできます。そしてドメインの所有権を管理できるようになります。

さらにすごいことに、ENSとIPFS※3は分散化された状態を提供することが可能なシステムです。MEW V5にアクセスすると、www.myetherwallet.comではなく、myetherwallet.ethにつながり利用することができます(MetaMaskをインストールする必要があります)。つまり、これはMEW V5は明らかに分散化されたクラウドを提供し、次世代のENSネットワークの、イーサリアム、Ropsten、Goerli、そしてRSKをサポートしていることを意味しています。

かりにユーザーが今まで以上のセキュリティの高いサービスを受けることができなければ、MEWを作り出さないでしょう。ENSドメインはスマートコントラクト上で構築されているので、DNSシステムのような脆弱性はありません。分散化の真のメリットは、リアリティであり、MEWのユーザーは優位な立場にいる第一人者となると確信しています。

※2 Ethereum Name Serviceの略でイーサリアムアドレスに名前を付けるサービスのこと
※3「ハッシング」と「P2Pネットワーク」を合わせたファイルシステムのこと

HDパス/固定されたパス

固定版に変更し、セキュリティをさらにアップさせました。ですが、フロントエンド※4で操作するのが少々難しくなりました。MEW V5を用いれば、ユーザーは固定されたパスをしっかりとサポートすることができ、また、HDウォレット向けに、最新のレジャーやKeepkeyのデフォルトパスもサポートすることを可能にします。

※4 ユーザーがプログラム・コンピューターを操作すること

内部では

MEW V5を開発した当初は、フロントエンドに焦点をあてていませんでした。といいますのも、見た目の変化に満足はしないからです。ユーザーに、未来へと続く、進化しつづけるイーサリアムのエコシステムの強靭なバックエンド※5を提供したかったからです。

※5 コンピューターがプログラム・コンピューターを操作すること

改良されたRPC

API※6のバックエンドを完全に補修し、公のRPCのAPIを作動させました。また巨大な因子で接続の効率性を増加させました。新しいネットワークを追加するのに、3回クリックすれば、MEW V5はすべてのイーサリアムAPIsの、”web3”、”eth”、”pubsub”、”net”、”rpc”、”shh”、”shh_pubsub”を含んだものをサポートしています。

※6 アプリケーションプログラミングインターフェースのこと。人間とコンピューターが接する部分のこと

Websocket(ウェブソケット)※7サポート

ご存知の多くのことの中に、RPC APIsに反対といったものがあります。これは不可とされています。将来、Web3で支持されることがないことを意味し、ウェブソケットによって取って代わるとされています。MEW V5が未来において証明するものとなることを望んでいて、ウェブソケットが、バックエンドをアップグレードする一部として、イーサリアム、ROP、そしてGorliをサポートすることを可能にします。

※7 ユーザーのブラウザとサーバーの間で双方向の通信セッションを開くことを可能にするハイテクノロジーのこと

サービスウォーカー

サービスウォーカーはウェブテクノロジーにおいて最新のトレンドの1つです。これらのスクリプトはユーザーが、問題を蓄えてしまう心配をせずにウェブサイトの最新版を利用することを可能にします。かなり有能に構築された記憶装置は、かりにネットの状態が良くなかったとしても、あるいは、トランザクションの最中にオフラインになったとしても、作業が邪魔されることはありません。

PWA※8 サポート

サービスウォーカーの追加サポートです。PWAを利用すると、完全なMEWのウェブサイトをインストールできます。これは携帯のアプリとして利用でき、ウォレットにアクセスすることができます。環境の特化した各々のデバイス専用のネイティブアプリのように機能するUIを構築します。

※8 Progressive Web Appsの略で、モバイル向けのWebサイトをスマホ向けのアプリのように使える仕組みのこと

旧バージョンMEWもしばらくは利用可能

出典 : 公式サイト

新しいインターフェースを用いて、これまでに以上にシンプルで容易に仮想通貨やトークンを保有し、管理することができるようになりました。また仮想通貨を持つユーザーは以前のMEWサイトを利用している場合もあります。2年以上、イーサリアムのブロックチェーンにアクセスでき、仮想通貨やトークンを管理してくれた旧MEWもしばらくは利用できます。ただし、いずれは使用できなくなるので、新しいMEW V5に移行することをすすめています。新MEWになったとしても、旧バージョンのお気に入りの機能を失うことはありません。

まとめ

新MEW V5はユーザーにとって見やすく使いやすいインターフェースです。Githubでオープンソースなコードを聴講し、公式サイトでメッセージをお送りすることもできます。

MyEtherWallet | MEW

公式サイト

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