OasysとSingularityがパートナーシップを締結。
ゲーム特化型ブロックチェーンを展開するOasys PTE LTD(以下、Oasys)は、クロスチェーンペイメントソリューションを提供するSingularityとのパートナーシップ締結を発表した。この提携により、Oasysエコシステム内での決済体験が一層シームレスになる見込みだ。
Web3決済のSingularityと提携🤝#Singularity は、異なるチェーン間でのトークンのスワップやブリッジ、ネットワーク切り替えを自動で実行するクロスチェーン時代の決済ソリューションです。
— Oasys | 日本語公式アカウント🇯🇵 (@oasys_japan) November 7, 2023
今後のVerseやコンテンツの増加を見据え、シームレスな決済UXを提供します! https://t.co/MpSCUcSUnN pic.twitter.com/OcvokdJMZ8
Oasysは、複数のチェーンが乱立する現代において、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を目指している。特に、Hub-Layer(L1)と複数のVerse-Layer(L2)から成るOasysエコシステムにおいて、クロスチェーンの存在を感じさせない決済体験の実現が求められている。
Singularityの技術は、異なるチェーン間でのトークンのスワップやブリッジ、ネットワーク切り替えを自動で行うことで、ユーザーの操作を省略し、より直感的な決済が可能になる。例えば、NFTやトークンの購入時に、ユーザーは自身のウォレット内にあるトークンを使用して、まるで同一チェーン上での取引のように感じることができるとしている。さらに、法定通貨による決済にも対応する。
今後、Oasysエコシステムはさらに多くのVerseやコンテンツを迎え入れることが予想されるが、Singularityの導入により、異なるチェーン間での決済がシームレスに完結することで、UXの大幅な改善が期待される。
Singularityの導入事例としては、OasysのHome Verse上でリリース予定のオンライン対戦RPGゲーム「9Lives Arena」のNFT購入が挙げられる。このゲームでは年内にもSingularityを活用した決済が開始される予定だ。
Oasysは、ゲームユーザーの体験向上を目的としたエコシステムの拡充を進めていく。ただし、日本居住者は規制によりSingularityソリューションの利用が制限されている。
Singularity CEOのAditya Gupta氏は、ブロックチェーン技術がゲームとゲーマーにとっての実用性とイノベーションの新時代を切り開くとコメント。OasysのDirector森山大器氏も、この技術によりゲーム開発者がマスマーケットにアプローチしやすくなることを期待していると述べている。