日本語(JP)
English

【インタビュー】DMM Crypto「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」

【インタビュー】DMM Crypto「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」

DMM Cryptoが開発中の、『かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM』は、累計250万人がプレイしたDMM GAMESの人気ブラウザゲーム『かんぱに☆ガールズ』のブロックチェーンゲーム版で、2024年9月中旬にリリース予定です。開発の背景やマーケティング、今後の予定などDMM CryptoのCOO佐藤達也氏、にインタビューさせて頂きました。

DMM Cryptoが、本格的RPGをweb3化した「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」の開発を進めています。250万人を魅了した前作の深みあるゲーム性を継承しつつ、ブロックチェーン技術を巧みに融合。ストーリー、バトル、育成といった従来のRPG要素に加え、NFTやプレイアンドアーンシステムを自然に組み込んでいます。ウォレット不要の手軽さで、web3初心者でも楽しめる設計となっているのが特徴です。DMM CryptoのCOO佐藤達也氏らに、同社がブロックチェーンゲームに取り組む理由や、これまでのブロックチェーンゲームとの違いなどについてお話を伺いました。

取材日:2024/07/19

ー: 自己紹介をお願いします。

永田 峰弘 氏: 永田峰弘(以下 永田氏)と申します。「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のディレクターを務めております。主にスマートフォンゲームのゲームデザインやディレクション、アートサウンド等も担当していました。

片岡氏: 片岡と申します。「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」が乗る予定のプラットフォーム、Seamoon Protocolのマーケティング担当で、主にPRやイベントを担当しております。

田村 槙司氏: 田村 槙司(以下 田村氏)と申します。私はweb3事業部のゲームチームのマーケティンググループのマネージャーをしております。現在、「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」等を含めて、複数タイトルのリリースに向けてプロモーションを準備しています。

佐藤達也 氏: 佐藤 達也(以下 佐藤氏)と申します。DMM Crypto の COO 取締役を務めています。
元々はデザイナーで、絵を担当していましたが、徐々にゲーム開発に携わるようになりました。新卒で入ったセガではプロデューサー等を担当し、その後はKDDIに移り、サービス企画等の経験を踏まえ、現在はDMMに転職して3年目になります。DMMグループのDMM Cryptoに所属しており、コンテンツやサービス企画の責任者をしています。「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」も担当しているコンテンツの1つです。よろしくお願いします。

DMM GAMESの強みを活かしたWeb3.0展開

ー: どういう経緯でDMM Cryptoを設立されたのでしょうか?

DMM Crypto COO 取締役 佐藤達也 氏

佐藤氏

佐藤氏: DMMグループでは、多岐に渡る60以上の事業を手掛けています。エンタメが中心ですが、ファイナンシャル系もかなり手掛けていまして。FXや証券、DMMビットコイン取引所等のファイナンスサービスもしています。

新しいweb3というブロックチェーンの技術が出てきたことにより、長い目でみたとき、自分たちとしてどういう風に新しい技術を捉えるべきか?という議論がありました。議論の中で、新しい技術の領域に踏み込んでトライするのであれば、ちょっと試すとか、販促的に使ってみるのではなく、事業として本気で長くやるべきだと、亀山会長からの意見がありました。

Seamoon Protocolのホワイトペーパーでも示している通り、自社トークンを発行し、5年とか10年という期間を見据えてエンタメを軸とした経済圏構想の拡大を推進していくことになりました。

ー: DMMグループ内でのweb3への取り組みは、DMM Crypto設立以前からあったのでしょうか?

佐藤氏: 実は以前にもマイニング事業や、ブロックチェーン研究室があり、web3について研究を行っていました。代表の加嵜 (かさき)※が研究室の室長をしており、2017年ぐらいからブロックチェーンに深く携わっています。

https://inside.dmm.com/articles/dm2c-seamoon-protocol/

ー: なぜ最初に提供するコンテンツとしてゲームを選択されたのですか。

佐藤氏: 2つ理由があります。1つは、事業構想を開始した当時はブロックチェーンゲームが話題でした。アクシーインフィニティーが21年の夏、22年の春にステップンが流行する中で、ゲームにフォーカスが当たっていたというところです。

もう1つは、DMM GAMESがDMMの全体の約4分の1の売上規模を持っており、ゲーム事業が我々の重要な柱の一つだったことです。DMM GAMES※をEXNOAというグループ会社が運営していまして、当時のブロックチェーンゲームはブラウザで作られていることが多く、ちょうどブラウザで作るノウハウも、まさにそのEXNOAが多くのタイトルと共に持っていました。このような既存のゲーム事業の強みとノウハウを活かして、ブロックチェーンゲーム市場に参入するのが合理的だという考えから選ばれました。

https://dmmgames.co.jp/

ー:「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」はどのようなゲームでしょうか?

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

永田氏: 「かんぱに☆ガールズ」の正統的な続編タイトルです。
かんぱに☆ガールズ」は、DMM GAMESで250万人以上がプレイしていたゲームです。今作ではブロックチェーンゲームの要素を追加していますが、主軸はゲームの部分に置き、遊びやすさや「かんぱに☆ガールズ」としての楽しさを追求しています。

ゲームジャンルはRPGです。異世界にプレイヤーが転移し、女の子たちが集う傭兵会社の社長になるという物語です。これらの設定は前作と同じ雰囲気が続いているのですけれども、前作とは別の世界で新しく展開するお話となります。

今作では、前作のプレイサイクルを見直してブラッシュアップを行いつつ、放置要素や装備のクラフト機能を新たに追加しました。
更に、web3の要素を取り入れたマーケット機能やアーン要素も組み込まれています。

マーケット機能では、アイテムやNFTなど様々なものが取引できます。ゲームの中で市場が出来上がっていく面白さが体感できるのではないかと思います。

またアーン要素に関しては、PvPで勝ち抜いたり、ソロコンテンツのタワークエストの攻略を進めるなど、エンドコンテンツに挑戦すると報酬がもらえるという設計にしています。

※プレイアンドアーン:プレイアンドアーン(Play-and-Earn)は、web3ゲームの経済モデル。プレイヤーがゲームを楽しみながら、実際の経済的価値を持つ報酬(暗号通貨やNFTなど)を獲得できるシステム。ゲームの面白さと経済的インセンティブのバランスを重視し、プレイヤーにデジタル資産の真の所有権を提供する。従来のPlay-to-Earnよりもゲーム性を重視し、持続可能な経済システムの構築を目指している。

クラフト機能

装備クラフト

ー: 「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」では、元のゲームの面白さを保ちつつweb3要素を加える上で、どのような工夫をしていますか?

永田氏: 一般的なゲームとして楽しめることを目標の一つとして作っているのでWeb2要素が8〜9割を占めると思います。その上で、さらにやり込んだ人がアーンに触れていくことになります。さらっと遊ぶだけだったらweb3を知らなくても楽しめますし、新しいことを学ばないといけないということはありません。

なので、「アーン」要素があるから面白く無くなってしまうというよりは、面白いゲームの上にweb3の要素が載っていると考えていただいた方がいいかなと思います。

ー: これまでのブロックチェーンゲームから学んだ教訓は何かありますか?

永田氏: 私たちが開発に着手した当時は、ブロックチェーンゲームの黎明期みたいな状態で、web3の要素に偏りすぎて遊びがおざなりになっているものが多い印象でした。そこで、実績のある我々のゲームを投入することで勝負できると考えました。しかし最近は、本格的なゲームデベロッパーもweb3タイトルに参入してきており、その中で「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」をどう差別化していくかが課題だと認識しています。

ー: どんな差別化を考えていますか?

永田氏

永田氏

永田氏: やはり王道的なゲームがまだ少ないので、そこに関して我々に強みがあると考えています。RPGとして楽しめるタイトルをしっかり作ることで、日本市場においては先駆的な位置にいると思っています。ゲームとしての面白さを重視しつつ、web3の体験を組み込んでいる点が我々の差別化戦略です。

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」については、物語性をしっかりと前作から引き継ぐため、同じシナリオ製作陣にお願いして作っていただいていますし、前作のストーリーをダイジェストでお届けするための配信も毎週行います。物語とゲーム性を合わせた王道的なRPGの楽しみ方をちゃんと提供するということが第一にできれば、戦う土俵に上がれると考えています。

ゲーム性を損なわないWeb3.0要素の導入

ー: 「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」では、アーン要素の操作性やUI/UXをどのように改善していますか?

永田氏: 「アーン」機能に関しては、ユーザーの利便性を重視して設計しています。まず、Seamoon ProtocolのプラットフォームであるSMPポータルでアカウントを作成すると、独自のウォレットを簡単に作ることができます。これにより、外部のウォレット作成や複雑なアカウント設定の手順を大幅に簡略化しています。

https://front.portal.dm2c.dmm.com/ja

アーン機能自体はプラットフォーム側で管理していますが、ゲーム内では単純にポイントを稼ぐ仕組みになっています。そして、ユーザーがこのポイントの交換を申請すると、集計結果から按分されたトークンが付与される仕組みをポータル上に実装する予定です。
この方式により、ゲームプレイの楽しさを維持しつつ、web3の要素を自然に取り入れることができると考えています。

ー: ゲーム中でポイントを貯めてSMPポータル上で暗号資産に交換できる仕組みなんですね。

永田氏: 原資があり、それに対してプレイヤーが申請を行い、すべてのプレイヤーが申請したポイント量に応じてトークンの配分が決まり交換されます。基本的には頑張れば頑張るほどポイントが手に入り、そのポイントを持って申請を行う形になっています。

トークノミクス

ー: 按分予定のトークンは決まっていますか。

永田氏: まだ未確定ですが、「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」に関してはDMM Cryptoが発行するトークンを配布する予定です。

佐藤氏: Seamoon ProtocolでSMPというティッカーのトークンになるのですが、それを配布する予定です。

ー: Seamoon Protocolと他のDMMの既存サービスとの連携は検討していますか?

佐藤氏: 既存の事業について、DMMはweb3の技術やトークンを使って連携していきたいという話はあります。既存の事業と連携することで、DMMのサービスを普段楽しんでくださっているユーザーの方にSeamoon Protocolを知っていただいて、ゲームを遊んでいただき、トークンを所有していただくみたいなことを、既存の事業と連携する形で実現していきたいと思っています。その点に関してグループ会社として一緒に取り組んでいるところです。

ー: DMM GAMESとの連携の予定はありますか?

佐藤氏: DMM GAMESとは密接に連携しています。今後はDMM GamesとSeamoon Protocol間での相互送客も行っていきたいですね。

ー:従来のゲームユーザーをブロックチェーンゲームに呼び込むための戦略はどのようなものでしょうか?

佐藤氏: 我々の長期的な目的は経済圏の拡大にあるため、Web2ユーザーをweb3に連れてくることは本質的な目的ではありません。なので無理にweb2の人をweb3に引き込むような施策を行うというよりは、とにかく面白いゲームを作ればユーザーは集まってくる、という考えです。

また、投資などをメインに行うweb3ユーザーとゲームユーザーをつなげるような施策も予定しています。例えば、一定量の$SMPトークンを保有する投資家には、DMMの既存サービスを割引価格で利用できるなどのインセンティブを提供します。また、ゲーム内で有利になる特典も用意しています。

しかし、多くの投資家、特に海外の投資家はこれらのインセンティブを直接利用する機会が限られるため、ゲームユーザーにトークンを貸し出す動機が生まれます。一方、ゲームユーザーはトークンを購入せずとも、借りることでゲームを有利に進められます。

このレンディングシステムにより、投資家は手数料という形で利回りを得られ、ゲームユーザーは有利にゲームを楽しめます。特に、DMMの既存サービスを利用しづらい海外の投資家にとっては、このレンディングシステムを通じて利回りを得られることが魅力的な選択肢となります。
なお、Seamoonを含むゲームプラットフォームは、国内外問わず全てのユーザーがアクセス可能です。

ー: ゲームプレイヤーと投資家を結ぶレンディングシステムは、「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」で導入予定ですか?

佐藤氏: はい、その予定です。

ーー: このレンディングの仕組みはどのように構想されたのでしょうか。

佐藤氏: これは代表の加嵜の長年の研究が基礎となっています。彼は2018年頃から論文や資料を書き、将来のビジョンを描いていました。このレンディング以外にも、我々のホワイトペーパーに書かれている設計や思想の多くは加嵜が考案したものです。

ファンと共に作り上げるゲーム開発

田村氏

ー: 「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」でのコミュニティ形成やマーケティングの取り組みについて教えてください。

田村氏: まず、かんぱに☆ガールズ RE:BLOOMの話が決まったタイミングで、旧作のファンの方がたくさんいらっしゃいましたので、その方にインタビューを行いました。どういう点が好きだったのか等色々伺いながら、今作の中に残した方がいい部分を色々把握致しました。

次に、不定期にAMAを開催しファンの方と、開発状況の進捗について定期的に交流していました。このインタビューができるタイミングには、Discord(discord.gg/xZsgmykGUc)も公開されています。先日、Discordでモデレーターを募集しました。プロデューサーが出演をし、色々説明をさせていただいて、希望者は既に集まっています。まだ内容は公開できませんがDiscordなので、共想企画としてユーザーさんと一緒にものを作る企画をいくつか考えています。

旧作ファンの方々を中心に、ゲーム開発の進捗や「本当にリリースされるのか」を、一番に聞かれます(笑)。公開できるものは少しずつ公開している段階でして、前回のAMAでは、様々なゲーム要素やバトルシーンなどを公開しました。ファンの方々からは「ここまでできているなら早くリリースしてほしい」というご意見をいただいていますが、もう少しお待ちいただくようお伝えしています。

ー: ブロックチェーンゲームのプロモーション戦略をどのように考えていますか?

田村氏: 「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」というゲーム自体が、バリバリのweb3向けのゲームではなく、先ほど永田からも説明がありました通り、今までのRPGにブロックチェーンゲームの要素が乗っかってきていますので、web3の部分のみを押さなくても、プロモーション活動はできると考えております。

ー: 海外への展開については?

田村氏: 広告を展開できる範囲を色々精査しながら、一番最適な媒体で展開する予定です。また、海外はweb3向けのKOL※の方が結構いらっしゃるので。その中で特にゲームに親和性の高いKOLにお願いしようと考えています。

※KOL(Key Opinion Leader)とは、暗号資産やweb3業界において影響力のある個人や専門家のこと。ソーシャルメディアやオンラインコミュニティで多くのフォロワーを持ち、その意見や分析が業界のトレンドや投資判断に影響を与える人物を指します。

ー: 言語対応についてはいかがですか?

田村氏: 日本語、英語、タイ語で予定しております。タイ語については、東南アジアがブロックチェーンゲームに対して日本よりも明るいといいますか、プレイしてくれるユーザー数がかなり多いので対応言語として考えています。

タイの企業ROTJANA KAANKEM社(ロットジャナ・カーンゲーム)と提携しています。彼らは「Kyrie & Terra」(キリエ&テーラ)※というタイトルを我々のSeamoon Protocolに提供してくれており、タイのパブリッシャーでもあります。我々はクロスマーケティングの協定を結んでおり、彼らのゲームを日本でマーケティングする一方、タイでの「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のマーケティングやプロモーションは彼らのネットワークを活用し、タイの文化に合わせた展開を行っています。

※Kyrie & Terra:https://blockchaingame.jp/dapp/542/Kyrie___Terra

Kyrie___Terra Dapps

Kyrie & Terra

Kyrie & Terra(キリエ&テーラ)はファンタジー世界をベースにしたターンベース制RPGのNFTゲームです。
日本のアニメ、漫画、ゲームの文化(ACG)を反映させたPlay and Earnゲームを目指しています。

「キリエ&テーラ」では、プレイヤーは「グランドテーラ」の世界を探索し、様々なクエストをこなします。バトルは「運命のサイコロ (Dice of Destiny, DoD)」システムに基づいて行われ、プレイヤーはサイコロを転がして複数のスキルを同時に発動できます。また、スキルのカスタマイズを通じて、戦闘結果を有利に進めることが可能です。プレイヤーは、暗号通貨の知識を駆使して、新しい通貨「トリム」や「神のサイコロ」を用いて世界を救うための冒険を繰り広げます。

■ゲームタイトル: キリエ&テーラ (Kyrie & Terra)
■ジャンル:オンライン、RPG、PVP、ターン制
■対応機種:WEBブラウザ、iOS,Android
■リリース時期:20249月末 アーリーアクセス版リリース予定
■開発状況: ベータテスト中
■価格: 基本無料
■P2E:対応
■言語:英語、日本語
■ネットワーク:TCGVerse,Binance Smart Chain
■配信プラットフォーム:DMM Verse
■NFT:キャラクター、アイテム、土地等
■トークン: $TRM(ユーティリティートークン)、$KNT(ガバナンストークン)
■ステーキング:対応
■開発/提供会社:ROTJANA KAANKEM Co,Ltd
■ホワイトペーパー:

ー: 実は、私の同僚に旧作のコアファンがいまして、その方から質問を預かってきました。ブロックチェーンゲーム化に伴い、キャラクターの入手方法は変わりますでしょうか?

永田氏: いえ、基本的には前作同様、キャラクターはガチャで入手可能です。
有償のシャインストーンでガチャを回して手に入れたキャラクターはNFTになります。また、本作ではSAKURAとTSUBAKIの2つのルートを選択できるようになっています。各ルートには独自のガチャやイベント報酬があり、入手できるキャラクターが異なります。

なので、他のルートのキャラクターが欲しい場合は、プレイヤー間のマーケットでの取引を活用することをお勧めしています。このように、キャラクターの入手にも若干のweb3要素を取り入れてはいますが、「ガチャで手に入れる」という原則は前作同様です。

ー: もう1つの質問です。前作のキャラは出てくるのでしょうか?

永田氏: 前作のキャラクターも登場します。具体的な登場時期や詳細は明かせませんが、サプライズをお楽しみに。
希望するキャラクターがいれば、開発チームに熱い思いをぶつけてください!ユーザーの皆さんと一緒にゲームを作り上げていきますので、ぜひDiscordへの参加をお待ちしています。

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

ゲームと日常が融合する未来

ー: DMM Cryptoとして、ブロックチェーンゲームの今後の展開や普及についてどのようにお考えですか?

佐藤氏: 従来のゲームの概念が徐々に曖昧になっていくと考えています。ゲームが日常生活に浸透し、ゲームで得た知識や経験が実生活で役立つようになるでしょう。時には金銭的な報酬と結びつくこともあるかもしれません。これにより、日常生活そのものがゲーム化され、逆に日常のルーティンワークや義務的なタスクがエンターテインメントのような感覚に変わっていく可能性があります。

これまでにもその兆しはありました。従来の社会では「ゲームばかりしている」と批判されがちでしたが、将来的には「もっとゲームをしなさい」と言われるような世界になるかもしれません。

具体例を挙げると、私の娘のピアノ上達の話があります。娘は通常のレッスンではなく、YouTubeの音ゲーのような動画を見て楽しみながら練習しています。母親からすれば「ピアノを頑張っている」と映るので、怒られることなくゲーム感覚で練習を続けられます。結果として、ピアノが上手くなり、その技術を使って友達の誕生日に演奏するなど、実生活にも良い影響を与えています。

このような例は、今後意図的に作られたコンテンツでも起こりうると考えています。長期的には、ゲームと日常生活の境界がさらに曖昧になっていくと考えています。

ー: ゲーミフィケーションの延長線上に、トークンなどのインセンティブや報酬が加わることで、ゲーム要素が自然に日常生活の一部になっていくということでしょうか?

佐藤氏: そうですね。重要なのは「自然」であるということです。これまでは一攫千金を狙うような仕組みが多すぎましたが、そういったものが持続可能になった例はあまりありません。この点については、web3に限らず普遍的な課題だと考えています。日常生活に自然に溶け込むような形で、ゲーム要素やインセンティブが組み込まれていくことが重要だと思います。

今後の展開と新旧ファンに向けた、開発陣からのメッセージ

ー: 今後のかんぱに☆ガールズ RE:BLOOMの予定についてはいかがでしょうか?

永田氏: 7月30日から事前登録が開始されています。Discordの参加やXのフォローなど簡単なクエストをこなしてポイントをゲットし、溜まったポイントでガチャをひけるという形になっています。ガチャでは、リリース後のゲーム内で使えるガチャチケットやアイテムが当たります。アマゾンギフトカードやOasysトークンが当たるチャンスもありますので、ぜひ参加してください!

https://entry.kanpani-girls.com/

なお、ゲームのリリースについては、ブラウザ版、iOS版、Android版を同時に配信する予定で準備を進めています。多くのプレイヤーの皆さんに、様々なデバイスでお楽しみいただける環境を整えています。

ー: 最後に、読者へのメッセージをお願いできますか?

佐藤氏: 我々は初期段階からサードパーティーの皆様と協力し、ゲームコンテンツを盛り上げています。例えばコインムスメさんとの協業などがあります。また、従来のゲームをベースにしながら、手軽にweb3的な体験ができるサービスを提供しています。web3は難しいと思われがちですが、我々のプラットフォームを使えば、カジュアルなものから本格的なゲームまで幅広く展開できます。サードパーティーのパブリッシャーの皆様、ぜひお声がけください。

永田氏: 旧作ファンの方々には、安心して楽しめる作品として提供する予定です。また、新規のプレイヤーの方々にも十分楽しんでいただける内容になっています。新旧両方のファンの皆様に楽しんでいただけるよう努めていますので、ぜひ期待してお待ちください。さらに、Discordなどを通じて、皆様と一緒に新しいコミュニケーションの形を作っていきたいと思っています。ぜひご協力いただければ幸いです。

ー: ありがとうございました。

kanpani_RE Dapps

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」は「剣と魔法の世界」の異世界に移転した傭兵会社の社長となり、社員(キャラクター)を集めるファンタジーRPG。社員(キャラクター)の強化と編成、装備の自社開発、社長のみが持つ「社長スキル」でクエストをこなしていき、会社を成長させていきます。DMM GAMESで累計250万人がプレイした大人気ブラウザゲームのGameFi版。

◾️コンテンツ
プレイヤーは、異世界で記憶を失った主人公として、「フラン」という少女と出会い、彼女が所属する傭兵会社の社長に就任します。手探りながらも少女たちと共に様々な困難に立ち向かう冒険が繰り広げられます。ゲームでは、キャラクターの育成や装備のクラフトを楽しめるほか、セミオートのターン制バトルを通じて、戦略的な戦闘が楽しめます。

◾️機能
•スタイルシステム: キャラクターが様々な特性を持った衣装(スタイル)に着替えることができ、育成がより深く楽しめます。スタイルごとのユニークなスキルは、他のスタイルでも使用可能にすることができます。
•クラフトシステム: 素材を集めて装備を手作りできるシステムです。ミニゲームを通じて、レアで強力な武器や防具を制作することが可能です。これらの装備はマーケットで取引することもできます。
•マーケットシステム: プレイヤー同士がキャラクターやアイテムを取引できるマーケットが存在し、NFT対応アイテムは独自トークン「SMP」や「シャインストーン」で、非対応アイテムはゲーム内通貨「ゴールド」で取引が行われます。
•SMPトークンシステム: ゲーム内で獲得したポイントを使ってSMPトークンを取得するシステムです。タワークエスト、シーズンPvP、PvP大会などのコンテンツを通じてポイントを獲得し、それをSMPトークンに交換できます。

◾️基本情報
ジャンル:RPG,セミオートバトル
対応機種:WEBブラウザ、iPhone、Android
利用料金:基本無料
リリース時期:2024年
ステータス:開発中
P2E:対応
言語:日本語、英語、タイ語
ネットワーク:DM2 Verse、DMM独自のOasys Layer2ブロックチェーン
NFT:キャラクター、アイテムNFT
トークン: SMP(独自トークン)、DM2P(ゲーム内トークン)、シャインストーン(有償)
マーケットプレイス:専用マーケット
提供会社:合同会社 DMM.com
開発会社:DMM Crypto

関連記事

新作ブロックチェーンカードゲーム「Kyrie & Terra」が、OasysのL2チェーンTCGVerseとのパートナーシップを締結

新作ブロックチェーンカードゲーム「Kyrie & Terra」が、OasysのL2チェーンTCGVerseとのパートナーシップを締結

DMMグループのDM2C Studio、web3プロジェクト「Seamoon Protocol」を開始

DMMグループのDM2C Studio、web3プロジェクト「Seamoon Protocol」を開始

京都二条城で開催された「Oasys Special Event」 の現地レポート

京都二条城で開催された「Oasys Special Event」 の現地レポート