ブロックチェーンゲーム インフォ- dApps、ブロックチェーンゲームの最新情報を毎日配信中、最新ランキングも配信

【インタビュー】ブロックチェーンはゲームにどんなイノベーションをもたらすのか 第3回 この一年の振り返り

2019-05-13

コントラクトサーヴァントを開発するアクセルマークに、ブロックチェーンゲームインフォの木村がインタビューを行いました。
3回にわたって、お送りします。

第1回 参入した理由
第2回 価値の担保について
第3回 この一年の振り返り

参加者
尾下 順治氏 アクセルマーク株式会社代表取締役
三上 裕貴氏 コントラクトサーヴァントディレクター
木村義彦 ブロックチェーンゲームインフォ編集長

前回の記事はこちら

この一年での気づき

木村 : 開発を始めて、ブロックチェーンゲーム業界に参入して1年くらい経つんですけれども、そのなかで見えてきた意外な発見や変化があれば教えてください。

尾下氏 : 思っていたより奥が深かったし、しっかり作り込まなくちゃいけないなと思いました。また、嬉しい発見として、ブラウザゲームから離れて久しかったので、ブラウザでの表現力の向上には驚きがありましたね。

今回はPlayCanvasを使ってバトルなどのゲーム部分を開発しているのですが、こんなにリッチな表現ができるんだというところも認識できました。

そういう環境変化を踏まえて、当初予定していたCryptoKitties(クリプトキティーズ)のような比較的ライトな実装ではなくて、ちゃんと遊べるゲーム性の高いものをリリースしようという方針転換もあって思ったより時間がかかってしまっているというのも正直なところです。

あとはやはり、黎明期ならではのあたふた感とカオス感と、色々あって面白いですよね。

ソーシャルゲームのユーザーとの違い

尾下氏 : 将来的には同じように認識され遊ばれるものになると思います。
ただ、現状は違うかなと。今見てて思う限りでいうと、プレイしているのはイノベーター層。まだアーリーアダプターには進んでいない状態だと思います。

ソーシャルゲームはいきなりマスから始まり、どっちかっていうと時間がたくさんある人から始まっていたけど、割とブロックチェーンゲームは仮想通貨やブロックチェーンなどへの興味からゲーム方面に関心が向いてきた方がイノベーターとして始まっている感じはしますね。


三上氏 : その点だと、今ソーシャルゲームのユーザーがブロックチェーンに流れてるとは思わないですね。全く別の層がブロックチェーンゲームを楽しんでいる感じがします。


尾下氏 : そうですね。別のかたちで立ち上がっている感じはします。ソーシャルゲームのユーザーが遊んでいる感じはしません。
今はブロックチェーンゲームに対して期待をしている人、ブロックチェーンゲームが盛り上がって欲しいと思っている人が遊んでいると感じます。

それでいくとまさに、My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)の掲げるように、かけた時間と金と情熱が自分のものにならないのはおかしいんじゃないかって思っている人がプレイしていて、そこに向けてのメッセージは間違ってない。
僕ら作り手の想いとプレイヤーの想いがシンクロしている部分はあるのかなと思います。


三上氏 : ソーシャルゲームのユーザーは、戦って名誉を得たり、ギルドメンバーからの信頼とかで、そこに対して価値を感じているし、質の高いゲームを遊んで楽しみたいっていう人たちは、ソーシャルゲームを選択すると思います。

ソーシャルゲームユーザーにブロックチェーンゲームをやってもらうには「ゲームとしての面白さ」が重要になってくるんじゃないかと思います。

グローバルの面白さ

尾下氏 : あとはグローバルありきなのが面白いですよね。

技術的には、ブラウザゲームならノンプラットフォームでグローバルに出せるんですが、ブロックチェーンっていう文脈がなければ絶対誰の目にも止まらないでしょうね。
ユーザー少ないって言われてる一方で、グローバルに注目を集められる事はメリットだと思います。

どこのマーケット、どこの国とかってみるということではなくて、僕らは、ブロックチェーンコミュニティであったり仮想通貨コミュニティに対してゲームを出していくっていう感覚で考えています。
ブロックチェーンってDecentralized(非中央集権)であり、グローバルな技術になっているので、日本向けという表現自体がナンセンスになってきている時代の変化は感じますね。

もうちょっと概念的な話でいうと、国って何だろうっていう話。
土地があって、そこに住まいがあって、文化があれば国なのか。色々な要素はありますが、国を国たらしめる要素の大きな部分の1つは通貨であると思います。

日本円でやりとりする、日本円でしか買えないとか日本国内でしか買えないとか、売買とか通貨みたいなことによって縛られて、国というところに集まってきている求心力がある。

それが仮想通貨によって、別にどこの国に住んでいようが、イーサリアムを保持できる、保有しようとすればできる状態になって。
国でも地域でもないコミュニティーができあがっていくのかなと思います。

ブロックチェーンゲームのフォーマット作りへ

木村 : これは早い話なんですけど、今ブラウザゲームでブロックチェーンゲームっていうのが第1フェーズだとして、次のフェーズってどういったブロックチェーンゲームがくると予想されますか。


尾下氏 : ブロックチェーンゲームは、多分まだ仕組みの掘り下げが進むんじゃないかなと思っています。

ソーシャルゲームでも最後ガラケーのビジュアル表現の限界に挑むみたいな、華美なプロジェクトがたくさん出てきた手前に、フォーマットの研究がいっぱい進みましたよね。こんなゲーム面白いんじゃないかって。

それで1番エポックメイキングだったのがドラゴンコレクションカードバトルだったんですが、ドラコレが出たあと、みんなカードバトルをたくさん作るようになって、より強い刺激のためにビジュアルがどんどん華美になっていき、完成系の神撃のバハムートに繋がっていくような流れでした。

今はまだその手前ですよね。ドラコレが出てない状態。なので、いろんな試行錯誤が当面進むと思います。
ただ、ベースに思想がないとコピーしかつくれないので、僕らはフォーマットをつくる側であり続けたいですね。
できればContract Servant(コントラクトサーヴァント)がブロックチェーンゲーム界のドラコレになりたいですね。


三上氏 : そのポジションをとりたいですよね。いや、とりにいかないと、ですね。


尾下氏 : そう。だから僕らの開発チームはこの新しい領域の中で思いっきりチャレンジをしてブロックチェーンゲーム領域を引っ張っていけるようなタイトルを出すことを意識してます。

思想としては、ユーザーの元にゲーム内で手に入れたものや、過ごした時間がちゃんと残るっていうイノベーションを起こしていきたいなって思っていて、どういう形であれユーザーの手元に残るかたちを模索していきたいと思っています。

オープンソースにするのもありだし、コミュニティーやユーザーに運営を委ねるやり方もあるとは思うんで、何かしらのかたちで。ユーザーの熱量がゲームを維持していく構造は様々な選択肢があると思うので、そこは考えていきたいです。

マイクリを超えられそう?

木村 : 今、ブロックチェーンゲームと言えばMy Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)と言われる状態ですが、My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)は超えられそうですか?

尾下氏 : 超えたいですけど、超えるというよりお互いが刺激し合って共栄していく関係性が理想ですね。ゲーム性と最初のアプローチが全然異なっているんで、ソーシャルゲームの時もそうだったように、My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)も遊ぶしContract Servant(コントラクトサーヴァント)も遊ぶとなってくれるのがまずは理想です。

ゲーム全体の市場規模からするとまだこの領域はとても小さい市場です。そこで競争して、Contract Servant(コントラクトサーヴァント)が売り上げ好調だけど周りの売り上げが減ったみたいな事はナンセンスなんで、共にマーケットを広げていければと思いますね。

CryptoKitties(クリプトキティーズ)が1年半前に出てきて、その成功を見て色々なタイトルが開発されたり、リリースされたりしている中で、我々はクオリティの高いものを出して、このマーケットでやるにはちゃんとクオリティの高いものでユーザーを喜ばせていかなきゃいけないという事を示していきたいですね。
そして、これからのブロックチェーンゲームが僕らの後に続いてくれるといいなと思います。

そうした思想を持ってつくっていくんで、ぜひContract Servant(コントラクトサーヴァント)を楽しみにしていてください。

Contract Servant(コントラクトサーヴァント)の事前登録はこちら

Contract Servant(コントラクトサーヴァント)

コントラクトサーヴァント -CARD GAME-

取引量/24時間
0
取引数/24時間
0
DAU
0
『コントラクトサーヴァント -CARD GAME-』は、分散型アプリケーションやスマートコントラクトを構築するプラットフォームであるEthereumで動作するトレーディングカードゲームです。
プレイヤーはオンライン空間上で自由にカード(サーヴァント)を取引することが可能で、ブロックチェーンが不正を監視します。
マーケットプレイス以外のバトルや強化などのゲーム部分をオフチェーン化(※)したユーザーフレンドリーな設計となっています。

この記事が良かったら
いいねしよう

毎日情報を更新しています。

この記事が良かったら
いいねしよう

毎日情報を更新しています。

関連記事

My Crypto Heroes (マイクリ)

日本発!世界のDApps業界をリードするブロックチェーンRPGです。歴史上のヒーロー達を、集め・鍛え・編成し、Crypto Worldを制覇せよ!

【インタビュー】ブロックチェーンはゲームにどんなイノベーションをもたらすのか 第1回 参入した理由 アクセルマーク尾下氏

Contract Servant(コントラクトサーヴァント)を開発するアクセルマークに、ブロックチェーンゲームインフォの木村がインタビューを行いました。 3回にわたって、お送りします。 第1回 参入した理由 第2回 価値の担保について 第3回 この一年の振り返り 参加者 尾下 順治氏 アクセルマーク株式会社代表取締役 三上 裕貴氏 コントラクトサーヴァントディレクター 木村 義彦  ブロックチェーンゲームインフォ編集長

2019-05-07

ブロックチェーンゲーム『コントラクトサーヴァント』、 スマホ向けRPG『ワールドクロスサーガ』コラボキャンペーンを開催!

ブロックチェーンゲーム『コントラクトサーヴァント』、 スマホ向けRPG『ワールドクロスサーガ』コラボキャンペーンを開催! ~ワクサガキャラサーヴァント1100枚を抽選でプレゼント~

2019-01-24

【インタビュー】ブロックチェーンはゲームにどんなイノベーションをもたらすのか 第2回 価値の担保について アクセルマーク尾下氏

コントラクトサーヴァントを開発するアクセルマークに、ブロックチェーンゲームインフォの木村がインタビューを行いました。 3回にわたって、お送りします。 第1回 参入した理由 第2回 価値の担保について 第3回 この一年の振り返り 参加者 尾下 順治氏 アクセルマーク株式会社代表取締役 三上 裕貴氏 コントラクトサーヴァントディレクター 木村義彦 ブロックチェーンゲームインフォ編集長

2019-05-10

コントラクトサーヴァントのボードゲーム版試遊会レポート

2月7日、アクセルマークのコントラクトサーヴァントチームにて、コントラクトサーヴァントのバトルを再現したボードゲーム版の試遊会が開催されました。 ブロックチェーンゲームインフォの浜田が参加し、コントラクトサーヴァントのバトルを体験しました。

2019-02-08

【インタビュー】2018年のブロックチェーンゲームとこれから 根本氏( @dujtcr77 )、コントラクトサーヴァント田中氏

ブロックチェーンゲーマーの根本晃氏とコントラクトサーヴァントのプロデューサーの田中和之氏が対談を行いました。 ブロックチェーンゲーム業界の振り返りとこれからをお送りします。

2019-01-15

【ゲームランキング発表】2019年押しブロックチェーンゲームはこれ!新春キャンペーンアンケート結果

2019年あなたの推しブロッチェーンゲームはこれ! BlockchainGameInfo & GO!WALLET共催 新春Twitterフォロー&リツイートキャンペーンで、2019年の推しブロックチェーンゲームランキングを発表いたします!

2019-01-31

【インタビュー】どんなブロックチェーンゲームにワクワクするのか。 根本晃氏( @dujtcr77 )

MyCryptoHeroesへのアドバイザリー参画、コントラクトサーヴァントとのアドバイザー契約など、多くのブロックチェーンゲームへ影響を与えている根本氏。 今回、どんなゲームに根本氏が惹かれるのか。これからどんなゲームが出てきてほしいのかについてインタビューを行いました。

2019-01-10

シェア

ツイート

著者について

ブロックチェーンゲームインフォ 浜田

ブロックチェーンゲームについてのイベント情報・ゲーム攻略情報を紹介しています。

インタビューの記事

【CryptoSpells】TCG × ブロックチェーンの可能性を考える会第一回 ブロックチェーンの可能性

2019年04月12日

【インタビュー】ブロックチェーンはゲームにどんなイノベーションをもたらすのか 第1回 参入した理由 アクセルマーク尾下氏

2019年05月07日

【インタビュー】炎上を超えて。 CryptoGames株式会社 小澤孝太氏

2019年01月12日

【インタビュー】ブロックチェーンはゲームにどんなイノベーションをもたらすのか 第2回 価値の担保について アクセルマーク尾下氏

2019年05月10日

【インタビュー】CryptoKanojoの展望。ライトな層を狙える「MOE」「KAWAII」の強み 青樹氏・有藤氏

2018年12月18日

dAppsゲームのプレセールに異論を唱えた理由 fukuhara@雑記ブログ氏

2018年11月28日

【インタビュー】Cocos-BCXとは。 Cocos-BCX Japan 藤田氏 阿部氏

2018年12月27日

【インタビュー】どんなブロックチェーンゲームにワクワクするのか。 根本晃氏( @dujtcr77 )

2019年01月10日

【インタビュー MyCryptoHeroes 上野氏 後編】見えてきた新しいターゲット層と将来の姿

2018年11月15日

【インタビュー モバイルファクトリー 秦氏、吉田氏】dAppsが流行る未来を作る為に

2018年11月30日

【インタビュー グッドラックスリー 周氏】くりぷ豚レース機能と今後の展開・課題について

2018年11月22日

【インタビュー double jump.tokyo株式会社 上野氏】βバトル版を終えて、見つかった課題と今後の展望を聞いてきました。

2018年11月09日

新着記事

コントラクトサーヴァント- カードゲーム - 事前登録受付中

PlayDAppに登録してプレセール予約をしよう!プレセール開始タイミングはメールでお知らせ致します。登録された方にコモンサーヴァント1体プレゼント!

TCG × ブロックチェーンの可能性を考える第五回 炎上を振り返る

2019年05月24日

MyEtherWallet(マイイーサーウォレット)で自分のウォレットにアクセスする方法:MEWconnect

2019年05月24日

堀江貴文氏が豚のキャラクター「ホリエトン」になって参戦!『くりぷ豚』リリース1周年 記念イベント開催中!

2019年05月23日

マイイーサウォレット(MyEtherWallet)の新バージョンMEW V5はシンプルなデザインを特徴としたウォレット

2019年05月23日

ARを使ったブロックチェーンゲーム「AUGMENTORS」とは?クローズドMVPがリリース!

2019年05月22日

クリプトダービー(Crypto Derby)について

2019年05月22日

クオン、世界1億DL超えキャラクターのライセンス権をブロックチェーン技術を用いて販売開始!

2019年05月22日

楽天ウォレットの概要について

2019年05月22日

Holo(ホロ)の特徴について

2019年05月21日

【TomoChainはイーサリアムをベースに作られた仮想通貨。特徴を簡単解説】

2019年05月21日

【Enjinはブロックチェーンに特化したプラットフォーム。特徴を簡単解説】

2019年05月20日

仮想通貨・ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtec(テックテク)が、仮想通貨に関する税金カリキュラムを5月20日より提供開始します。

2019年05月20日