木村 : 2019年はどんなブロックチェーンゲームを作ってほしいですか?
または、出てきてほしいですか?
根本氏 : 2018年は、開発が考えるゲームとユーザーが考えるゲームがずれているところがありました。
ブロックチェーンは技術にほれ込んでいる人が多いので、「dappsたるゲームをつくりたい」という考えと、我々が求めているものは全然違っていて、開発だけで作ったビジョンをやろうとしてしまった事があり、なんで一言ユーザーの声を聴いてくれなかったのかと何度も悔しい思いをしました。
なので、作ってほしいゲームは、ユーザーの声を聴いたゲームです。
出てきてほしいゲームは、「消費したくなるゲーム」に尽きると思います。
そうじゃないとお金は回ってこないと思います。
投資性が無くてもエンタメとして課金する要素が含まれたゲーム。
ユーザーが納得してお金を出せるゲームじゃないとだめです。
田中氏 : ゲームってそもそもなんなのかっていう意味もありますよね。
ゲームは本来、お金を稼ぐことが一番重要なわけではなく、お金を払ってでも体験をしたいと思うものであるべきだと思います。
そこが、今のブロックチェーンゲームの根っこの部分では逆転していて、お金を稼ぐ事が大きな目的になりすぎてしまい、ゲーム色が少なくなってしまっている気がしますね。
根本氏 : 2018年はそれがよくわかった一年でしたね。
田中氏 : 根本さんがアドバイザーに入ってくださったことで、ユーザーが求めているものに対して、集中的に向き合うことができました。
事業的な収益性だけを重視して、投資家・投機家をターゲットにするのであれば、それこそ投機的な部分だけを担保したゲームをリリースするのでもいいんじゃないかという意見もあったんです。
でもそれってユーザー側が本当に求めているものとちょっと違う、ユーザーが一番楽しめる状況を提供する事が「最低限」の成功の条件だなと思って、プレセールの内容の変更や、ゲームとしての面白さも突き詰める方向に舵を切りました。
誰に向かって提供するサービスなのかと言うのを、より真剣に見つめなおす事ができたことが、根本さんと意見交換をさせていただいている中で一番大きな影響でした。
根本氏 : それは嬉しいですね
田中氏 : まずはコントラクトサーヴァントをしっかり作りこみたいです。
ゲームって、「世界」が合って、そこに対して、ゲーム性を載せていきます。
いろんな作業があって、それをユーザーにわかってもらえるようにしなければいけない。
先に言っときますと、一番面白いゲームになるとメンバー全員が信じて作り込んでいます。
今作っているものは全てにおいて本気です。細部にもめっちゃこだわっていますが、それが、最低限の「ゲーム」の定義です。
作り手のエゴでもあるとも思っていますが、それくらい細かく作りたいですね。
根本氏 : 私は欲張りで、アドバイザーもそうですし、発信活動もそうですし。
ブロックチェーンゲームを盛り上げていきたいと言う気持ちがある。でもブロックチェーンゲーム業界だけ盛り上がって自分が置いて行かれるのはいやなので、盛り上がったブロックチェーン業界に自分の場所を確保したいと思っています。
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