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【インタビュー】 「Web3と現実が交差する場所で」 位置情報×暗号資産が織りなす次世代エンターテインメント

【インタビュー】 「Web3と現実が交差する場所で」 位置情報×暗号資産が織りなす次世代エンターテインメント

位置情報とWeb3が融合する新感覚ゲーム「RealGo」。ブロックチェーン業界のベテランと日本通のグローバルチームが描く、次世代ゲームの展望に迫るインタビュー。

「ブロックチェーンゲームの99%は、収益性とゲーム性のバランスを失っています」——。この業界の課題を真正面から指摘するのは、新作位置情報ゲーム「RealGo」の開発チームです。世界的人気を誇るポケモンGOのDNAを研究し、そこにWeb3の革新性を掛け合わせています。500種類のIPコラボレーション、ビットコインやイーサリアムを組み込んだ報酬設計、そして実在の観光名所との連携——。すでに2000人のプレイヤーが体験し、2万人規模のコミュニティを形成しています。"短命"という宿命に挑む次世代Web3ゲームは、いかにして持続可能なエコシステムを築こうとしているのでしょうか。RealGoのチームに話を伺いしました。

グローバル経験豊富な3人が挑む 次世代Web3ゲームへの展望

ー:本日はインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。最初に皆様の自己紹介をお願いできますでしょうか。

アレン氏(通訳も担当):Kakaの紹介からさせていただきます。

RealGo Kaka氏

RealGo Kaka氏

彼はブロックチェーン業界で7年の経験を持っています。以前はOKXという取引所で、ゲームやDeFiを含む約20個のプロジェクトに携わってきました。今回、より良いゲーム体験を提供できるプロジェクトを立ち上げ、海外そして日本の皆様にご提供したいと考えています。
続いて、Papaを紹介します。

RealGo Papa氏

RealGo Papa氏

中国系オーストラリア人のパーカー氏は、約20年間オーストラリアで暮らしています。システムエンジニアとして10年のキャリアを持ち、富士通オーストラリアでの勤務経験も有しています。5年前に自身でソフトウェア会社を設立し、これまでに10件以上のWeb3プロジェクトを手掛けてきました。その豊富な経験を買われ、今回のプロジェクトではCTOとして開発を統括しています。
彼は「日本発祥のポケモンGOを参考にしたゲームだけに、日本のユーザーの皆様には特別な親近感を持っていただけるのではないでしょうか」と期待しています。

RealGo Allen氏

RealGo Allen氏

私はAllen(以下アレン氏)と申します。留学生として早稲田大学を卒業後、日本でビジネスキャリアをスタートしました。前職ではGMOリサーチ&AI(株)の中国支社にて、ジェネラルマネージャーとして立ち上げと経営に携わり、チームと共にゲームリサーチサービスを展開。そのサービスは2022年、GreenBookより世界No.1のGaming & Gamer Market Research企業として評価されるまでに成長しました。
現在はRealGoのアジア市場において、マーケティング、集客、ビジネスコラボレーション、そしてファンドレイジングを主に担当しています。また、(株)AI on Web3のファウンダー兼CEOも務めています。

ゲーム業界において、ポケモンGOの大成功が示すように、強力なIPの存在は極めて重要です。Web3の世界では現在、ミームコインが最も注目されているIPであり、その総時価総額は約8.5兆円に達し、前年から3倍以上の成長を記録しています。RealGoの今後の成長においても、これらのIPとのコラボレーションは不可欠な要素となります。私もIPコラボレーションの推進に全力で取り組んでまいります。

プロジェクトの背景と設立経緯

REALGO

https://www.myreal.io/

ー: RealGoの設立経緯について教えていただけますでしょうか。

アレン氏: 「RealGo」は、GameFi、MemeFi、SocialFiの要素を備えたWeb3対応のモバイル位置情報サービス(LBS)、拡張現実(AR)メタバースゲームです。現実の地理情報、拡張現実、位置情報を活用して、土地の取得や宝探し、プレイヤー主導の経済活動を楽しむことができます。ゲーム内では、ミームを収集して戦闘仲間にしたり、世界中の「 誰かが便利あるいは興味のあると思った特定の場所(POI)」でチェックインして足跡を残すことも可能です。

また、ゲーム内には初の「ミーム・ローンチパッド」が搭載され、ミームコインの発行が簡単に行えるほか、最新のツールやガイダンス、支援コミュニティにもアクセスできます。RealGoは、プレイヤーの選択が物語を紡ぎ、現実世界を冒険と協力の舞台に変える新しい体験を提供します。

私とPapaは、二人ともゲームファンで、このゲームは約2年かけて開発してきました。開発にあたっては、ポケモンGOをはじめ、カジュアルゲームやMMORPGなど、様々なジャンルのゲームを徹底的に研究し、現代のモバイル環境に最適化したWeb3ゲームを目指してきました。
特にIPの活用に重点を置いており、ユーザーの皆様にゲームを楽しみながら、IPの魅力も感じていただきたいと考えています。

ー:IPの活用について、もう少し具体的に教えていただけますでしょうか。

アレン氏:主に2つの特徴があります。まず、ゲーム内ではWeb3やミームコインのIPを活用しています。NFTやコインの所有者が知的財産権を持つ形で、それらのキャラクターをゲーム内に導入しています。

もう1つの特徴は、位置情報(LBS)を活用した展開です。例えば富士山や東京タワーといった場所で特別なキャラクターが出現したり、その場所ならではのゲーム体験を提供します。さらに、ゲーム内での報酬やインセンティブも用意しています。

ー:IPの統一感について、何か工夫されている点はありますか?

アレン氏:それについては、3つのアプローチを取っています。
IPのスタイルとゲームのスタイルが合致する場合は、そのまま導入します。若干スタイルが異なる場合は、IPのデザインに合わせて修正を加えます。
大きくスタイルが異なる場合は、ユーザー体験を重視してゲームのスタイルに寄せた形で修正します。これにはコストもかかりますが、3Dモデルの作り直しなども含め、ユーザー体験を向上させるための必要な投資だと考えています。

ブロックチェーンゲームの課題と解決策

ー:ブロックチェーンゲームならではの課題について、どのようにお考えでしょうか?

アレン氏:大きく3つの課題があると考えています。
1つ目は、収益性とゲーム性のバランスです。現状のブロックチェーンゲームの約99%は、このバランスが取れていません。トークンの価格が一時的に上昇しても、その後下落し、結果として一部の投資家以外のユーザーが損失を被るケースが多いです。私たちは、ゲームの楽しさとIP活用、適度な収益性を組み合わせた長期的に健全な発展を目指しています。
2つ目は、IPの活用効率です。多くのゲームが独自IPの構築に時間とコストをかけていますが、私たちはWeb3で人気の高いIPを活用し、より効率的な展開を図っています。

3つ目は、ゲームの寿命です。多くのブロックチェーンゲームは2ヶ月程度で終わってしまいますが、私たちは位置情報とWeb3 IPを組み合わせることで、世界中のユーザーが長期的に楽しめるゲーム作りを目指しています。ポケモンのように5年、10年と続くゲームを作りたいと考えています。

収益の仕組み

ー:ユーザーの収益獲得方法について、具体的に教えていただけますでしょうか。

アレン氏:主に2つのポイントがあります。
ゲーム内でキャラクターを見つけたり、宝物を探したりすることで、各種コイン(Pepeコイン、Dogeコインなど)を入手できます。
段階的にBTCやその他の暗号資産のベネフィットも得られます。例えば、サトシボックスやミステリーボックスを開けることで、レアなトークンを入手できます。

また、ポケモンGOと異なり、私たちのゲームではキャラクターとの対戦システムがあります。距離や強さ、ゲームスキルに応じて報酬が変わり、ソロプレイだけでなく、チームを組んで強力なキャラクターに挑戦することもできます。友達と協力すればするほど、獲得できるポイントも増えていく仕組みになっています。

ー:現在の開発状況や利用者数について教えていただけますでしょうか。

アレン氏:現在のダウンロード数は約2,000人です。一方で、Discord上のコミュニティメンバーは2万人ほどいます。また、大手IPとのコラボレーションも進めており、現在500種類のIPとコラボレーション契約を結んでいます。早期参加者に対しては特別な特典も用意しており、ゲーム内での優遇やドロップアイテムの付与なども計画しています。

日本市場への展開

ー:日本市場についてはどのようにお考えでしょうか。

アレン氏:現在は世界中でダウンロード可能ですが、最も重要なマーケットとして日本を位置づけています。その理由は主に3つあります。
まず、日本人のゲームに対する深い理解と文化的背景があります。私たちのゲームの原点となった位置情報ベースのモバイルゲームも日本発のものです。
次に、Web3に関して、日本は非常に先進的です。政府だけでなく、民間企業もWeb3関連の商品やサービスを積極的に展開しています。例えば、最近ではSonyもNFT関連サービスをリリースしました。

日本市場向けの具体的な施策としては、日本の観光名所や有名スポットでの特別イベントを実施するとともに、各地域特有の敵キャラクターを実装していく予定です。また、現在は英語版のみとなっておりますが、日本のユーザーの皆様により快適にお楽しみいただけるよう、日本語インターフェースの開発も進めております。

今後の展望

ー:今後の展開について教えていただけますでしょうか。

アレン氏:地域の特性を活かしたコンテンツ展開を進めていきます。例えば、富士山や東京タワーといった場所で特別なWeb3要素を組み込んだイベントを実施する予定です。また、地域ごとにユニークな敵キャラクターを実装し、その土地ならではの体験と報酬を提供していく予定です。

また、コミュニティの拡大も重要な課題として捉えています。現在のDiscordコミュニティをベースに、日本のユーザーの皆様により良い体験を提供できるよう、継続的にアップデートを行っていく予定です。

ー:最後に、読者の皆様へメッセージをお願いできますでしょうか。

アレン氏:私たちは、単なるブロックチェーンゲームではなく、実世界とデジタルの融合、そしてコミュニティの価値を重視したプロジェクトを目指しています。特に日本の皆様には、ゲームの楽しさはもちろん、新しい形のデジタル資産活用の可能性を感じていただければ幸いです。ぜひ私たちのゲームを通じて、新しいエンターテインメントの形を体験していただければと思います。

ー:本日はありがとうございました。

RealGo Dapps

RealGo

◾️ゲーム概要
REALGOは、位置情報(LBS)、拡張現実(AR)、ブロックチェーン技術を組み合わせたメタバースMMORPGで、現実世界の地図と仮想世界が融合しています。プレイヤーは実世界を探索し、リソース収集、ランドマークでのチェックイン、ボス戦、ミームキャラクターの収集といった活動を通じて、ゲーム内の経済やコミュニティに参加できます。特に、Web3のミームIP(Pudgy Penguin、Doge、Pepeなど)を活用したミームハンティングが特徴で、ユニークなペットとしてミームキャラクターを集められます。

◾️ゲームコンテンツ
REALGOでは、プレイヤーが現実の地理情報をもとに仮想世界を移動し、ミームキャラクターを捕まえたり、土地を所有したりできます。プレイヤーは他のユーザーと協力して、ボス戦や資源収集を行い、ARを通じてミームキャラクターを「実世界」に見えるように表示させることも可能です。さらに、NFTがゲーム内資産として使用されており、マーケットでの取引もサポートしています。ゲーム内の「勇気ポイント」システムが経済基盤となっており、ユーザー同士での経済活動が推奨されています。

◾️特徴
•位置情報(LBS)と拡張現実(AR):プレイヤーは現実の地理情報を使って仮想空間を探索し、ミームキャラクターを収集
•ミームIPの収集:DogeやPepeなどの人気ミームをペットとして捕まえるミームハンティング機能
•協力プレイ:他のプレイヤーと協力してボス戦やランドマークチェックインを行うマルチプレイ機能
•NFTの利用:NFTとしての資産管理が可能で、ミームキャラクターやアイテムを自由に取引
•メメ発行プラットフォーム:「ミームランチパッド」により、ユーザーが独自のミームコインを簡単に発行・展開可能

◾️基本情報
•ゲームタイトル: REALGO
•ジャンル: MMORPG、メタバース、LBSゲーム
•対応デバイス: モバイル(iOS 14.0以降、Android 7.0以降)
•価格: 無料
•開発状況: アルファ段階
•P2E: 対応
•ブロックチェーン: 不明(Web3に対応)
•トークン: 勇気ポイント(ゲーム内ポイント)
•NFT: ペットやアイテムとして使用
•開発者: Real Studio Pty Ltd
•ホワイトペーパーURL: 現在未公開

関連URL:
•ゲーム公式サイト: www.myreal.io
•App Store: apps.apple.com
•Google Play: play.google.com

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