電通イノベーションイニシアティブは、NFT利活用スキームによる新しいクリエイターエコノミー形成に関する実証実験「ghost Link」を開始すると発表した。
これは、朝日放送テレビ、3RD GEAR、セプテーニ・インキュベート、シビラ、ソニー、ISI-Dentsu of America、Infinite Objectsの7社と共同で行われ、Web3時代に向けたテレビコンテンツ領域における新しいファンエコノミーを模索する取り組みの一環として、NFTを用いた二次創作の実施とその価値評価モデルの検討を目的としている。
8社はABC制作のVRドラマ「TOKYOCASE」に登場する「怨霊マガツヒ」にNFTを用いた実験「ghost Link」を開始する。クリエイター向けのNFTを発行し、保有者に対して自由な二次創作を許可し、制作・複製・配信の権利も商用・非商用問わず認める。この実験により、テレビコンテンツ領域におけるUGCの価値に対する適正な評価モデルを検討し、コンテンツ作り手の発掘を目指す。
また、落合陽一氏をリードクリエイターとして招聘し、シビラのコントラクトウォレット技術とソニーのハードウェアウォレット技術を組み合わせて、NFT取引の安全性と利便性を両立させる技術についても検証する。結果に基づき、電通グループはNFTを活用した新規事業開発を推進する。
・朝日放送テレビ株式会社
https://www.asahi.co.jp/
・株式会社3RD GEAR
https://3dgr.co.jp/ (2023年4月公開予定)
・株式会社セプテーニ・インキュベート
https://septeni-incubate.co.jp/
・シビラ株式会社
https://sivira.co/
・ソニー株式会社
https://www.sony.co.jp/
・ISI-Dentsu of America, Inc.
https://www.isidentsu.com/
・Infinite Objects Inc.
https://infiniteobjects.com/ (英語サイトのみ)